街中の監視カメラ、画質もさることながら、顔半分見えてないのに個人特定できるなんて、なんともすごい時代になったものです。

　今朝の奈良市の最低気温は２５．９℃、最高気温は３４．３℃、五條市の最低気温は２２．３℃、最高気温は３３．５℃でした。このところずっと不安定な空模様が続いていましたが、ようやく一日日差しが陰らない、安定した夏空がやってきました。例年なら、多分３、４週間前に見られるような空だと思いますが、その頃にはついぞ見られなかった空が、８月ももう終わろうかという時になってようやく出現しています。やっぱりこの間の秋雨が実は梅雨だったりするんじゃないかと疑いたくなるような天気回りですが、そのような天気の割に気温は若干低めでした。猛暑厳しいのは変わらないのですが、流石に８月も末となるとどれだけ照っても無茶苦茶な高気温にはなりにくくなっているのかも知れません。まあそうであって欲しいという願望でしかないかもしれませんが。
　
　さて、２４日に、東京都港区の地下鉄白金高輪駅で、２２歳の男性が突然年齢不詳の男性から硫酸をかけられて大けが、近くにいた女性も飛沫が飛んでけがをした事件がありましたが、警視庁はその容疑者として、静岡市の職業不詳、花森弘卓容疑者（25）を傷害の疑いで本日全国に指名手配しました。花森容疑者はその日のうちに静岡市に帰っているという足取りは把握されており、すでに家宅捜索もなされたようですが、現在のところ行方がつかめていないようです。そこで警視庁は容疑者の画像を公開して、市民からの情報提供を呼びかけています。
　もう個人を特定できているとはすごいですね。公開されている地下鉄駅の監視カメラ映像では、白いマスクで顔の半分を覆い、黒帽子で髪型も隠れて、ただ体格と目元位しか個人を示す記号が無いというのに、個人判別ができたことに驚きを禁じえません。前科があるとかで、何らかの個人データが警察関係に保存されていたとか言うようなことでもあったんでしょうか？
　しかしもう今や大抵のところは何らかの監視カメラが作動し、更に車にも車載カメラが普及して、昔に比べこの手の情報が豊富に集められるようになっています。更にこのように顔が半分隠れていても個人特定できるとなると、路上等での犯行はまず逃げられないと考えて然るべきですね。そういう情報がもっと行き渡れば、犯罪を抑止することもできるのではないかと思いますが、合わせて監視カメラの量や質もどんどん上げていって安全安心なまちづくりに貢献してもらいたいものです。