かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ハズレ馬券裁判、常識的には勝たなければオカシイと思いましたが、それにしても画期的な判決でした。

2013-05-23 21:17:38 | Weblog
 今日は朝から何故か体がだるく、疲れが溜まっているような感じが抜けませんでした。ただ、昨晩は久しぶりに半身浴をたしなみ、就寝もいつもより早めに寝て、睡眠時間は十分確保しており、しかも、普段なら最も気力体力が充実する木曜日でもあり、そんな体調になるのはどうもオカシイのです。そこで色々考えた結果、これはやはりアレルギーしか無いだろう、と結論を出したところです。ヒノキ花粉も下火になった最近は整腸剤も飲まないようになり、マスクも外して外を出歩いておりました。その油断がまずかったのではなかろうか、と思い至った次第です。昨日からずっと鼻がムズムズしっぱなしでしたし、今日は何度もくしゃみを連発してまるで花粉症そのものの状態でした。その症状と全身症状からみて、恐らくこれはそろそろ蠢き始めたイネ科雑草の花粉のせいではないかと思われます。ひどくなると正にアナフィラキシーショックを起こす恐ろしい花粉ですが、まだ飛び始めるには少し早いか、と高をくくっていたのです。今日はとりあえず夕食後に薬を飲み、明日からは外出時にはマスクを使うようにしようと思います。

 さて、ハズレ馬券が経費として認められるかどうかを争う裁判、その判決を注目しておりましたが、結局、経費として認める、しかしながら儲けの分を申告していなかったので、その部分は有罪、という、地裁にしてはなかなかわかりやすい明確な判決が下されました。この被告の場合、馬券の取り扱いが全てネットで行われ、全ての履歴がはっきりしていたことや、独自の必勝プログラムにもとづき、ある程度の負けも織り込みながら購入を続けていたことなどが判決に反映されたのでしょうが、それにしても1審とは言え、司法が競馬のハズレ馬券を当たりの収益を得るための必要経費として認めた、というのは実に画期的な話ではないか、と感じました。ただ、検察もさすがにこれで控訴しないとは思えませんので、確定までは暫くかかるでしょうが、最終的には同じような結論になって貰いたいと切に思いました。
 それにしても、こういう裁判こそ裁判員制度でやるべきなのではないのでしょうか? あまりに凄惨な写真などを見せられたりしたために心的障碍を被った裁判員の話などを見るにつけ、そのような重大な犯罪を裁くのに普通のヒトを巻き込んだりするのはどうも無理があるように思えます。マンガやゲームなどでは残虐で暴力的な描写が心理的な影響をおよぼす、などとまことしやかに語られるのに、そんなフィクションよりもはるかにリアルな現実の犯罪行為を見せつけてその影響を論じないというのもおかしな話です。それよりも、このハズレ馬券の裁判の方が、よっぽど検察の不思議で不可解な発想を一般常識とすり合わせする必要があるように感じられてなりません。見直しを図る時には、是非そういった点も考慮した形にしていって貰いたいものです。

コメント
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