徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

スギ花粉飛散はもう始まっている?

2016年01月15日 05時27分39秒 | 小児科診療
 スギ花粉症患者でもある私は、最近外で活動すると鼻がグズグズする印象があります。
 まだスギ花粉は飛んでいないはずだけどなあ・・・と思いきや、こんなニュースを目にしました;

■ スギ花粉、例年より早く 2月上旬にも飛散か
2016.1.14:毎日新聞
 日本気象協会(東京)は14日、今春のスギ花粉の飛散予測を発表した。西日本や東日本では例年より数日早い2月上旬から飛び始める見込み。担当者は「さらに前から微量が飛ぶこともあり、事前の花粉症対策を」と呼び掛けている。
 気象協会によると、西日本と東日本では暖冬の影響で、2月から3月にかけて気温が平年並みか高くなり、飛散が早まる。北日本では平年並みの2月下旬以降に飛ぶと予測している。
 花粉の量は地域により異なる。東北は昨年夏、気温が高く日照時間はほぼ平年並みでスギの芽が育ちやすい条件がそろい、特に太平洋側では過去10年の平均よりやや多くなる。
 関東は平均と同じ程度。近畿や四国、九州は夏の気温が低く日照不足だったため、平均より少ないという。北海道にはスギがほとんどない。


 昨年デビューした「スギ花粉舌下免疫療法」も手応えがある様子;

■ スギ花粉症8割「改善」 保険適用の舌下免疫療法 厚労省調査
2015.6.12:毎日新聞
 スギ花粉のエキスを口に含んで花粉症を治す「舌下免疫療法」を受けた患者へのアンケートで、ほぼ8割が例年と比べて症状が改善したと答えたとの調査結果を、厚生労働省研究班がまとめた。
 同療法の治療薬は昨年10月に発売され、12歳以上で健康保険適用となった。研究班の岡本美孝・千葉大教授(耳鼻咽喉科)は「最低でも2年間は毎日服薬が必要。通院などの負担はあるが、2年目となる来年の方が効果の自覚は強くなるだろう」としている。
 千葉大や日本医大、埼玉医大など6施設で、昨年10月から今年1月に治療を始めた13~78歳の患者102人を対象に、今年の花粉飛散時期の症状などを尋ねた。

 例年の症状との比較では
「症状がなかった」(9%)と
「軽かった」(69%)
 と回答した人が8割近くを占めた。
「中程度だった」は20%、
「重かった」は2%だった。

 効果の自覚についても
「とても効いた」が26%で、
「効いた」(33%)や
「やや効いた」(19%)
 と合わせ、6~8割が高い評価を付けた。
「効かなかった」は4%だった。

 1日1回、薬を2分ほど口に含んで飲み込む必要があるが、「口のかゆみ」「のどの違和感」「くしゃみ」などの副作用があったと答えたのは23%だった。7%は「副作用のため治療の継続を悩んだ」とした。
 通常2~3カ月で効果が出始めるという。岡本教授は「スギ花粉症かどうか検査を受けた上で9~12月に始めると続けやすく負担が少ないだろう」と話している。

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