これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

バスタオルで作るピロウケース … うつ伏せ寝が大好きな家族のために

2009-09-15 | 
ピロウケース 半折

枕カバーが擦り切れてるよ~と 念押しされたのは ちょっと前のこと。

替えの一枚が 擦り切れるどころか 穴が空いていたのですが

枕を入れた状態

我が家の家族は 私以外 みな 寝姿はほとんど うつ伏せ。

結婚したころは、市販のピロウケースを使っていたのですが、なにせ、一晩でぐしょぐしょです

口もとの締まりも悪く 寝返り打つたびに ゆだれ?

タオルを巻いても 繰り返す寝返りに 取れてしまうし。

対策として バスタオルでピロウケースを作ることになりました。


バスタオル地は 厚いので 裏・表を バスタオル地で作ると、縫いにくいし、洗濯しても乾きにくいだろうと、

裏は綿100%の天竺木綿を使用。

ところが 生地屋さんは 年々少なくなるし、天竺木綿を置いている生地屋さんもなかなかなくて


今では 贈答品の平織りのシーツを切って代用しています。

裏側の寸法は 表側より 長さを最低20㎝は長くカットし、さらに3:2の割合で切り分けます。

枕の取りだしは 裏布の重なった部分から。

重なりは 最低10㎝あれば 枕が飛び出すこともなく、安定がいいようです。

ピロウケースの裏側


一枚のバスタオルで 2枚のピロウケースが作れます。

最初の頃は、どんなタイプのバスタオルでも ピロウケースに変身させていたのです。

ところが パイルタイプは パイルをひっかけて 糸が出てきて表面が汚くなるのです。

今では、シャーリングタイプ(パイルの上部をカットしてある肌ざわりのソフトなタイプ)だけを使うようになりました。

実寸でのミシンかけ

枕の実寸でいけば バスタオル半分の大きさは必要ないのですが、必要寸法を中心から取り、その寸法で ミシンかけ。

まわりは 軽いドレープになり、寝心地のアップにもつながっているような


ミシンの針目も1㎝に3針ほどの大きさで。

この内側のミシンかけは二周して 枕の出し入れでもほつれたりしないように丈夫に縫っています。


バスタオルは 半分に切って、裁ち切りのところだけ、裏布と中表にして縫い合わせますが、後の三か所は端をそのまま利用。

厚くならずに ミシンかけも楽です。 

といっても 押さえはウォーキングフィットを使っていますが。



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ミョウガの甘酢漬け … 初めての挑戦で (覚え書き)

2009-09-14 | 
ミョウガをたくさんもらいました。

3個入り148円を いつも考え考えしながら 買っているわが身。

100円の特売があると ついつい買ってしまうほどの好物です。

それなのに、たくさんあって 酢の物や 焼きナスなどにたっぷり使えて幸せな毎日です。

キッチンペーパーに包んで Pプラスの袋で保存しているものの、少しずつ鮮度も落ちているのは確か。

ミョウガの甘酢漬けを作って 保存することにしました。

 半分に切って、平たいザルの上で 熱湯を回しかけ。

 お酢 1カップ 酒 1カップ 砂糖 100g 塩 6g 鷹の爪を 鍋に入れて ひと煮立ち。

 保存瓶に 水気を振りきったミョウガを入れ、冷めた甘酢を流し入れました。

ミョウガの甘酢漬け

ミョウガは 500g足らず。 甘酢がちょっと足りなかったような…。

時々ビンを振って ミョウガに甘酢がかかるようにしてあげているうちに、ミョウガの水分が出て、

ヒタヒタぐらいに落ち着きました。

色もきれいなピンク色になってきています。


食べごろは 明日以降? 楽しみです。
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残り布で パジャマ … 無料ダウンロード型紙で 

2009-09-13 | 
チビちゃんのパジャマ ボトム

母の湯上がり着を縫った残りが、90㎝ほど残りました。

この残りを取っておくのも 捨てるのもためらわれ、 最近お泊りを復活させた孫のチビちゃんのパジャマのズボンを縫うことに。

型紙は、ネットで検索して幼児用ロングパンツ原型を ダウンロード。

前・後二枚の型紙が必要なので、写し取るのも面倒で、2回ダウンロードして印刷。

こういうサービスが年々充実してきて、とても有り難いと思いながら、使わせてもらいました。

ズボンの前の印

自分で最初から着れるように、前側の印として、むかーし(わが子用に)買ったタグを縫いつけました。

最初は ピンク色のボタンでもつけてあげようと思ったのですが、うつぶせ寝が多いので、

夜のおむつも取れた今では、ボタンは邪魔な気がしました。


今回のズボンのデザイン、ちょっと大きめに出来上がっても裾を折り返して着れるように、

折り返しが縫い代込みで10㎝と説明があります。

裾の折り返し

布に余裕もあったため そのように仕立てました。

サイズやデザインが チビちゃんに合っていたら、彼女のお気に入りのピンク系で さらに 縫ってあげましょう。
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母の湯あがり着 … 付録の製図でワンデーソーイング

