幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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熊本いのちの電話「自殺予防公開講演会」: 「自殺に傾くひとへの理解」 講師 河西千秋氏 ”先ずは知ること、そして仲間を作って行動する”

2023-03-26 17:11:17 | 社会
熊本いのちの電話「自殺予防公開講演会」 
「自殺に傾くひとへの理解」 講師 河西千秋氏

自殺にまつわる誤解・都市伝説」
今さら聞けない自殺に関するあれこれ」 を含め下記について話をします。                                       
①これまでの日本の自殺問題と国の対応
②自殺に噛む区押印
③自殺対策の進め方と実践活動

①これまでの日本の自殺問題と国の対応
足掛け3年の新型コロナ問題
「感染のしやすさ・恐怖」⇒メンタル
多くの感染、遺族、閉塞感、学業の中断、大学中退(万単位)

自殺が増加、最悪シナリオの結末、自殺が増加している
G7国の中で日本が自殺が一番高い
自殺対策基本法(2006年)法律で以って自殺対策をしている。法律を持っているのは少ない。
自殺する人の個人の問題と言われていたのが、社会の問題だと視点を変えて。地方公共団体にも責任がある。国民も責任がある。「自殺贈号対策大綱」が出された。難しいと“大綱”がでる。
自殺総合対策、当初9個⇒13個、5年ごとに更新されている。
1.地域レベルの実践的な取組への支援を強化する
2.国民一人ひとりの気付きと見守りを促す
3.自殺総合対策の推進に資する調査研究等を推進する
4.自殺対策に関わる人材の確保、養成及び資質の向上を図る
5.心の健康を支援する環境の整備と心の健康づくりを推進する
6.適切な精神保健医療福祉サービスを受けられるようにする
7.社会全体の自殺リスクを低下させる
8.自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ
9.遺された人への支援を充実する
10. 民間団体との連携を強化する
11. 子ども・若者の自殺対策を更に推進する
12. 勤務問題による自殺対策を更に推進する
13.女性の自殺対策を更に推進する

戦後大きな自殺者の山があり、今が3つ目です。1997年に一挙に1.5倍で3万人台、男性7割、女性が3割。
なぜ1997年に自殺が増えたか? 大型倒産が増えた。山一證券、拓殖銀行など倒産。バブルの崩壊後に決定的になった。

コロナになると平成良かったというが平成は自殺が多かった。そこで国が対策し、自殺が順調に減ってきていた。しかし、コロナで増えた。

増加は10代、20代、女性に非常に顕著。
10代、20代、30代は死因の1位が自殺40代は第2位。50代前半は第3位。

女性の自殺対策を更に推進する(新)が13番目として追加された。

②自殺にからむ要因
いったいどのような人が自殺で亡くなっているか。(自殺因子)
『心中天網島』(近松門左衛門)の上演後自殺が増えた
『若きウェルテルの悩み』ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ著の後、自殺が増えた。

