カミさんと二人でパナソニック汐留ミュージアムに行きました。お目当てはこちら、 『没後50年 河井寛次郎展 ― 過去がさいてゐる今、未来の蕾で一杯な今 ―』 です。
河井寛次郎といえば、濱田庄司と共に民藝運動の中心的人物として知られている陶芸家ですね。先月、世田谷美術館で 『没後40年 濱田庄司展 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクションを中心に』 を観て大変面白かったこともあり、河井寛次郎の作品も観てみたいなぁと思っていたばかりでした。
今回は一部を除き撮影可となっていました。もちろん陶芸作品は面白かったのですが・・・・・・
・・・・・・あまり観る機会のない木彫作品や自身がデザインした家具、煙管なども大変興味深い物でした。
河井寛次郎が本格的に木彫を始めたのは60歳を過ぎてからで、自宅の新築時に出た端材で作ってみたのが契機になったとのこと。右側の狛犬もその頃に作った作品の一つだそうです。
他の作品を観ても感じましたが、 “陶芸家” というのは、実際には河井寛次郎の造形表現の一つの側面に過ぎなかったのかも知れませんね。