2009-09-12 | 
ちょっと時間があると、屋敷内の家庭菜園で 草取りや野菜の手入れに精を出す母は、人一倍の汗かきです。

この夏も 日が高くなる前の午前中や 日暮れ前の夕方、外に出ては、庭の草取りや野菜の手入れで 

大汗かいて ぐっしょり

家に上がると、まず シャワーを浴びたり、風呂に入ったりしています。

日に数回は 浴びていることになります。

その母が、風呂上りにさっと着れる涼やかな湯あがり着を作ってあげたいと思ったのですが、

ハプニング続きで、思うように出来ずじまい

でもでも まだまだ 故郷の日中は 暑いので 仕立ててみました。

母の湯あがり着

素材は綿100%のリップル。

もうちょっと 初秋のイメージの柄が欲しかったものの、すでにお店では季節はずれの商品で、

プリントの種類も少なくなていました。

ペーズリー柄で ちょっと細かいので、衿もとに黒のコード入りのパイピングテープを作って 挟みこみました。

衿周りのパイピング

スタイルブックは 図書館で借りて 型紙を写し取ったものですが、使えそうなデザインがたくさんあり、購入を考えています。

今回の湯あがり着も 本の中では、打ち合わせ式のワンピースで、ちょっとした外出着として 作ってあります。

素材を変えたり、袖ぐりを大きくとると、冬のホームコートなどにも使えそうなデザインです。

体型を考えて、製図をおこすより パターンを写す方が はるかに手早く出来るので 

出来上がりのパターンを使うことが増えているこの頃です。

ご年配の夏の日常着―着やすいふだん着が手作りできます (ブティック・ムック No. 647)

ブティック社

このアイテムの詳細を見る
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気持ちよく歩きたくて アーチフィッター … 使い始めて8年ほど?

2009-09-11 | 日々の雑感
昨日は 用あって LOFTへ。

欲しかったのは アーチフィッター。

外ばき用の サンダルです。

最初に買ったのは、 ソニープラザ。 続いて ハンズ。 今では 近いので LOFTで 買っているのですが、

実はオンラインショッピングでも買えるのです。

今回も オンラインで購入しようと思ったのもの、 新しいデザインを試したくて、LOFTを覗きました。

でも 色々試してみて、やはり 今回も402に 落ち着きました。

アーチフィッターのいいところは、歩いても歩いても 疲れ知らず、痛み知らずというところ。

一日履いて 歩いても 足にストレスを感じません。

スニーカーやフィットネスシューズでも なかなか 自分の足に合ったものを見つけることが出来ないほど、

自分に足に悩まされてきました。

プロショップで 店員に選んでもらっても スニーカーで歩くと、人差し指と中指の爪をやられてしまい、

歩いた夜は爪の生え際が痛くて 痛くて眠れない

傷みが納まるのには 数日を要し、その後、その爪は死んで

(最初は赤くなり 次に紫色、最後は黒い爪に変身していく、我が哀れな爪)、

下から新しい爪が再生されるまで 数か月かかることを繰り返しています。


靴メーカーのシューフィッターが 私の足を計測して言う言葉は どの人も同じ。

「ギリシャ型(足の第二指 人差し指が長い)で 第三指と第一指が ほぼ同じ長さ。 

しかも 甲が低い! これでは 足に合う靴を 探すのは難しいです

アーチフィッター402

そんな わが足の悩みを救ってくれたのが、 アーチフィッターでした。

無意識に立った姿勢だと、両膝が わずかに離れるO脚だったのも、今では、膝はくっついて立っています。

冬でも ソックスを履いて歩いても 滑らないので、一年中履いています。(人目より快適さ

もちろん 海外旅行には 必ず持っていきます。

最初に海外に持っていったのは、友人と二人旅のシンガポール。

街を歩いても歩いても 疲れ知らずで 二人で感激し合ったことでした


丈夫で 一年に一度の買い直しで 間に合っているのも うれしいところです。
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ムール貝の白ワイン蒸し … ひと手間で 本格的おいしさになりました

