本日の外来は発熱患者が多く、インフルエンザの検査をすると半分以上A型が陽性でした。
例年より遅れましたが、いよいよ本格的なインフルエンザ流行期に突入した感があります。
一方、こんなニュースが目に付きました;
■ おたふくかぜ流行の兆し…夏に向け増加「予防を」
(毎日新聞2016年1月25日)
□ 4年半ぶり
耳の下側が腫れるのが特徴で、一般に「おたふくかぜ」と呼ばれるウイルス性の感染症「流行性耳下腺炎」の患者が増え、4年半ぶりに全国的な流行の兆しがあることが、国立感染症研究所のまとめで分かった。子どもを中心に広がるため、専門家は手洗いやワクチンの接種など対策の徹底を呼びかけている。
おたふくかぜはムンプスウイルスに感染することで発症する。潜伏期間が2~3週間と長く、耳やあごの下が腫れて熱が出る。通常は2週間以内に自然に治るが、髄膜炎を併発したり、1000人に1人程度の割合で難聴になったりする場合もある。近年は4~5年周期で流行しているが、周期の理由ははっきりしないという。
感染研感染症疫学センターの砂川富正室長は「この時期では報告数が過去10年で3番目に多い。流行する年は冬から夏に向けて増加する傾向があり、全国的流行が懸念される。手洗いのほか、有効なワクチンもあり、しっかり対策してほしい」と話している。
下線を引いた部分に注目してください。
難聴の合併症は、以前考えられていた頻度より多く発生していることが、近年になって明らかになりました。片側だけのことが多いのでわかりづらかったのですね。
身近なところでは、後輩の女医さんにも被害者がいます。
残念ながら発症すると有効な治療法がなく、一生治りません。
しかし、おたふくかぜはワクチンで予防することは可能であり、罹らなければ当然難聴の合併症の心配もありません。
例年より遅れましたが、いよいよ本格的なインフルエンザ流行期に突入した感があります。
一方、こんなニュースが目に付きました;
■ おたふくかぜ流行の兆し…夏に向け増加「予防を」
(毎日新聞2016年1月25日)
□ 4年半ぶり
耳の下側が腫れるのが特徴で、一般に「おたふくかぜ」と呼ばれるウイルス性の感染症「流行性耳下腺炎」の患者が増え、4年半ぶりに全国的な流行の兆しがあることが、国立感染症研究所のまとめで分かった。子どもを中心に広がるため、専門家は手洗いやワクチンの接種など対策の徹底を呼びかけている。
おたふくかぜはムンプスウイルスに感染することで発症する。潜伏期間が2~3週間と長く、耳やあごの下が腫れて熱が出る。通常は2週間以内に自然に治るが、髄膜炎を併発したり、1000人に1人程度の割合で難聴になったりする場合もある。近年は4~5年周期で流行しているが、周期の理由ははっきりしないという。
感染研感染症疫学センターの砂川富正室長は「この時期では報告数が過去10年で3番目に多い。流行する年は冬から夏に向けて増加する傾向があり、全国的流行が懸念される。手洗いのほか、有効なワクチンもあり、しっかり対策してほしい」と話している。
下線を引いた部分に注目してください。
難聴の合併症は、以前考えられていた頻度より多く発生していることが、近年になって明らかになりました。片側だけのことが多いのでわかりづらかったのですね。
身近なところでは、後輩の女医さんにも被害者がいます。
残念ながら発症すると有効な治療法がなく、一生治りません。
しかし、おたふくかぜはワクチンで予防することは可能であり、罹らなければ当然難聴の合併症の心配もありません。