熊に押し入られた秋田のスーパーが営業再開！ よくぞ数日で立て直したものだと驚きました。

　今朝の奈良市の最低気温は．７℃、昼の最高気温は１２．３℃、五條市の今朝の最低気温は５℃、最高気温は１１℃でした。今日はこれまでと同じように雲の多い晴れという空模様でしたが、西から吹く冬の季節風がかなり強く、運転していても横風をくらうと直進するのが少々難しくなるくらいに吹き荒れていました。夕方日没前後にはパラパラと細かい雨も降ってきて、数字の割には冷え冷えとした寒い１日でした。明日も雲多め、季節風強めで寒い１日になりそうです。亡父の６年目の命日になるので実家に帰らなければなりませんが、往復の運転はもろに西風の影響を受けるでしょうから注意が必要でしょうね。

　さて、秋田県のスーパー熊騒動が発生して１週間になりますが、件のスーパーは今朝から営業再開しているとのニュースが有りました。こうして無事営業再開されるというのは、実に喜ばしいことだと思います。
　それでも今日このニュースを見て、もう再開するのかと正直かなり驚きました。店内はあちこち凄惨な状況になっていたでしょうし社員やパートさんも軒並み辞めてたりしてたんじゃないのかと思ったりで、改装やら含めて立ち直るのに最低1ヶ月はかかるんじゃないかと勝手に考えていたのですが、思ったほど店内は荒らされていなかったのか、はたまた社員らの超人的な努力で回復に努めたのか。営業再開に向け、肉の加工品の棚が外れていたのを修理したり店内全体を清掃消毒したりされたとのことなので、両方それぞれに理由になったのかもしれませんが、いずれにせよよくぞこの短期間で復帰されたものです。捕獲された熊はスーパーを餌場として認識した危険な熊として殺処分されるそうですし、とりあえず日常が帰ってきたと言っていいのでしょう。
　ただ、熊の侵入ルートの調査がどこまで進んでいるのか定かではありませんが、すでに報道にもあった川沿いに下りてきたという話が事実であるならそのルートが潰されたわけではないでしょうし、熊も山にその1匹しかいないということもないでしょうから、依然危険な状態は続いているという見方もできそうです。解決のためにはより大規模な方策が検討されねばならないはずで、それはイチ企業の分際を超えた話ですから、やはり行政的な動きが必要とされることでしょう。これが単に熊対策だけの話なら環境省なのでしょうが、山の整備等なら農水省でしょうし、河川行政絡みなら国土交通省、はたまた地方自治絡みなら総務省だって責任がありそうな気がします。眼の前に現れた熊だけに囚われず、熊が秋田市内に侵入した経緯を解き明かし、その背景を含めた抜本的な対策を取るための体制こそ国や政治家に求められているはずです。秋田出身の国会議員はじめ、クマ出没の可能性のある地方の政治家は、特に責任重大なのではないでしょうか？