2009-09-09 | 
ムール貝のワイン蒸し

コストコへ 買い物に行って、珍しいものを見つけました。

オーストラリアから 空輸された フレッシュなムール貝1kgパックです。

お値段 1300円足らず。


迷わず 買ってしまいました。

ベルギーでは ムール貝のワイン蒸しを 一人1kg食べると 何かの本で読んだことがあります。

我が家は 半量を3人で 二回に分けていただきました。

一回目は 白ワインだけで 蒸しました。

評価は、イマイチ  私もの 味


そこで 今夜は、白ワインのほかに、 にんにく一かけをスライスして、 オリーブ油も回し入れ、

ローズマリーとパセリも入れて、蒸してみました。

絶賛されました


一回目は スープ半量は 残したのに、 今夜は スープから 無くなっていくほど。

お行儀悪いけど、 食べてる途中で、 一枚写真を撮ってしまいました。

同じ銘柄のビールなのに、ビールまでがひと際美味しく感じられる満足の出来栄えでした。

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パッションフルーツ … 屋久島産を 買ってきました

2009-09-07 | 
パッションフルーツづくし

もともと熱帯地方の果物。

沖縄産、奄美大島産、などの パッションフルーツを たまに頂きます。

香りと酸味が さわやかな 果物です。

プーサン、屋久島産のマンゴーフルーツを 最初は買う予定だったようです。

ところが、もう 生産終了と言われ、代わりに生のパッションフルーツと ジュースを買ってきました。

パッションフルーツも大好物の果物のひとつ。

大きな果実の割には なんとも 中身の少ない 贅沢な果物です。

パッションフルーツは 皮がしわしわになった頃が 甘みも出て美味しい とは 初めて知った知識。 

… 3個ほどは 持ち帰ってすぐにいただきましたが、後は、気長に追熟を待ちます。

缶ジュースは 果糖が添加されていて かなり甘め。

そのままより、炭酸で割った方が はるかに好みの味になりました。

瓶入りも濃縮果汁ですが、果糖が添加されています。

こちらは ぜりーによさそう。 

都心に住んでいれば、欲しい食材は ほとんど手に入るものの、

やはり 行った先々で ご当地特産を買ってしまうのは、私もプーサンも一緒です。

旅の話と一緒にいただけば、美味しさも ありがたも格別です。
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屋久杉の箸 … 屋久島旅行のお土産です

2009-09-06 | 日々の雑感
屋久杉の箸

三泊四日で屋久島を観光した プーサンから 最後の日に 

「お土産何が欲しい?」 と 電話があり、

「屋久杉の箸を見てみて」 と つい うっかり口にしてしまいました。

なぜ うっかりかと言えば、出発前には 

「なーんにもお土産いらない! 気ぃ遣わないでね」 と念押ししていたからです。

一生懸命選んで 夫婦箸を買ってきました。

杉の香りもかぐわしく、とっても軽い箸です。

素直にありがとうと 受け取ったのですが、プーサンが 

「どぉ? 気に入った?」 と心配そうに聞きます。

続けて、

「一生懸命 箸の先が細いのを探したんだけど これが一番細かったかも」 と付け加えたので、

「大丈夫よ。 気に入った。 ありがとう」 と 安心させました。


「ママが、お箸は 先が細いのが一番いいって いつも言っているから。 でも なかなかなくて」 と 

やはり 気になるのか 続けます。


ほんとのところ ちょっと太めの先っちょです。

もう少し、繊細に加工してあれば もっとよいのでしょうが、箸の加工は難しいものなのでしょうか。

鹿児島空港のエアポートショップで見かける 箸も繊細さに欠けていて、購入をためらっていました。


しかし、 今回は プーサンの気持ちを 有り難くいただいて、大事に使わせてもらいます。

携帯用の袋に入った箸も買ってきてくれました。

こちらも 軽いし 携帯には この軽さは 有り難いです。
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タケノコ山の手入れ … 孫二人が 老いた祖父の助っ人に

2009-09-04 | 日々の雑感
竹山の手入れ before 一番奥が明るい訳は

八月末の帰省は プーサンと妹の子 一人(大学一年生)も 一緒でした。

目的は、年老いて 大きな田舎の家の管理能力の落ちた祖父母の手伝いと、屋久島旅行。

一年に一回 ひと月足らずの間、筍が収穫出来る近くの山の手入れもしてくれました。


昔、私の祖父母がさつま芋を植えていた畑。 

後に杉を植林して 育っていたものの、いつの間にか竹山になってしまいました。

タケノコをとるようになって、二十年ほどでしょうか。

竹の勢いは 恐ろしいものがあります。


三月中ごろに 私が 父に教えてもらいながら 手入れをして以来の手入れです。

下草を 刈払い機で刈り込んで、ナイロンカッターできれいにしておいたのに、ジャングル?と化していました。


手入れのビフォアーアフターを 写真に撮ろうよという二人のリクエストでカシャリ!

