
鯖の味噌煮は 手抜きで
水煮の缶詰で作ったりすることもあるのですが、(侮れないおしさです!)
今回は ピチピチの鯖で作りました。
久々に午前中 食品の買い出しをしました。
近くのスーパーですが、ここは、鮮魚部門がかなり充実しています。
今回の目玉は 鯖。
発砲スチロールのトロ箱に氷詰めされた状態で 売られています。
目に力があり、お腹が固く張っている鯖を3尾選びました。

頭をカットしたり、中を洗ったりする程度の処理は
対面コーナーでサービスしてもらえるのですが、
今回はそのまま持ち帰りました。
ひらめいたメニューは 鯖のみそ煮と もう一品だったから。
私流 鯖のみそ煮は 圧力鍋で 骨ごと煮ます。
だから、身がなるべく崩れないように、筒切りです。

だから まな板からはみ出しそうにしている鯖も
さほど大きくはありません。
30㎝前後かな。
頭を落とし、残りの身を3等分にします。
尾も切り捨てます。


排出孔が最後の切り身に残ると、
中を洗うのにちょっと苦労します。
そして 内臓を指で引っ張り出し、(ここからは流水で)中骨に沿ってある
血合いを指と爪で掻き出しながら洗います。

鯖のお腹の皮が破れないように
そっとそっと中をきれいにします。
お腹が破れると、煮た時 筒の形が壊れて
腹側が外に反った形になります。

塩小さじ1/2と酒大さじ1ほどを入れます。
その中に、そっと鯖を入れて再度沸騰させます。
沸騰後30秒ほどしたら、火をとめ、茹でこぼします。
上に浮いたアクがオーバーフローするような感じでこぼします。
これで 鯖の下処理完了。

調味料全部をミキサーにかけます。
この時、ちょっと多めに作るのがこつです。
私はミルサーを使って滑らかなペースト状の味噌にします。
材料は、 味噌・酒・砂糖・みりん・醤油・ショウガの薄切り です。
分量としては
味噌 | 80g前後 |
酒 | 2カップ |
砂糖 | 40g |
みりん | 大さじ1 |
ショウガ | 20g前後 |
醤油 | 大さじ1 |
鯖の味噌煮の美味しさは 日本酒を思いっきってたくさん使うことです。
水は足さずに 酒だけの水分で煮る作り方もあるほどです。
鍋にミキサーにかけて滑らかになった調味料を移し
(1/4ほど残しておき、後で味を整えるときに足りなければ残りを適宜加えます)水をカップ1~1.5 足します。
その中に下ゆでした鯖をそっと移し鍋底に並べます。
今回はタケノコの根っこの固い部分を隙間に入れました。
蓋をして、圧力がかかり始めたら弱火で20分ほど加圧。
火を止めて、自然冷却します。
蓋を開けて、調味料を鯖に回しかけながら 煮詰めていきます。
味をみて 物足りなければ、残りの味噌も足します。
味噌のしゃぶしゃぶ感がなくなり、とろーっとしてきたら出来上がり。
圧力をかける時間が多ければ、中骨まで柔らかくなっています。
でも そこまで 柔らかくなくても大丈夫。
骨ごとお皿に盛りつけても 食べるときは簡単に骨が身から外れます。
盛り付けた上に たっぷりの針しょうが(ショウガの薄切りをごく薄い千切りにしたもの)を天に添えるのが一般的。
今回は 旬の山椒があったので 使いました。
圧力鍋で煮た鯖は煮汁にしっかり骨の栄養が溶け出ていて 味に濃くがあるのです。
今回使った圧力なべは ドイツ製のパーフェクト。
私にとって 四代目。 ヨーロッパ駐在の長かった妹の勧めでした。
ヨーロッパではトップブランドで 他の追随を許さない品質の高さと使い勝手のよさがあります。
使い比べて 納得できる圧力なべです。
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