今日はお茶の稽古でした
お稽古の後半に奥様が顔を出されて、終わったらお茶の準備がありました
奥さまお手製の甘酒と文旦漬けをいただき終わった頃に、神妙なお顔で
いいお話ではないのですが・・・と話されたのは、せっちゃんの訃報でした
(いつもせっちゃんのことは、〇〇先生とお呼びしていましたが、私はこのブログの中ではせっちゃんと呼んでいました)
せっちゃんは大正お生まれの方で木曜社中の大先輩で、ひとり住まい
昨年暮れのお稽古に顔を出されたのが最後
でも今年になって、2回せっちゃん宅にどのようにお過ごしか様子見に行き、楽しくおしゃべり
最後にお会いしたのは3月23日
暖かくなったら、またお稽古に顔出せるかもと、にこやかに笑って見送っていただいたのでした
コロナ禍でひとり息子さんとは3年間会うことも出来ず
暖かくなったら・・・と、色々楽しいことを考えているとウキウキした表情だったのに
息子さんたちに会うこともプランに入っていたことでしょう
コロナ禍以降、葬式のあり方も大きく変わりました
せっちゃんの訃報もすぐには先生にも伝わらず、最後のお別れも出来なかったと残念そうでした
私たち4人の稽古仲間は、車で10分も走らないところのせっちゃんのお住まいまで行きました
門扉も閉ざされ、雨戸も閉まっていて人の気配はなく、門の前で手を合わせてさようならをしました
その後、せっちゃんが好きだった珈琲をみんなで飲みましょうとなり、コメダ珈琲へ
スマホの中からせっちゃんの写真を一枚選んで壁紙にしました(トップの写真)
その写真の前に珈琲をお供えして、4人でせっちゃんを偲んで語り合い 気持ちを落ち着かせたのです
ご自分に厳しく、人に甘えることが嫌いで、私たちには優しく母親のように接してもらっていました
私は5年ほどのお付き合いでしたが、とても沢山のことを教えていただきました
とても可愛い面をお持ちで、せっちゃんのようなおばあちゃんんになりたいと、老いるお手本でした
ご冥福をお祈りします