「ミラクル昆虫ワールドコスタリカ」西田賢司著 ”自然は芸術”

「学び続ける」ということ
世界は広い。小さな昆虫と大自然。たくさんお情報が未開封状態だ。新しい発見をするたびに、情報は多様にへんかしていく。秘密を解き明かすたびに、これまでのことが違っていたことに気づかされる。だから、これまでに学んでいたことの上に学ぶのである。

　学者というものは、特にそういう生きものだ。身を引き締めて、心して向き合っていても、間違いは「常」と言っても過言ではない。間違ってこそ、やっと学べる情報量がそこにあることを、身にしみて感じている。チャレンジ精神をかき立てる多様な昆虫と向き合うことは、そう甘くなく、チャレンジ精神がかき立てられる環境に立たされている限り、ぼくの挑戦はまだまだ続くのである。

　自然は科学でもあり、芸術でもある。自然に包まれて、感性が育まれる。感受性を育むには、できるだけたくさんの命、生きものたちに包まれ、囲まれて、生かされて、生きていくことに他ならない。そして、こんなミラクルな世界を用意してくださった天地創造の神、全能者に栄光を帰するしかない。

子どもの夢の叶え方
第15回 西田賢司さん（探検昆虫学者）







感想；
コスタリカには30万～50万種の多様な昆虫がいるそうです。
この本には、その中の本の一部、でも神さまのわざと考えてしまうような想像を超える昆虫がたくさん紹介されてました。

チャレンジ精神を失わないこと大切ですね。
それを失くしたとき、歳を取ったと言うのかもしれません。

自然は凄いですね。
人間はこの素晴らしい自然を壊しています。
インディアンの格言に下記があります。
「自然（環境）は子孫からの預かりもの」
預かっているものを自分のものと勘違いして壊しています。
人間もその自然の生きもの。
自然を壊すと、自分の未来も壊すことになるのですが、愚かな人間はその事に気付いていないようです。

自然の大切さを教えてくれる本です。
そして自然の奥深さを教えてくれる本です。