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CHECKの閉店で、、、「新珍味」

映画が終わると時分どき。学生時代、バイトのお金が入ると友人とよく行ったロサ会館のCHECKに行こうと思ったら、ご高齢のため去年の7月で閉店したとか

仕方ないので、駅に向かう先の角にある「新珍味」でランチ。
昭和27年創業の新珍味。創業者は知る人ぞ知る台湾独立運動の活動家で、国民党の弾圧で日本に亡命して糊口を凌ぐために「新珍味」を開いた…とWikipediaにも載っています。
いただいたのは超有名な「ターローメン」。自家製ラー油と秘伝のタレでトロトロの餡かけ麺

若いころは飲み会の〆によく行ったものですが、強烈なニンニクで家に帰ってよく叱られたものです

普通の一人前だと丼に並々溢れんばかりのボリュームなので、いただいたのは「ハーフサイズ」。 火傷に注意しながら美味しくいただきました

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吉田大八監督 「敵」

池袋の「シネマ・ロサ」で吉田大八監督の「敵」を観てきました。
 
 
20年ほど前、妻に先立たれた後、書斎に並ぶ書籍、文房具一つに至るまでこだわりながらも慎ましく暮らす元大学教授。
健康でいるために食生活にこだわりを持ち、異性の前では傷つくことのないようになるだけ格好つけて振る舞い、密かな欲望を抱きつつも自制し、亡き妻を想い、人に迷惑をかけずに死ぬことへの考えを巡らせる。 遺言書も書いてある。もうやり残したことはないはずの教授のパソコンの画面に突然の「敵がやって来る」のメッセージを観てからすべてが狂い始める、、、
時として現実と幻の区別もつかなくなる元教授の「敵」は何なのか?
描かれている元教授の年齢にはまだ至りませんが、何かと考えさせられる映画でした。
 
主演の長塚京三をはじめ、瀧内公美や河合優実に松尾貴史など、脇役も豪華!
モノクロ・スタンダードってのもいいですね
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駅弁雑感

今朝の朝日新聞beの「歴史のダイヤグラム」に、米原駅の駅弁を拵えていた井筒屋さんが今月末で駅弁の販売を終了することについて、「昨今の食文化は娯楽化がもてはやされ、誤った日本食文化の拡散、さらには食の工業製品化が一層加速し、手拵えの文化も影を潜めつつあります。そのような環境に井筒屋のDNAを受け継いだ駅弁を残すべきではないと判断致しました」と紹介されていました。

かつて「ご当地駅弁」だったものが、遠くの工場で製造される例(一例として松山名物「醤油めし」の製造元が瀬戸内海を渡った岡山だったり、大船軒のサンドイッチが戸田のJR東日本クロスステーションなど)が多いことを知るにつれ、井筒屋さんの判断には頷かざるを得ないものを感じます。

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