「ジュウガツザクラ」に「キタテハ」

都心の最高気温は25℃を超える夏日になりましたが湿度は低いので、御苑の木陰が心地よいです。

大温室の手前で咲く「ジュウガツザクラ」に「キタテハ」が蜜を吸いに来ていました

薔薇はさすがに時季を過ぎていました

不気味な気根が伸びる「ラクウショウ」

規格外野菜のスパイスカレー

ちょっと重たい映画のあとは、天気も良いので新宿御苑に足を伸ばして、新宿門左手のインフォメーションセンター内にある「NATIONAL PARKS CAFE Under the Tree」でランチ

いただいたのは「規格外野菜のスパイスカレー」

素揚げ野菜・ピクルスなどの付け合わせに規格外野菜を使ったり、ライスには食物繊維の豊富な国産押し麦が50%

使われている脂もバターやギーの代わりに、国産米糠米油を使用し、12種類のスパイスとハーブを組み合わせた、オリジナルのスパイスオイルを毎日作っているとか！
美味しくいただきました

月

2016年7月相模原の障害者施設で起こった殺傷事件に着想を得て書かれた辺見庸氏の「月」が映画化された聞いて、新宿wald9へ行ってきました。
現役時代にも重度障がい者施設は訪問する機会が無かったので、実際に訪ねたことのある精神科の病院で想像するしかありませんが、入所者やそこに働く人々を含めリアルな描写。

主人公の「さとくん」はコミュニケーションが取れない人＝「心失者」は不幸を生み出すだけ。無駄な者は排除して生産性を上げていかないと社会はもたないという論理の下に「心失者」を殺害することは、世界平和のためと強弁して凶行に奔る彼を批判することは容易だが、実際に重度の障がい者を直接処遇するとなった場合、「さとくん」と同じ考えを持つに至らないか？考えさせられる作品でした。

「さとくん」を演じる磯村勇斗さんは、TVドラマ「昨日何食べた？」でゲイのカップルのひとり”ジルベール”の役でもなかなか面白い演技を見せてくれていますが、前に観た「渇水」での水道局員といい、なかなか味のある役者さん。将来が楽しみです

「月」HP;https://www.tsuki-cinema.com/