これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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袷の着物から道中着へ … 一度も袖を通すことなく 仕立て直しました

2010-02-07 | 着物
仕立て直しの道中着

三十年前 結婚するときに 叔母から着物と帯をお祝いに貰いました。

「ちょっとした街着にしなさい」との 言葉を添えて。

東京の呉服で有名なデパートで 選んで 仕立ててもらったものでした。

しかし 悲しいことに 裾回しが オレンジのぼかしでした。

帯も レンガ色のような だいだい色のような 更紗の染めの袋帯。

洋服のカラーコーディネートしか 知らない私にとって この色の組み合わせは どうしても 受け入れられないもので 

結局一度も袖を通すことはありませんでした。


帯は ほかの着物に合わせて締めたことが 数回ありましたが。


三年ほど前に 思い切って解いてみました。

アイロンをかけると ヤケなどもなく 筋もほとんど目立たず 二部式の長襦袢でも仕立てるつもりでした。

それを 今回 道中着に仕立て直すことに決めたのが 先月の中ごろ。 

生地が 昔流行った綸子で 光沢があるので コートに合いそうな気がしたのです。


途中 色々と道草をしたりしたものの やっと出来上がりました。


紐付けを 今回は ちょっと 布が余っていたので 紐飾りを作ってみました。



さかピーのコート大好きという ブログで 紹介されている 紐飾りです。

ちょっとだけ 作り方が紹介されていて 詳しい作り方のウェブサイトは 今では閉じてあるようです。

花びらの形が どうもうまく出来ません。(詳しい作り方が 見れなくて残念

試行錯誤しながら 三つの花の飾りを作りました。

やはり 最初の一つ目が不細工で 二つ目と三つ目を利用して どうにか完成。

花の飾り紐 拡大

肩裏は オークションで見つけた やはり染め匹田の長襦袢の反物を 使いました。

道中着の裏

13メートルほどある 長襦袢の反物です。 たっぷり余ってしまいました。

単衣用の 二部式の長襦袢が作れそうです。


この道中着の着丈は出来れば あと 2寸から3寸は 長くしたかったものの 衿を接ぐのが嫌で 

衿の長さがとれるぎりぎりの着丈にしました。

2尺3寸です。

詳しい寸法は 次の機会に。


コメント
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