![バネ口の眼鏡ケース](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/76/95a9e63454ac11f17d9fe48af17ccc23.jpg)
友人からのリクエストのメガネ入れを作りました。
小物作りより カメラワークに重点が置かれたような
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
ポイントは
出来上がりの重さが軽いもの
縫う作業をなるべく少なく
裏布が小物の出し入れの時に一緒に飛び出さない
この3点に絞りました。
材料 |
![準備するもの](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/92/9ddaa70b70770c1be512e72bd3a44fb8.jpg)
表生地 人口スエード地 11㎝(幅)×44㎝(長さ)
裏地 絹平織り(薄めのタイシルク) 11㎝(幅)×36㎝(長さ)
裏地用に接着芯 10㎝(幅)×36㎝(長さ)
ミシン糸 (シャッペスパン60番)
両面熱接着テープ 0.5cm幅×12㎝
バネ口金1.5㎝×10㎝
作り方 |
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0125.gif)
![表と裏の縫い合わせ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/5a/b47ad0790bd007a730a9d281de887bd5.jpg)
裏布に接着芯をまず貼ります。
次に 片方の 長さ11㎝部分を縫い代0.5cmでミシンかけします。
…最初と最後は返し縫いを1㎝ほど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0126.gif)
…こちらも最初と最後は返し縫いを1㎝ほど
![両端を縫った状態](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/65/263f8f64a08da0d7fbfb40b6ad401889.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0127.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/57/19393f3711a564c58ddf122cd4c433a5.jpg)
まず この部分に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
表と裏が袋になった時にずれないようにします。
まち針の刺し方は、上の布も下の布も
縫い目に針を刺すようにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/3b/f436f2afc9eae7152719c59af35d1c3a.jpg)
まち針を打った後で、縫い代を開いてみると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
もし ここで ズレが生じていたら、
もう一度まち針を打ち直します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0128.gif)
裏地はまち針位置から下まで印をつけます(縫い代は1㎝)
![印つけ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/78/fbba7b815ddb959548c691e71ad456e8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0129.gif)
![ミシンスタート位置](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/be/b682b7702210e726e68152734f31073c.jpg)
こうすることで、上と下の布の縫いずれを防ぎます。
この違いは 一度、布の下の輪の部分から縫ってみると、
確かめられると思います。
布端にあるのは マグネット定規です。
滑り板のガイドにあるサイズで 1㎝幅のラインにマグネットの
左端がくるようにおきます。
布端がマグネットの端に沿うようにミシンをかけると
1㎝幅で簡単に縫うことができます。
![4本のミシンかけ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/0f/146201287ba96ccb0f08654e47bf38c9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
ここで 縫い代が裏地側に倒れていることを確認。
もし 表地側に倒れていれば、面倒でもやり直しましょう。
場合によっては、口金が通らなくなることがあります。(特に布地が厚い場合)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0130.gif)
![補強の止め](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/e8/1493ebaff876c6afce5fbe1317648169.jpg)
出来れば手縫い糸の方が丈夫で安心です。
糸は2本どりで、印のところ
(ミシンの返し縫いをしたぎりぎりのところ)に
針をさし、布を少々すくって 刺した近くに戻ります。
![両端のとめ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ec/ab52ebb5cf61b855cca779d303046af1.jpg)
糸をしっかり3回ほど 結びます。
私は、こういう場合は、
和裁の身八つ口やそで口の四つどめのやり方でとめています。
残念ながら 文章で説明するのは なかなか難しい止め方です。
ただ、後々、ミシンで返し縫いしたものの
その部分がほつれないようにするためのものですから、
しっかりとめてあれば大丈夫です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0131.gif)
![両面テープ片面接着](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f7/92523aa1638f4ac691a9fc16edcf0d41.jpg)
アイロンを使って、両側の縫い代をしっかりと開きます。
表地の方は、輪の部分に切り込みを
縫い目1㎜手前ぐらいまで入れます。
裏地は ほつれやすい布の場合は
切り込みは入れずに三角に折ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0132.gif)
![両面テープ貼り](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/bb/a3c8eba0047b3582a9786fbdab513510.jpg)
バネ金口通し口の端の部分
4か所に両面熱接着テープをはります。
5㎜幅のテープを使う場合、なるべく端っこに貼りつけ、
口金を通したときに、めくれることがないようにします。
まず 保護テープの方から、アイロンで押さえます。
熱がとれたら、保護テープをはがします。
![保護テープをはがした状態](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/4c/43baab96408362f8c83d5f39811a8642.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
見えているところです。
細かい作業なので、アイロンの先で押さえつけることになります。
アイロンの熱が弱いと、布に貼りつきません。
![口金入口折](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/95/ebaa0130197e567fe871b5102d20d71d.jpg)
もう一度アイロンで押さえます。
両面テープがつく範囲を折り返して、抑えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0133.gif)
![布のむき合わせ方](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/56/9256f2aaf8ad9e6504e3c575d9dff136.jpg)
とじる前に、出来上がりの状態をイメージして、
裏地の縫い代の表が見えている部分に、
表地の縫い代の表が合わさるようにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0131.gif)
![中とじはじめ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/c3/f67104fd8ce5d507ceb628792619141d.jpg)
表の一番下の縫い代が上にもちあがり、
一番上の裏地の縫い代と対面するようにします。
表布の縫い代部分のミシンの縫い目ぎりぎりのところから
裏布の縫い代部分のミシンの縫い目ぎりぎりのところに
縫い針をさして、糸を引き抜きます。
次に 裏布の縫い代部分から 表の縫い代分に 針をもどします。
![中とじ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/58/9b88135d154db5a4393495ca3b4a0fc6.jpg)
上の写真は 裏布から 針を入れた状態で、左の写真は
その針が 表の方に 突き出されたところです。
直角に 直角にと針を刺して 縫っていきます。
布をぴーんと張って 裏と表の長さが 口金を通す位置で
ずれないように注します。
![かけはりで引っ張った状態](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/d5/bfe44699a80ee20aa2e84b2bb914fdad.jpg)
この中とじをする時、和裁でくけたりするときに使う
かけはりを使うと とても 作業がしやすくなります。
かけはりで挟んだ方の反対側を
左手でしっかりと引っ張っています。
![中とじ終わり](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/4f/342fb78005f35073b8feba12091a274e.jpg)
両方の縫い代を裏表でとじ合わせました。
さあ 完成まで もうちょっと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0051.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0239.gif)
続きは 次回へ。
追記:寸法の表記間違いを訂正しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)