今日は数日振りの雨でしたが、思いのほか大雨になって、結構ずぶぬれになってしまいました。今夜にかけてまだ降るらしく、雷も予報されるほど荒れた天気になるみたいです。これでは、せっかく満開に揃った桜も、今夜のうちにあらかた散ってしまうかもしれませんね。
さて、「靖国」という映画が、次々と上映中止となり、どうやら当面は大阪の1映画館だけでしか上映される見込みはなさそうだ、との報道を読みました。報道が正しいとすれば、原因は国会議員による『事前検閲』ともとられているらしい試写会のあと、上映を予定していた映画館に民族派政治団体から有形無形の働きかけがあり、混乱を回避するために上映を取りやめたところが続出したのだそうです。
うーん、映画について、観ないうちから何も言えそうにないというのが正直なところですし、是であれ否であれ、何か言うためにも私は上映くらいかまわないのではないか、と思ったりするのですが、そもそも靖国神社について、行ったことがあったりどういうものであるかそれなりに正確に知っている人が、国民の中でどれくらいあるのか、というよりも多分相当少なくて、毎年首相が参拝するのしないのというある意味どうでもいいようなことにうつつを抜かすマスコミ報道によるいびつな知識しか持ち合わせていない人が多いんじゃないか、映画云々よりそっちのほうがよっぽど問題だろう、と私には思えるのです。
映画の公式サイトを観ても、どうも大東亜戦争との結びつけでしかこの神社のありようが語られていないみたいですし、『靖国予備知識』と銘打った大きなボタンがありながら、ちゃんとリンクがなくてぜんぜん役に立ってなかったり、と、ドキュメンタリー映画とせっかく言っているんですから、もう少し、アメリカと戦争した、ということすら満足に知らない今時の若者にも靖国神社を知ることができるような配慮がしてあってもいいんじゃないか、と感じます。
映画上映に反対する方々も、そういうまったく無知蒙昧な状態に置かれてしまった我が国の民草が何の予備知識もないまま映画を観てしまうことの危険性について憂慮したのでは、なんて考えると、反対するのもわからないでもない気もいたしますが、できれば私などは、映画の中身を判断するためにも、近所で上映して欲しかった、という想いがぬぐえません。唯一上映される大阪の映画館は、行けない事もないのですが、上映期間はわずか1週間では行けるかどうかはなはだ怪しいですし、第一仮に行けたとしても、100席に満たない小さいところでは、ちゃんと入場できるかどうかがまた不安になります。
社民党の党首サンは、自主上映を検討する、と息巻いておられるようですが、映画をやるやらないの前に、まず国民に「靖国神社」についての基礎知識を伝授する方法を検討するのが政治家の務めではないか、と思います。こんな風に公式サイトもありますし、ネット上には他にもたくさんのデータが公開されているんですから、そういうのを紹介するだけでも随分違うんじゃないでしょうか。
私は、あの当時の人々がどんな世界観を持ち、常日頃何を考え、何を感じ、どう生きようと、あるいは死のうとしたか、そんな数多の意識・無意識の解析なくして、「靖国神社」は現代人には理解の難しい施設になっているんじゃないか、という気がしてなりません。
さて、「靖国」という映画が、次々と上映中止となり、どうやら当面は大阪の1映画館だけでしか上映される見込みはなさそうだ、との報道を読みました。報道が正しいとすれば、原因は国会議員による『事前検閲』ともとられているらしい試写会のあと、上映を予定していた映画館に民族派政治団体から有形無形の働きかけがあり、混乱を回避するために上映を取りやめたところが続出したのだそうです。
うーん、映画について、観ないうちから何も言えそうにないというのが正直なところですし、是であれ否であれ、何か言うためにも私は上映くらいかまわないのではないか、と思ったりするのですが、そもそも靖国神社について、行ったことがあったりどういうものであるかそれなりに正確に知っている人が、国民の中でどれくらいあるのか、というよりも多分相当少なくて、毎年首相が参拝するのしないのというある意味どうでもいいようなことにうつつを抜かすマスコミ報道によるいびつな知識しか持ち合わせていない人が多いんじゃないか、映画云々よりそっちのほうがよっぽど問題だろう、と私には思えるのです。
映画の公式サイトを観ても、どうも大東亜戦争との結びつけでしかこの神社のありようが語られていないみたいですし、『靖国予備知識』と銘打った大きなボタンがありながら、ちゃんとリンクがなくてぜんぜん役に立ってなかったり、と、ドキュメンタリー映画とせっかく言っているんですから、もう少し、アメリカと戦争した、ということすら満足に知らない今時の若者にも靖国神社を知ることができるような配慮がしてあってもいいんじゃないか、と感じます。
映画上映に反対する方々も、そういうまったく無知蒙昧な状態に置かれてしまった我が国の民草が何の予備知識もないまま映画を観てしまうことの危険性について憂慮したのでは、なんて考えると、反対するのもわからないでもない気もいたしますが、できれば私などは、映画の中身を判断するためにも、近所で上映して欲しかった、という想いがぬぐえません。唯一上映される大阪の映画館は、行けない事もないのですが、上映期間はわずか1週間では行けるかどうかはなはだ怪しいですし、第一仮に行けたとしても、100席に満たない小さいところでは、ちゃんと入場できるかどうかがまた不安になります。
社民党の党首サンは、自主上映を検討する、と息巻いておられるようですが、映画をやるやらないの前に、まず国民に「靖国神社」についての基礎知識を伝授する方法を検討するのが政治家の務めではないか、と思います。こんな風に公式サイトもありますし、ネット上には他にもたくさんのデータが公開されているんですから、そういうのを紹介するだけでも随分違うんじゃないでしょうか。
私は、あの当時の人々がどんな世界観を持ち、常日頃何を考え、何を感じ、どう生きようと、あるいは死のうとしたか、そんな数多の意識・無意識の解析なくして、「靖国神社」は現代人には理解の難しい施設になっているんじゃないか、という気がしてなりません。