地域や時代を超えて、こういうときに自殺が起きる。
その地域その時代と普遍的な要素の両方を考える

このようなひとは自殺に傾きやすい
1.自殺念慮、絶望、孤立無援感
2.精神疾患にかかっていた・かかっている
自殺した人の98%が精神疾患に罹っていた(WHO)
皆さんは今日自殺しようと思っている人はいないと思う。
考えてみてくださいと言ってもなかなか考えられない。
それがどう言うときにできるか?
脳が機能障害を起こしていることしかあり得ない。
脳で判断したり決断している。
・うつ病
・双極性障害
・統合失調症 など
 限度を超えたストレス・悩み
 悪く悪く考えてしまう
 思考の柔軟性がなくなる。
 自殺以外に今の状況を終わらせることができない、抜け出すことができない。
 「こころの視野狭窄」「自殺するしかないと思う」
 自殺≠死にたい なので、皆さんの活動が重要
3.がん、難病にかかっている、身体の機能を失った
 HIVなども。身体の病気から自殺が生じるプロセス。
 がんは100%告知して対応して生きましょうという時代。
 告知されると落ち込むが、多くの人はどうするかを考えていく。
 それでも心配でミスを起こしてしまう。
 多くの方は脱出するが出来ない人がうつ病など発して自殺念慮が生まれてくる。
 病気が悪さをしているのが大きい。
 1~3はくっついている。
4.自分を傷つける自傷行為と自殺未遂
 自殺者の40%以上に自殺未遂歴があり、80%以上が自殺手段を変えている。
自殺者の43%が1年以内に自損行為で救急医療を受診し、28%は3回以上繰り返している。自殺未遂者の3-12%がその後自殺。
 横浜市立大学で救急車で運ばれた自殺未遂して助かった100数十人/年に聞き取り調査した結果、8割の人が精神疾患を抱えていた。
5.大事な人との離別・死別直後
 喪失体験、その後は強い自殺念慮がある。
6.国や地域の経済破綻
 経済破綻が大きく繋がっている。仕事に就けない人が多い。
 大規模災害が経済破綻に。災害が起きた当初は皆が頑張ろうと自殺が減るがしかし、その後自殺が増えることが知られている。
会社がつぶれた。大学中退。力尽きてしまう。支援が入り立ち上がれる人と、立ち上がれない人。災害はすべての要因が起きる。

自殺の動機
 遺書がある場合。警察が調査している。
一番多いのは健康問題が一番多い。
経済問題は入り口問題。最後は健康問題、身も心もボロボロになる。もう駄目だと思ってしまう。

自殺手段・ホットスポット・SNSの問題
 自殺多い場所、観光地なのでフェンスなど作れない。ちょっとでも足を踏みはずと自殺できる。自殺へのアクセス性が高い。
 日本では大量服薬で病院に運ばれるケースが多い。それは薬へのアクセスが高い。病院で簡単に薬を出してもらえる。蓄えてすぐに飲めるのでアクセス性が高い。米国は銃の自殺が高い。銃へのアクセス性が高いから。都会では電車への飛び込みが多い。駅のホームフェンスができるとアクセス性が低下して自殺が減る。

メディナ・ネット報道・SNS 松田聖子さんの娘が亡くなった。こういう時自殺者が増える。
「自殺とメディア報道」の勉強会を行った。
自殺か?と過剰報道が問題
大手の新聞は控えるようになってきた。

写真報道雑誌が芸能人の自殺をいっせいに報道した。
女性のタレント(岡田有希子さん)の自殺時、場所の報道も、若者の自殺が増えた。
本庄中3自殺の報道。
練炭自殺がネットで問題になった。
日本は切腹文化があり、死んで責任を取る人もいる。

人には、”自殺をする権利”があるのでしょうか?
考えてみていただきたい。隣の人と話し合っていただきたい。
相談電話で「何で死んではいけないのですか?」と尋ねられることがあるかと。
相談電話、対人支援で「なぜしんではいけないか」
⇒なぜ自殺を防がなければならないのか?
自殺を考えている状態がどのような状況かを考える。
問題は精神疾患に罹っているので問題になっている。
その人の持っている能力が低下している。安楽死を認める国でも精神疾患を持っている人は認められていない。
8割の人は精神疾患に罹ってもよくなっている。
治療して良くなると、「ありがとうございました」「あのときは考えが足りませんでした」
「自殺しなくてよかったです」
なぜ自殺してはいけないと質問されたら、でもね・・・として話をしている。

③自殺対策のすすめ方と実践活動
1次予防  事前の取り組み 啓発と教育
2次予防  自殺を食い止める リスクアセスメント、危機介入・治療
3次予防  遺された人への支援とケア、群発自殺の予防、心理学的剖検

