我が国には、まともな野党というのはひょっとして育たないものなのでしょうか? 国民のため、国のために働くのが国会議員という政治家の仕事で、中でも野党は、政府が提案し、実行しようとする政策の疑問点を突いて、国民に課題や問題点、争点をより判りやすいようにしたり、まともな対案を出して国政をより国民のためになるよう政府とともに政治を行なっていく存在だと思うのですが、このところは川口参院環境委員長を引きずり下ろす事にばかり精力を注ぎ、全く仕事らしい仕事をしているようには見えません。それどころか、報道の言を信じるならば、「国益とか言うが、そういうことをわれわれが判断する立場にない」などと信じがたい放言を宣った参院民主党の幹部議員がいらっしゃるのだとか。その主義主張思想信条はそれぞれの立場であるにせよ、およそ国益を判断しないような輩に、与党であれ野党であれ国会議員になどなってもらいたくはありません。これはいつものマスコミの都合で行われる発言トリミングであることを祈りたい気分ですが、民主党なら正味そのままの意味で発言したかもしれぬ、と暗澹たる気分になってしまうのが残念です。
民主党始め、野党各党は与党・政府の支持率の高さに焦っているんでしょうかね? 歴史を紐解けば、強勢を誇った国や組織が、あるところを境に急激に衰えて驚くべき速度で滅んでしまう例がいくつも見いだせますが、今の野党の有り様は、そうして滅亡していったかつての様々な組織の流れをきっちりなぞっているかのように思えます。今こそ粘り強く臥薪嘗胆の気持ちで時節の到来を待ちながら剣が錆びないように不断の努力が求められる時なのに、それに成功した極僅かな事例に習うことが出来ず、貧すれば鈍するとはまさにかくのごとしを体現して朽ち果てる未来への道をわざわざ選んでいるようにしか見えません。この夏の参院選がそんなトドメにならないように猛省あるべし、と申し上げたいですが、「反省はどうでもいい。ポジティブにやった方がいい」と、2番ではダメなのか? と言った同じ口とは思えない積極策を提示される方もおられるようで、前途の暗雲は容易には晴れないようです。
民主党始め、野党各党は与党・政府の支持率の高さに焦っているんでしょうかね? 歴史を紐解けば、強勢を誇った国や組織が、あるところを境に急激に衰えて驚くべき速度で滅んでしまう例がいくつも見いだせますが、今の野党の有り様は、そうして滅亡していったかつての様々な組織の流れをきっちりなぞっているかのように思えます。今こそ粘り強く臥薪嘗胆の気持ちで時節の到来を待ちながら剣が錆びないように不断の努力が求められる時なのに、それに成功した極僅かな事例に習うことが出来ず、貧すれば鈍するとはまさにかくのごとしを体現して朽ち果てる未来への道をわざわざ選んでいるようにしか見えません。この夏の参院選がそんなトドメにならないように猛省あるべし、と申し上げたいですが、「反省はどうでもいい。ポジティブにやった方がいい」と、2番ではダメなのか? と言った同じ口とは思えない積極策を提示される方もおられるようで、前途の暗雲は容易には晴れないようです。