6月11日、ポルシェの偉大なエンジニアの一人であったハンス・メツガー氏が90歳で逝去されました。メツガー氏といえば、ポルシェ917やF1のTAGターボのエンジンを思い浮かべる方が少なくないと思いますが、やはり私にとってはコレ、901/911のエンジンの開発において、中心的な役割を演じたエンジニアというイメージですね。
カミさんの911はすでに36年落ちで走行距離もあと少しで27万kmであるにもかかかわらず、ほとんど毎日カミさんの通勤用として出撃しているので、我が家では最も稼働率が高いクルマです。タフで信頼性が高く、実用的でありながら運転する楽しさも享受できる・・・・・・本当に素晴らしいエンジンをありがとうございました。
最後にオマケ、たった今撮影した我が家の911のエンジンの裏側です。ご覧の通り、オイル漏れどころか滲みすら皆無です。
930系までの空冷911ではコレが当たり前。何度も書いていますが、私は “ 旧いポルシェ911は多少のオイル漏れは仕方がない ” などと平気で言い切ってしまうようなメカニックに、自分の大切なクルマを預ける気はしません。
■現在の走行距離
(2020年06月12日現在) : 26万9911km
■前回からの走行距離 (03月29日~06月12日) : 622km
■今月の維持費
0円
ご冥福をお祈りいたします。
タフで馬鹿みたいに回る、良いエンジンです。
確かにご高齢とはいえ、つい最近まで色々な媒体に登場されていたので驚きました。
二十数年来の友人である某メーカーの開発エンジニアは、メツガー氏の引いた図面を “潔癖を感じる線” と表現していました。
半谷