ゲートキーパー「門番」
①心の健康が大切
②気づいてあげられる人
③声をかける

うつ病は見つけ難い。
うつ病の症状(9個の内5つ以上)
PHQ-9 (Patient Health Questionnaire-9)日本語版 (2018) 
https://www.mizenclinic.jp/blog/depression-3/
1 物事に対してほとんど興味がない、 または楽しめない
2 気分が落ち込む、憂うつになる、 または絶望的な気持ちになる      
3 寝付きが悪い、途中で目がさめる、 または逆に眠り過ぎる             
4 疲れた感じがする、または気力がない     
5 あまり食欲がない、または食べ過ぎる     
6 自分はダメな人間だ、人生の敗北者だと気に病む、 または、自分自身あるいは家族に申し訳がない と感じる     
7 新聞を読む、またはテレビを見ることなどに 集中することが難しい             
8 他人が気づくぐらいに動きや話し方が遅くなる、 あるいは反対に、そわそわしたり、落ちつかず、 ふだんよりも動き回ることがある        
9 死んだ方がましだ、あるいは自分を何らかの方法 で傷つけようと思ったことがある
これらがほとんど一日中、頻繁、それが2週間以上続いている。

人生これまでで落ち込むことはなかった人はいらっしゃらないと思います。
それが身体の症状にでる。自律神経の調整が上手く行かない。
病院に行っても検査しても分からない。メンタル不調が身体の症状として出ている。

気持ちが落ち込むのは普通
弱音を吐かないなどで、身体の症状が前に出る。
がまんは、傍から見ても分かりにくい。そこでゲートキーパーが重要になる。

ゲートキーパー養成研修会(北海道)
いのちの電話と協力してやっている。
①自殺の基礎知識
知識だけでは難しい。
②動画を見て研修やスキルアップ研修(ロールプレイなど)

自殺未遂した人に尋ねている。
そういう人は悪循環になっている。
生活の問題や⇔精神疾患 悪循環

自殺対策が重要と訴えるためには基礎データが必要。
横浜市大モデル
 基本方針 4つの基本認識(①自殺は、その多くが追い込まれた末の死である。②自殺は、その多くが社会的な取組で防ぐことのできる問題である。③自殺を考えている人は何らかのサインを発していることが多い。④年間自殺者数は減少傾向にあるが、非常事態はいまだ続いている。)

①見立て
②ケース・マネージャーの研修
③心理教育(病気、自殺プロセス)
④定期面接;個別者に配慮した支援介入

「自殺対策のための戦略研究・ACTION―J」
を国と21施設、約390名の医療者等が参加(2015年)
わかったこと
必須項目
・自殺念慮と自殺の危険度
・受療状況
・生活状況
・社会資源の利用状況
入院中と退院後、少なくとも1.5年、アセスメントとプランニングに基づく支援を繰り返し個別性を重視した支援を継続により、その後の自殺が減ることがわかった。
これについては厚労省が記者会見した。また海外の雑誌に掲載した。
これが国の事業になった。ケース・マネージャーの養成。診療報酬に追加された。
これをやっているのは日本しかない。
熊本では1病院。全国で60ほど。北海道では4施設。
世界でも驚きの研究。コペンハーゲンでも講演した。

地域自殺対策がとても対策
未遂者は家に帰る。地域でしっかりケアがないと難しい。
北海道は自殺が多い。道民も知らない。
北海道は良いところと思われている。
自殺率では東北が多いが北海道も多い。
東北地域で取り組みを行っている。
しかし、北海道では取り組みをやっていない。
別海町(北海℃南東、人口1万少し、牛が20万頭)

横浜市栄区の取り組みで3年間自殺者を減らした。なかなか3年連続で自殺者を減らすのは難しい。自殺者数は一般に上下する。

北海道に行ってがっかり。500万人の半分が札幌市に住んでいる。
大学病院は地域にいかに医師を派遣するかで必死になっている。自殺啓発まで回っていなかった。
そこで下記を始めた。
・地域の方に勉強会を始める
・行政の人も勉強会
・対人支援する人の勉強会
⇒そしてネットワークを作って活動する。

別海町における自殺対策
・啓発研修会
・役場職員、民生委員児童委員
・ゲート・キーパーのロールプレイ
・看護職を対象として研修会
・事例検討会 亡くなった人の事例研修も行った
 防げたと思えた事例だった。
 困っている事例を行っている。解決していくための段取りがある。
 必ず解決できる話合いを行っている。

住民調査、なぜこの地域の自殺がどうして多いのか?など
・自殺を防げると思っている人が少ない。
・自殺考えている人は相談しない。
キーホルダーを研修会に参加した人に配っている。バッグにつけてもらうとその人が研修に出た人だとわかる。

