かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

香港行政府がまさかの撤回宣言。香港の混乱がようやく終息するのでしょうか?

2019-09-04 20:59:35 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は24.7℃、最高気温は33.7℃。五條市の今朝の最低気温は21.8℃、最高気温は32.9℃でした。今日も気温が真夏並みに上がりましたが、午後になって積乱雲が急発達し、3時前頃から猛然と雷雨が降ってきました。近くに落ちたと思われるような轟音も2回位ありましたが、この雨のおかげで暑さも一気に和らぎ、夜は涼しくなっています。ちなみに奈良市では10ミリちょっとくらいでしたが、橿原市の方は39ミリと中々の雨量を記録していました。明日も変わらず暑い一日になりそうですが、大気が不安定になっているのか明日も雷雨の可能性があるとの予報が出ています。一雨あれば夕方以降は涼しくなるので、できれば降ってもらいたいところです。

 さて、不穏な情勢が続く香港ですが、今日、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が、デモを引き起こした「逃亡犯条例」改正案について、これを完全に撤回すると発表しました。空港や地下鉄などで大規模なデモが発生して3ヶ月、最悪このままデモが激化して人民解放軍が介入、戒厳令が布かれて香港の自治は過去のものになる、という風になるのかも、と思っていたのですが、行政府の長がよもや撤回を認めるとは、正直意外でした。中国共産党政府はこれを受け入れたんでしょうか? ちょっと今でも信じがたいのですが、アメリカとの貿易戦争が加熱する中で、ドル箱の一つである香港の混乱を早期にかつ軟着陸で収拾することにしたのだとすれば、なんとなく理解できる気もいたします。ただ、デモを行っている方は、「逃亡犯条例」改正案撤回に加えて、でもで捕まった人の解放、警察のデモ隊に対する「暴力」を調べる独立調査委員会の設置、普通選挙の実現などと言った民主化プロセスの実現を主張しておられますから、果たしてこれで収拾がつくかどうかはまだ不分明なところがあります。むしろかさにかかって要求貫徹を目指したりしたら混沌はまだまだ続き、今度こそ人民解放軍投入、という事態になるやもしれませんね。まあできればこれで手打ちとして、デモ側も要求を取り下げるなり要求内容を緩和するなりして歩み寄りを見せ、香港の安定化に意識を向けてくれたら、と思いますが、まだしばらく様子を見る必要があるのでしょう。
 
コメント
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