プーサンは 私の作業用ツナギに ホームセンターで買った地下足袋で ナイロンカッター担当 

甥っ子は 祖父のツナギに 同じくホームセンターで買った地下足袋で 刈払い機担当と ノコギリで竹の整理 

父も喜んで 30分ほど 二人へアドバイスしたり、作業風景を見ていました。

竹山の手入れ after

写真は まだ 作業途中です。 が みるみるうちに きれいになっていきます。


午前中3時間ほどの間に 水分補給3回。 ドリンクは アクエリアスです。

夏の畑の作業(野菜の手入れや 草取り)は 昼間の一番暑い時期4時間ほどを除いてしても 半端でない汗をかくため、

母は アクエリアスのペットボトルを箱買いしています。

水分補給のほかに 果物や菓子類を食べたり、半分はレジャーなのです。

おどけた若い二人を 何枚も写真に収めました。

敷地の境界線を越えて

甥っ子が 奥のタケノコ山へ入る通路にはえて育った竹を切ろうとしているところです。

甥っ子の後は まだ 刈りおわっていない草が残っています。

しかし甥っ子が立っているところは、草が1本たりとも生えていません。

どうしてでしょう

どんなに日光が差し込まないところでも、その場所の植生にあった植物が茂っている山での この不思議。

トップの写真の一番奥が明るいのも 理由は一緒なのです。

下草が一本たりとも生えていません。

答えは除草剤らしい です。

奥の竹山の持ち主は 手入れをまめにする方だそうですが、もちろん 薬の散布もマメだそうで … 母の目撃談です。

オーガニック志向のプーサンが 大変な衝撃を受けていました。

「除草剤まいた竹山の タケノコを出荷しているの? 自分たちでも食べているの?」 とは プーサンの言葉。

農家の高齢化が進む我が国。 作業の効率化はやむを得ないのでしょうか。

国産だから安全 とは言えない一端を垣間見たような夏山の手入れでした。
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栗野岳温泉 … 鄙びた温泉を勧められて