まとめに変えて
・予測因子、予防可能な自殺がある。
・自殺に関する正しい知識を学び、理解する
・素手で立ち向かうのは止めましょう。
・「お願い」をしない。「心が大事」皆さんが自分たちのためにやっている。
自殺だめというのではなく、命が大切だと伝えている。

感想
 350名の参加(リモート250名)とリモートの参加者が多かったです。
 自殺者を減らす取り組みはいろいろな視点からの取り組みが必要であり、地道な取り組みも大切だと改めて認識しました。

昨年度のいのちの電話シンポジウムで河西先生と熊本いのちの電話が接点ができ、今回の依頼につながったそうです。

なぜ自殺してはいけないか?
自殺する権利はないのか?
に対して、自殺したいと思っているのは既に精神疾患を病んでいたり視野狭窄になっているから、健康な状態で考えることが出来ていないから、そこで自殺はしないで、メンタルが回復したら自殺を考えないとのニュアンスでした。
自殺ではなくても、「人生何のために生きるのか?」「生きる価値はあるのか?」については難しい問題ですが、それにヒントを与えてくれる一つがロゴセラピーのように思います。いつでも死ねるのですから、今死なずにそれを考えて見ることがあっても良いように思います。



「朝鮮人参秘史」川島祐次著 “朝鮮と中国から輸入品だった朝鮮人参と生糸を江戸幕府は国産化した”

2023-03-25 23:40:00 | 本の紹介
・中国の史書によると、二世紀には倭国王帥升らが後漢の都、落陽へ朝貢している(107年)。三世紀には邪馬台国の女王卑弥呼が朝貢使を後漢のあとに興った魏の都(同じく洛陽)に送り(239年)、翌年ん位冊封使が「新魏倭王」の詔をもたらしている。

・日本がどうしても輸入しなければならないものがふたつあった。ひとつは中国生糸であり、他のひとつは朝鮮人参であった。これらを輸入するために銀と換えることは、江戸幕府も認めていた。

・日本の人参栽培は享保14年(1729年)、日光における大出の朝鮮産人参植付けの成功に始まり、植村の協力によって成功したとしてよいであろう。

・幕府が人参の種子と栽培法を一般公開したのは賢明な策であった。元文3年(1738年)、江戸本石町岡肥において「朝鮮人参種子」を初めて希望者に「下渡し」したが、この時に公開した「培養の法」はつぎのようなものであった。 
 地を掘ること二尺ばかり、山中の赤土と畑の黒土を等分に混ぜる。もぐらや害虫に食われぬように木板で四方を囲む。乾、湿に注意し、冬は半日ほど日を当て、夏は日に当てぬよう柿や青桐を植え、木陰を利用し、よしずで調節する。冬は落葉をかける。

・日光御神領今市で朝鮮人参の栽培に成功した幕府はその普及のために、江戸と京都で種子と栽培法を公開した。諸藩諸侯にも奨めたにちがいない。秋田、熊本、薩摩その他いくつかの藩で栽培が試みられたことが知られている。・・・
失敗に終った例の多いなかで、松江藩と会津藩では藩営事業として成功し、財政に大きな貢献をした。

・(会津藩は)京都の警備のために2,000人の藩士が動員され、一年交代で1,000人が常駐した。幕府より役料五万石、旅費三万両の貸与があったとはいえ、京都における出費は莫大なものであった。藩営人参事業の利益の蓄積がこの際大きく貢献したにちがいない。・・・
会津藩の人参栽培は藩とともに終わった。それは徳川幕府の時代の終わりでもあった。

・野菜の「人参」(以下「にんじん」)は農作物として改良が重ねられ種類も多いが、植物としての分類はせり科に属する。「人参」の基原植物はウコギ科であるから「にんじん」とは全く別の植物である。

感想
朝鮮人参(オタネニンジン)と野菜の人参は別物で科も違っていたと知りました。

吉宗が国産を検討したようです。
そしてほぼ、国産品を使うようになりましたが、その後韓国、中国から安いものが入り、国産は0.1%まで落ちているようです。
韓国、中国も栽培を始めたのかもしれません。日本が栽培を始めたことは自然に育っているものを採取していたようです。

