着ることのできないものは 作らせたくない!
というのが 私の相変わらずの 教えるスタンスでした。
だから、たとえ 浴衣でも 着つけができなければ どうしようもありません。
浴衣の着付けのお稽古は 夏休みの特別プログラムで 実践していましたが、
半日程度のお稽古では 出来ることにも 無理がありました。
世間は 着物離れがどんどん進み、 業界では どうにかして 着物離れを食い止めたいと
私たちにも 様々なアイデアや工夫が提供されていました。 (今から二十年ちょっと前のことです)
その中で、興味をひいたのが、二部式で しかもおはしょりを形作った上衣のデザインでした。
私が担当している教科で 作る予定はなかったものの、教材研究として作ってみました。
上衣です。滑りがいいように大きな肩当てをキュプラで付けてあります。
下衣(スカート)です。
後ろ身頃部分は滑りと保温を兼ねて、居敷当てが下まで付けてあります。
たたんだ状態です。
前下がりとおはしょりの形がわかりやすいと思います。
スカートをたたんだ状態です。
背中心に紐通し口がつけてあります。
当時は 福岡のデパートでも まだまだ 呉服部門は 内容が充実していていました。
ウールの反物を手に入れ、仕立てたものが 上の写真です。
この二部式は やはり 簡単にてっとり早く着ることができるので、寒い冬の朝、着替えも億劫にならずに よく着ました。
しかし 私が高校の現場で 取り組んだのは ここまででした。
転勤族の妻だった私は、トトの転勤であっさり 教師を辞めてしまったのです。
でも 手元には 着物関係の資料はたくさんありました。
その後、帯無しで着る小袖風の二部式が 流行りだし、こちらを 見よう見まねで 作ったり、
亡くなった母の紬をほどいて、洗ってみたり、洋服にリフォームしてみたりと
なかなか 自分の生活の中で 着物と縁を切れないでいました。
しかし お出かけ着物を着たのは、同僚の結婚式、子供の七五三程度。
おうちで着物が精一杯の生活を五十歳が近くなる頃まで続きました。
というのが 私の相変わらずの 教えるスタンスでした。
だから、たとえ 浴衣でも 着つけができなければ どうしようもありません。
浴衣の着付けのお稽古は 夏休みの特別プログラムで 実践していましたが、
半日程度のお稽古では 出来ることにも 無理がありました。
世間は 着物離れがどんどん進み、 業界では どうにかして 着物離れを食い止めたいと
私たちにも 様々なアイデアや工夫が提供されていました。 (今から二十年ちょっと前のことです)
その中で、興味をひいたのが、二部式で しかもおはしょりを形作った上衣のデザインでした。
私が担当している教科で 作る予定はなかったものの、教材研究として作ってみました。
上衣です。滑りがいいように大きな肩当てをキュプラで付けてあります。
下衣(スカート)です。
後ろ身頃部分は滑りと保温を兼ねて、居敷当てが下まで付けてあります。
たたんだ状態です。
前下がりとおはしょりの形がわかりやすいと思います。
スカートをたたんだ状態です。
背中心に紐通し口がつけてあります。
当時は 福岡のデパートでも まだまだ 呉服部門は 内容が充実していていました。
ウールの反物を手に入れ、仕立てたものが 上の写真です。
この二部式は やはり 簡単にてっとり早く着ることができるので、寒い冬の朝、着替えも億劫にならずに よく着ました。
しかし 私が高校の現場で 取り組んだのは ここまででした。
転勤族の妻だった私は、トトの転勤であっさり 教師を辞めてしまったのです。
でも 手元には 着物関係の資料はたくさんありました。
その後、帯無しで着る小袖風の二部式が 流行りだし、こちらを 見よう見まねで 作ったり、
亡くなった母の紬をほどいて、洗ってみたり、洋服にリフォームしてみたりと
なかなか 自分の生活の中で 着物と縁を切れないでいました。
しかし お出かけ着物を着たのは、同僚の結婚式、子供の七五三程度。
おうちで着物が精一杯の生活を五十歳が近くなる頃まで続きました。