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Cloud クラウド

黒沢 清監督の「Cloud クラウド」を観てきました。

菅田将暉演じる転売屋が自覚のないままばらまいた憎悪の種は、ネット社会の闇の中で急成長を遂げ、拡大する憎悪が闇サイトを通じた得体のしれない「集団」の狩猟ゲームの標的にされる…という普通の生活では理解しかねるストーリーを飽きさせることなくカメラを回した黒沢監督。

相米慎二の元で修業しただけのことはありますね!

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ぼくが生きてる、ふたつの世界

「CODA=Children of Deaf Adultsの略/コーダ」と呼ばれる、耳がきこえない両親の下に生まれた聴者の子が生まれてから社会人になる軌跡を描いた、呉 美保(お みぽ) 監督の作品。

時系列を追って、主人公(大/吉沢 亮)の誕生から聞こえない親とその祖父母を含む家族の葛藤、そして自分が何をやりたいのか分からないまま上京していく、、、呉監督が描き出す「日本ならではのCODAの話し」

主役の吉沢も母親役の忍足亜希子も素晴らしかったが、聞こえる世界と聞こえない2つの世界の隔たりを改めて考えさせてくれる映画でした。

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くらべて、けみして 校閲部の九重さん

新聞の記事を読んで図書館で借りた「くらべて、けみして 校閲部の九重さん」

特異な才能を持つ校閲者たちに取材した本作りにおける裏話を、漫画仕立てで楽しく読ませてくれますが、巻末の「校閲」の話しなど、本好きにはたまらない一冊

こいし ゆうか 著、協力/新潮社校閲部 他
2023年;新潮社刊

第2話「こんな字ある?」とコラムを抜粋

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古本食堂 新装開店

原田ひ香さんの新刊「古本食堂 新装開店」

作中、いまにも手に取りたくなるような「古典」の紹介に加えて、明日にでも訪れたい名店の数々…


夏バテ解消にお勧めの一冊かも

角川春樹事務所刊

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I AM A COMEDIAN

先週からユーロスペースで上映されている「I AM A COMEDIAN」を観てきました。

政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、テレビから消えたお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔のコロナ禍での苦闘や父の死と向き合いながらの3年間を追ったドキュメンタリー。
映画の最後の場面で相方の中川パラダイスがさりげなく登場するのが泣かせる佳作

ただ、シネコンの座り心地の良い椅子に慣れた体にはユーロスペースの椅子で2時間はちょっと厳しい

https://iamacomedian.jp/

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今日のお昼は、、、

猛暑続きの毎日ですが、お昼は出勤途中に買ったマイバスケットの「冷やしゴーヤチャンプルー」とSailknotz(セイルノッツ)の生姜の利いた「厚切りカツサンド」

美味しくいただきました

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あんのこと

天気がいま一つなので先週から公開された「あんのこと」を観にイオンシネマ板橋へ、、、
ストーリーなどは映評に譲りますが、TVの「不適切にもほどがある」でツッパリ少女を演じていた河合優実の演技にビックリ!大化けしていい役者さんになれそうです 
 
映画館に行って予約したチケットを発券しようとしたら、発券機が見当たりません!
きょろきょろ探したら、Web予約済みの場合はスクリーン手前の入口でQRコードをかざして入場するんですね!
鉄道各社でも数年のうちには裏面が磁気の切符を止めてQRコードを印刷した普通の紙の切符になるとか、、、
磁気読み取りの必要が無くなれば機械のメンテナンスも楽になりますし、紙だけの切符なら環境にも優しいことは分かりますが、なんでもスマートフォンになると高齢者は戸惑う場面が増えそうですね、、、
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「悪は存在しない」

先日読んだ映評に惹かれ、「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー賞を受賞した濱口竜介監督の「悪は存在しない」を観てきました。
 
舞台は「戦後に開拓された農村」という設定ですが、撮影は諏訪湖に近い原村で、この一帯には諏訪大社の「鹿食免(かじきめん)」という肉食を免ずるお札があって、ストーリーの展開に重要なポイントとなっている鹿と人間の関わりが暗示されます。
 
結構難解な映画ですが、物語の最後に「鹿は手負いでない限り人を襲うことは絶対にない」と語る主人公の娘が月夜の草原で手負いの親子連れの鹿と対峙するシーンは、都市と地方・開発と環境保全などの対立に観る者が引きずり込んでいかれる作品でした。
 
 
 
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『八月の御所グラウンド』

万城目 学さんの『八月の御所グラウンド』
『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』など、奇想天外なストーリーでありながら、自分が歩いたことのあるリアルな場所の設定が面白かったので、直木賞発表より大分前に図書館にリクエストして一気読み  

表題作の他、都大路を舞台に繰り広げられる女子の全国高校駅伝がモチーフの「十二月の都大路上下(かけ)ル」も、続編が期待できる一冊でした。

2023年8月 文藝春秋社刊

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BEYOND UTOPIA

「共産主義」の仮面を被った世襲制独裁国家という他に類を見ない北朝鮮から命からがら脱出を試みた脱北者にカメラが密着…という手法で撮られたドキュメンタリー映画「BEYOND UTOPIA(邦題「ビヨンド・ユートピア・脱北)」を観てきました。

映画の感想はさておき、小学校の同級生がかつて「地上の楽園」を目指して行われた「祖国復帰事業」で北へ帰ったものの音信不通。いまはどうしているやら。。。

 

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