2009-09-02 | TRIP&TRAVEL
栗野岳温泉 正面構え

八月の最後は 久々にトトと一緒の帰省でした。 目的は 老親への顔見せと 実家の管理サポート。

トトの滞在は短かかったものの、最後の日 空港へ見送る前に、義兄に勧められた栗野岳温泉まで 足を伸ばしてみました。

九州自動車道で 薩摩吉田ICを入り、いつもは溝辺鹿児島空港ICを降ります。

しかし、目的地は もうちょっと北の方、さらに18km進み、栗野ICで 高速を出て、さらに一般道を11km。 

半分は 山への登り道。

栗野岳温泉街とあるので、せめて二~三件の温泉があるものと思っていましたが、

南洲館とよぶ温泉が一軒のみ。

その昔、西郷隆盛が このあたりで 狩猟をして 温泉で湯治をした温泉だそうで、名前もそこからつけたとは、受付けでの話。

入湯料は一人、300円。写真を示しながら、温泉の説明があり、三つの温泉のひとつを選んで入るとか。

「すべての温泉に入れませんか」 と尋ねると、三つの温泉をまわると600円とか。

迷わず 一人600円払いました。

「入る前に、見学して 入る順番を決めてください」 とのこと。

温泉三つは 敷地内に分散していて、一回一回 着替えて移動しなければならないのが ちょっと面倒。

浴衣のようなものの貸出もないとか。

「同じ敷地内にあるものの 源泉がすべて違いますから、温泉の質も違います」 との説明でした。

もちろん、本当の温泉好きは こういった初歩的なことは、調べてから来るのでしょう。

トトが さっと三つの温泉を見て回り、最初は、竹の湯 次は 蒸し湯 最後に 桜湯 がよさそう、と決めたものの

気の早い母様は、さっさと桜湯に入っていきました。

そこで 私も母様に続くことに。

母様の手には、シャンプー、石けん、タオルなどの入ったいつもの温泉行き用カゴを準備していました。

しかし このセットのタオル以外は全く不要のものとは 中に入ってからわかりました。


桜湯の建物は もちろん小さな木造平屋。 脱衣所も四畳半ほど。ガラス越しに湯壺も洗い場?も見えています。

中央に白濁した湯壺があり、その周りは湯壺のお湯の高さ(浴槽の高さ)に木が敷き詰めてあるちょっと変わった作り。

一か所から 湯が注いでいて、もちろんかけ流し。

洗い場もとくになく、壁沿いにに三つの水道の蛇口があるのみ。

先客に「山水がひいてあるんだそうですよ」と 説明をもらいました。

もちろん 体や髪をゴシゴシと洗える温泉ではありません。


静かです。 かけ流しのお湯の音しかしません。 後は、晩夏の虫の鳴き声のみ。

白濁したお湯にゆったりと浸っていると、体の中の日々の澱まで洗い流されていくような感じがします。


ただ、良質の源泉に浸り 体を休めるという 古来の湯治スタイルの温泉。

三泊四日で湯治にきたという若い女性に次の竹の湯のことを教えてもらいました。

ドロ湯なのだそうです。 

とても細かい粒子のドロが一緒に湧き出る温泉で、もちろん体をごしごし洗うことは出来ないし、ドロ湯でない上がり湯もなく、

同じように山水がひいてあるのみとか。

あらまぁ、どうしましょ。泥んこのまま服着なければならないの
ちょっと困ったと 思いながらも 次の竹の湯を目指します。


二つの温泉は100mほど離れているだけ。

竹の湯には 先客なし。

竹の湯の湯壺は古いものの、白木造りの建物は 建て直して間もないらしく、窓も引き戸もきれいで新しいサッシ作り。

ここのお風呂は石造り。浴槽から流れ出るお湯で石の床は 白っぽいドロ色をして とても滑りやすい状態。

浴槽も 気をつけて入らなければ 足を取られてズルッと滑りそうです。

泉質は強い酸性で、そのため 源泉に水を足してあると説明書きがありました。

石壁の奥に打たせが作ってあり、その隅に 山水を貯める水槽があるのみ。



ドロ湯とあっても、泥んこの中に入る最初のイメージとは違い、湯壺の底に泥がうっすらと溜まっている感じです。

湯壺の底をなぞっても 泥をつかむほどの量もありません。 しかし、石造りの湯壺の石と石の間の溝には しっかりと泥が溜まっていて、指でかき出して手に取ることが出来ました。

ヨーロッパあたりのクレイパックに使われそうな感じのとても細かい粒子です。腕に塗りつけてみましたが、

特に皮膚が傷つくという感じもなく、なかなか乙な温泉でした。


次は、蒸し湯。 これは、ちょっと、びっくり。 

トトが 江戸の庶民は 銭湯といっても 蒸し湯だったと以前話していましたが、
まさに その頃の蒸し湯が残っている感じ。

蒸し湯は二部屋で構成されていて、手前は、掛け湯の湯壺と 山水が貯めてある壺があります。

その奥の蒸し湯は 真っ暗で、真っ黒な木の床がほとんど見えないぐらい。

床に寝てスチームを浴びるのが この蒸し湯の入り方と説明があるものの、入口の引き戸も高さは普通の半分ぐらい。体をしゃがめなければ中に入れません。

五メートルほど向こうに小さな明かりとりの窓が見えていますが、中の様子はほとんどわかりません。

おっかなくて、熱すぎて とても中には入れませんでした。

でも 中腰で お尻を奥の蒸し場につきだす感じで 体半分を蒸してみました。

体後ろ半分は 熱く、体の前は ひんやりした感じ。

珍しい温泉を体験した というぐらいのことでしょうか。

最後に 桜湯で 体を洗い流し? 秘湯の体験終了。

新館入口にて 日本秘湯を守る会 の提灯のかけてある宿泊専用の入口

蒸し湯の手前から、八幡大地獄への散策道があり、地獄谷に簡単に行くことが出来ました。

山道のあちこちで 泥がブクブクと湧きだっていたり、蒸気が上がっていたり、別府やえびの高原や乳頭温泉を思い出しました。

帰路は40分ほどで、鹿児島空港へ。

ちょっと時間に余裕があったので、栗野駅のすぐ近くの 丸池湧水も見学。

綺麗な水がコンコンと湧いているのが よくわかる とても澄み切った水源池でした。


レジャーランドタイプの温泉が苦手の 温泉好きには 

ゴムぞうりのような履物と 簡単に脱ぎ着の出来る湯浴み着は 必携です。

一つの温泉地で 三つの源泉を楽しめる というのはなかなか面白いと思った温泉でした。



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