B型肝炎ワクチン、知ってますか?
日本ではお母さんがキャリア(発症はしていないけどウイルスを持っている状態)の場合に限定して母子感染を予防する方策をとっていますが、世界標準は子ども全員に接種する方法です(ワクチン後進国日本!)。
<参考HP>
・「日本の子どもが接種するワクチン(KNOW*VPD)」
感染源はお母さんだけではなく、お父さんからも可能性があり、まれながら水平感染もあるので全員に接種する方法が望まれます。当院でも「お父さんがキャリアなのでワクチンを接種しておきたい」と希望される方もいらっしゃいます。特に外国の方はB型肝炎ワクチンをするのが当たり前という感覚があって「なぜ日本ではやらないの?」という雰囲気さえ感じられます。
B型肝炎ウイルスに感染すると、ほとんどの方が一過性の急性肝炎を発症して治癒するのですが、一定の比率でキャリア化します(低年齢ほど多い)。そしてキャリア化した場合、将来癌化する可能性があります。
B型肝炎ワクチンは、肝癌を予防するワクチンなのです。
HPV(子宮頚癌)ワクチンが「初の癌予防ワクチン」とメディアが報道しましたがこれは誤りで、B型肝炎ワクチンが世界初の癌予防ワクチンなのです。
さて、いち早くこのワクチンに注目して接種料金を補助する自治体が現れました。子どものためによいことですから、他の市町村も後を追って欲しいものです。
■ B型肝炎予防接種 茨城県守谷市、全国初の全額補助
(2012.3.3:産経新聞)
守谷市は、新年度からB型肝炎を予防するワクチン接種を全額補助することになり、661万円を平成24年度一般会計当初予算案に計上した。B型肝炎ワクチン接種の全額補助は全国でも初めてという。
同市では昨年1月から、子宮頸がん予防▽ヒブ▽肺炎球菌▽水痘▽おたふくかぜ-の5ワクチン予防接種の全額補助を実施しているが、新たにB型肝炎ワクチン接種も全額補助する。
これにより、重篤な感染症を引き起こす恐れのある予防接種全てが全額補助される。乳児に予防接種を受けやすい環境を整備することで、子育て世代の経済的負担軽減を図るのが目的。
対象は、市内に住む生後2カ月から1歳未満の乳児で、この間の接種3回まで助成する。市内にある協力医療機関で接種した場合は全額助成し、協力医療機関以外や市外の医療機関で接種した場合も1回6300円を上限に助成する。同市では対象乳児を350人と見込んでいる。
日本ではお母さんがキャリア(発症はしていないけどウイルスを持っている状態)の場合に限定して母子感染を予防する方策をとっていますが、世界標準は子ども全員に接種する方法です(ワクチン後進国日本!)。
<参考HP>
・「日本の子どもが接種するワクチン(KNOW*VPD)」
感染源はお母さんだけではなく、お父さんからも可能性があり、まれながら水平感染もあるので全員に接種する方法が望まれます。当院でも「お父さんがキャリアなのでワクチンを接種しておきたい」と希望される方もいらっしゃいます。特に外国の方はB型肝炎ワクチンをするのが当たり前という感覚があって「なぜ日本ではやらないの?」という雰囲気さえ感じられます。
B型肝炎ウイルスに感染すると、ほとんどの方が一過性の急性肝炎を発症して治癒するのですが、一定の比率でキャリア化します(低年齢ほど多い)。そしてキャリア化した場合、将来癌化する可能性があります。
B型肝炎ワクチンは、肝癌を予防するワクチンなのです。
HPV(子宮頚癌)ワクチンが「初の癌予防ワクチン」とメディアが報道しましたがこれは誤りで、B型肝炎ワクチンが世界初の癌予防ワクチンなのです。
さて、いち早くこのワクチンに注目して接種料金を補助する自治体が現れました。子どものためによいことですから、他の市町村も後を追って欲しいものです。
■ B型肝炎予防接種 茨城県守谷市、全国初の全額補助
(2012.3.3:産経新聞)
守谷市は、新年度からB型肝炎を予防するワクチン接種を全額補助することになり、661万円を平成24年度一般会計当初予算案に計上した。B型肝炎ワクチン接種の全額補助は全国でも初めてという。
同市では昨年1月から、子宮頸がん予防▽ヒブ▽肺炎球菌▽水痘▽おたふくかぜ-の5ワクチン予防接種の全額補助を実施しているが、新たにB型肝炎ワクチン接種も全額補助する。
これにより、重篤な感染症を引き起こす恐れのある予防接種全てが全額補助される。乳児に予防接種を受けやすい環境を整備することで、子育て世代の経済的負担軽減を図るのが目的。
対象は、市内に住む生後2カ月から1歳未満の乳児で、この間の接種3回まで助成する。市内にある協力医療機関で接種した場合は全額助成し、協力医療機関以外や市外の医療機関で接種した場合も1回6300円を上限に助成する。同市では対象乳児を350人と見込んでいる。