鯖の味噌煮は 手抜きで
水煮の缶詰で作ったりすることもあるのですが、(侮れないおしさです!)
今回は ピチピチの鯖で作りました。
久々に午前中 食品の買い出しをしました。
近くのスーパーですが、ここは、鮮魚部門がかなり充実しています。
今回の目玉は 鯖。
発砲スチロールのトロ箱に氷詰めされた状態で 売られています。
目に力があり、お腹が固く張っている鯖を3尾選びました。
一尾150円 しめて450円のお買いもの。
頭をカットしたり、中を洗ったりする程度の処理は
対面コーナーでサービスしてもらえるのですが、
今回はそのまま持ち帰りました。
ひらめいたメニューは 鯖のみそ煮と もう一品だったから。
私流 鯖のみそ煮は 圧力鍋で 骨ごと煮ます。
だから、身がなるべく崩れないように、筒切りです。
私は小さなまな板2枚を肉や魚の下処理に使っています。
だから まな板からはみ出しそうにしている鯖も
さほど大きくはありません。
30㎝前後かな。
頭を落とし、残りの身を3等分にします。
尾も切り捨てます。
尻尾に近い部分は 排出孔(肛門?)を過ぎたところでカットです。
は 後々お腹を洗う時に とても大事です。
排出孔が最後の切り身に残ると、
中を洗うのにちょっと苦労します。
そして 内臓を指で引っ張り出し、(ここからは流水で)中骨に沿ってある
血合いを指と爪で掻き出しながら洗います。
鯖のお腹の皮が破れないように
そっとそっと中をきれいにします。
お腹が破れると、煮た時 筒の形が壊れて
腹側が外に反った形になります。
カットした鯖が全部入るような鍋にたっぷりの湯を沸かし、
塩小さじ1/2と酒大さじ1ほどを入れます。
その中に、そっと鯖を入れて再度沸騰させます。
沸騰後30秒ほどしたら、火をとめ、茹でこぼします。
上に浮いたアクがオーバーフローするような感じでこぼします。
これで 鯖の下処理完了。
次にみそ煮の準備です。
調味料全部をミキサーにかけます。
この時、ちょっと多めに作るのがこつです。
私はミルサーを使って滑らかなペースト状の味噌にします。
材料は、 味噌・酒・砂糖・みりん・醤油・ショウガの薄切り です。
分量としては
味噌 | 80g前後 |
酒 | 2カップ |
砂糖 | 40g |
みりん | 大さじ1 |
ショウガ | 20g前後 |
醤油 | 大さじ1 |
鯖の味噌煮の美味しさは 日本酒を思いっきってたくさん使うことです。
水は足さずに 酒だけの水分で煮る作り方もあるほどです。
鍋にミキサーにかけて滑らかになった調味料を移し
(1/4ほど残しておき、後で味を整えるときに足りなければ残りを適宜加えます)水をカップ1~1.5 足します。
その中に下ゆでした鯖をそっと移し鍋底に並べます。
今回はタケノコの根っこの固い部分を隙間に入れました。
蓋をして、圧力がかかり始めたら弱火で20分ほど加圧。
火を止めて、自然冷却します。
蓋を開けて、調味料を鯖に回しかけながら 煮詰めていきます。
味をみて 物足りなければ、残りの味噌も足します。
味噌のしゃぶしゃぶ感がなくなり、とろーっとしてきたら出来上がり。
圧力をかける時間が多ければ、中骨まで柔らかくなっています。
でも そこまで 柔らかくなくても大丈夫。
骨ごとお皿に盛りつけても 食べるときは簡単に骨が身から外れます。
盛り付けた上に たっぷりの針しょうが(ショウガの薄切りをごく薄い千切りにしたもの)を天に添えるのが一般的。
今回は 旬の山椒があったので 使いました。
圧力鍋で煮た鯖は煮汁にしっかり骨の栄養が溶け出ていて 味に濃くがあるのです。
今回使った圧力なべは ドイツ製のパーフェクト。
私にとって 四代目。 ヨーロッパ駐在の長かった妹の勧めでした。
ヨーロッパではトップブランドで 他の追随を許さない品質の高さと使い勝手のよさがあります。
使い比べて 納得できる圧力なべです。
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