かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

神戸なら下水道処理はちゃんとしてるんじゃないのでしょうか?

2008-04-12 23:21:20 | Weblog
 昨日のお酒は幸いにして今日には残らず、比較的マシな目覚めになりました。ただ、寝るのが遅かったせいか起きたのは9時回っておりましたが。朝遅いと後々の時間まで遅れてきて、なんとなく一日が短く感じられるのが不満なのですが、まあ本を読んだり次の長編小説のアップを半分方片付けたりとそれなりに有意義な一日でもありましたので、宴会明けの一日としては望外、というべきなのでしょう。

 さて、神戸大学で起こった遺伝子操作大腸菌等実験体の不始末、それなりに衝撃的な内容ではありましたが、報道関係ちょっと大騒ぎしすぎではないか、と思わないでもありません。
 もちろん、研究室のずさんな管理は私には信じがたいものがあります。かつて、私が自分の大学の研究室で最初に教わったのは、危険な薬品類の取り扱い方やその処分方法で、私の行った田舎の学校でも、その辺は割りとしっかり分別して処理されていたと思います。しかも菌類など薬品関係に比べればはるかに処理が簡単で、こういう研究室にはちゃんと備え付けてあるオートクレーブという電気圧力釜に、モノを入れてふたをし、スイッチ一つでちゃんと滅菌されるまで加熱してくれます。ガラス容器ならそのままふたをして放り込めばすみますし、プラスチック製品でも、この装置用の耐熱のゴミ袋に入れてから装置にかければ、何の危険もなく、あとは機械が適切に処理してくれます。それを取り出して捨てればよいのであって、幾ら手抜きでもここまでひどいとちと言葉を失います。9年前に茨城県東海村の原研での放射線被曝事故でも、ウラン溶液をバケツで取り扱うというような信じられないことをやってたことを思い出しましたが、今回の神戸大学の件も、これに匹敵するくらい専門家とは到底思えない初歩的ミスなんではないでしょうか。
 ただ、新聞に出ている「識者」のコメントでは、どうもいかにも遺伝子汚染が今にも始まりかねないような論調に見えたのが気になりました。危険性なんて数え上げれば幾らでも指をおれますし、そもそも絶対の安全なんてこの世には存在しないのですから、荒唐無稽、とまでは申しませんが、あまりに可能性の低い危険性をあげつらうのもどうなのでしょうか。冷静に危険性を評価して語るならまだしも、あまりに危機感ばかりあおるのもどうか、と思うのです。多分記者が記事にする際に、電話でコメントを求めるかして、色々な発言の中から適当にピックアップしたんじゃないか、とかんぐりたくもなるような内容なのが気にかかりました。
 遺伝子組み換えに限らず、大腸菌の変異なんてそう珍しくもないことでしょうし、自然界に出て行ったその問題の菌の生存確率もそう高くはならないんじゃないでしょうか。実際に危険があるか、ということと、神戸大学の一研究室のやった罪とは全く別の話です。報道する側もちゃんとそれを峻別して記事を作ってくれるよう望みたいです。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-04-13 18:01:29
今日は散歩によって見ました、前の日の酒が残ると臭いがするので
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