
残り1尾の鯖は頭をカットし、三枚におろします。
魚のさばき方の説明では、まず えらを引き出してとかありますが、
2枚おろしや3枚おろしの場合は、その必要はありません。
一気に頭を胸ひれを残す感じで 切り落とします。
胸ひれまで切り落とすと 可食部の身まで捨てることになり、もったいないと思いませんか?
頭を切り落としたあと、腹に包丁を 孔にむかって入れます。
わたを取り出し、流水できれいに腹を洗います。

中骨に包丁の背が当たる感触を感じながら、
(中骨は包丁の下になるように)上身(片方の身)を切り離します。
このように、一枚の身には骨がなく
下身(残りの身)に骨が残った切り方を二枚おろしといいます。
さらに、下身と中骨を切り離すと 三枚おろしになります。

これを大名おろしとかいうそうです。
骨を取り除いた切り身をさらに 三切れになるように
斜めにそぐような形で切り分けます。
ステンレスのバット(プラスチックのシール蓋付き)に入れます。
プラスチックの容器だと、臭いが容器に移りそうで
魚はステンレスの容器を使っています。

(切り身がひたひたの調味液に漬かる程度の量)冷蔵庫で保存。
この中に あれば柚子の輪切りや
季節によっては かぼすやすだちなどの柑橘系の輪切りをのせます。
焼いたり揚げたりするときに 焦げないように
みりんを少なめにしています。
3~4日は保存できます。
そのまま 幽庵焼きにしても 片栗粉をつけて油で揚げる竜田揚げなどにしてもよし。 こちらも家族の好きな一品です。