奈良市の今朝の最低気温は11℃、昼の最高気温は23.7℃、五條市の今朝の最低気温は8℃、昼の最高気温は24℃でした。今日も朝から良い天気でしたが、天気予報では午後から雨が予告されていました。これは天気予報外れたのかな? と思っていたのですが、夕方4時くらいから急に空が暗くなるほどに分厚い雲が張り出し、1時間後には雷を伴って夕立のような雨がザアザアと降ってきました。雨の直前には車が揺さぶられるような猛烈な風が吹き荒れましたが、岡山では竜巻注意報が出されたそうですから、突然の暴風は予測されていたのでしょう。雨の後は北から寒気が入ってきて空模様は引き続き不安定なのだそうです。明日明後日は一応曇り時々雨が予報されていますが、今日みたいに突然降ってくるかも、と警戒しておいたほうが良いようです。
さて、福岡県古賀市の交差点で一昨年の10月に、右折した車が対向で直進してきたバイクと衝突するという事故の責任を問う裁判が行われ、検察が車の側を「安全を十分確認しないまま右折した」としてその罪を問うたのに対し、運転手側は、バイクが赤信号を無視して突っ込んできたのが事故の原因で右折には問題がないとして真っ向から反論しました。その判決が今日福岡地裁で出され、運転手に瑕疵はないとして無罪が言い渡されたとのことでした。検察側は、当初バイク側の信号無視を認識していなかったそうですが、弁護士の指摘で付近の監視カメラの映像を確認し、バイクが、同方向の車が赤信号を受けて減速して行く中で、その車列を縫って加速をかけ、交差点に侵入していた事を確認しました。ところがそれでも起訴は取り消そうとせず、何を言い出したかというと、たとえ赤信号でも死角から飛び出してくる車両がないか注意すべきだったと主張したのです。これに対し福岡地裁の判断は、「赤信号で減速している他の車を追い抜き、信号無視をして交差点に進入するような車両があることを予見して注意する義務はない」と極めて常識的でわかりやすい判決を下されました。交通事故ではとにかく自動車側が悪いとされ、人間の能力を超えた注意力・観察力・操作能力の発揮を求められがちな交通事故において、このような自然でまともな判断がなされるとはかなり本気で驚きました。最近は街中の監視カメラやドライブレコーダーを装備した車が増えてきて、事故の瞬間の状況を具体的・客観的に判断可能な情報が入手可能なようになってきました。これまでのような、交通系警官や検察の思い込みや勘違いなど恣意的な判断で罪を着せられてきた人々からの反撃が始まっているのでしょう。警察・検察側もそろそろ「常識的」な判断ができるように頭を切り替えて行かねばならない時期に入っているんじゃないかと思います。
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