子供の視力がスマホで低下としながら授業でタブレットを配る文科省の不思議

　今朝の奈良市の最低気温は２４．４℃、最高気温は３１．３℃、五條市の最低気温は２３．２℃、最高気温は３１．２℃でした。今日は未明から雨が降り、日中は雲が多く日が閉ざされ、１５時頃には奈良県下広範に夕立が観測されました。私が出張していたところなどひっきりなしに雷が鳴り響き、ひときわ大きな雷鳴が轟いた時は、建物が振動して照明がチカチカと消えかかりました。もう少し酷ければ停電もあり得たでしょう。そんな天気のために気温はあまり上がらず、今宵は比較的涼しい夜を迎えています。ただそんな過ごしやすそうな天気も今日限りで、明日明後日はまたとんでもない猛暑が予想されています。明日の最高気温は３６℃、明後日３７℃！　と体温超えの最高気温が予報されているので、熱中症等には十分に気をつけないといけません。次の天候悪化と気温低下は、週末の土日になる模様です。
　
　さて、文部科学省が、２０２０年度の学校保健統計調査の調査結果を発表しました。それによりますと、裸眼視力が１．０未満の割合が、小学生では３７．５２％、中学生では５８．２９％といずれも過去最悪の数字を記録したとのことです。更に、視力低下は年齢が上がるとともに増大する傾向があり、小１で２４．２２％、小６は４９．４７％、中３は６０．６１％となっています。その原因について、文部科学省は、「スマートフォンなどデジタル端末の利用時間の増加が一因では」と言う見解を示している模様です。
　その一方で、文部科学省では小中学校で一人１台ずつ学習用のタブレットを配布する「ＧＩＧＡスクール構想」を推し進めています。デジタル端末が視力低下の一因と見ていながら、その機会を増やす方向で学習指導を実施しようとするという。まあこの手の矛盾は別に文科省に限らず枚挙にいとまがないとも思いますが、デジタル端末が目を傷めるのが事実であるとするならば、もはや時代を逆戻りさせる事はかなわないのですから、視力低下を防ぐ方法を考えていかねばなりません。
　ところで、今回のような数字を表すのに、小数点以下二桁が必要なんでしょうか？　統計的に有効な桁数ならよいのですが、どうも不要なように思えてしょうがないです。