国内栽培400年の歴史。もっとも有名な薬用作物「高麗人参」。https://asadori.net/2019/11/korai01-s2/ あさドリ
高麗人参は糖尿病、動脈硬化などに効能がある他、滋養強壮作用、疲労回復,病後の回復を早める働きなどもあるとされ、古くから漢方薬として用いられてきました。
高麗人参の原産地は中国から朝鮮半島にかけてとされ、古くから漢方薬として用いられてきました。豊臣秀吉の朝鮮出兵は高麗人参の入手が目的だったとの説もあります。江戸時代八代将軍徳川吉宗の時代より国内各地での栽培が試みられ、幕府が栽培を奨励したことから、和名は「御種(オタネ)人参」と呼ばれています。
現在の主な産地は、ここ信州佐久(長野県東信地方)、および会津(福島県会津若松附近)、出雲(島根県大根島)の3カ所程度で栽培されている貴重な農産品です。もちろん望月地域の栽培地の標高は国内随一です。

高麗人参生産の現状
かつて高麗人参はもっとも有名な薬用作物で、重要な生薬原料のひとつでした。1960年頃までは100%国産品が使用されていましたが、その後韓国・中国からの輸入品が増え、令和3年時点の国内で使用される量の内、国産は0.1%以下といわれています。
また、「高麗人参は、昔は健康食品の中でもっとも人気が高かったが、最近は、ビタミン剤や乳酸菌など、より手軽に飲むことができる健康食品が増えたため、高麗人参の需要量が減少している。」との見方もあります。そんな状況の中で現在の国内生産量は1970年代と比較しても1/10にまで減少しています。
当然ながら、高麗人参の生産量と比例し生産者の収入も減少し、高齢化が進んでいます。ただでさえ後継者不足により廃業を選択する農家さんが多い中、2011年3月11日起こった東日本大震災により、会津地方産の高麗人参は風評被害により多大な影響を受けてしまいました。400年続いた良質な国産高麗人参栽培にもカウントダウンが聞こえ初めています。

「愛子への伝言」宮沢勝之作 と 「クレド 弱い者の信仰宣言」古木涼子作 ぜひお聞きください生きることの大切さ

2023-03-25 22:18:22 | 社会
https://www.youtube.com/watch?v=S7jdA2GeadI
55秒から始まっています。
歌詞の内容;
姉が寝たきり
妹が学校で姉のことでからかわれる。
だったら、からかった子を家に連れてきて、姉を見てもらいなさい。
姉は姉の人生を精いっぱい生きている。

「クレド 弱い者の信仰宣言」古木涼子作
歌詞

看護学院の学生自殺 「教員のパワハラ4件が影響」第三者委 北海道 ”北海道立の学校なので、鈴木道知事の責任 2015年からパワハラ53件を放置!” 

2023-03-25 12:50:24 | 社会

 2019年9月に自殺した北海道立江差高等看護学院(江差町)の男子学生(当時22歳)の遺族から求められている教員からのパワーハラスメントの調査について、道が委嘱した第三者調査委員会は24日、札幌市内で会合を開き、調査結果をまとめた。管理職を含む3人の教員による4件のハラスメントが男子学生の自殺に影響したと認定した。第三者委は調査書を3月中に道に提出する。
  第三者委座長の須田布美子弁護士によると、男子学生がレポートの期限に1分遅れただけで受け取らず、1年留年させるなどした行為をパワハラと認定。教員3人にはパワハラの認識がなく、謝罪の言葉はなかったという。須田弁護士は記者会見で「教員個人の資質ではなく学院の構造的な問題で、道にも監督責任がある」と述べた。  調査結果を受け、鈴木直道知事は「道としては結果を大変重く受け止めており、ご遺族に対し深くおわび申し上げる。調査書を受け取り次第、内容を精査の上、ご遺族に道の対応方針を説明し、今後も誠意を持って対応する」とのコメントを出した。  学院内でのパワハラを巡っては第三者委が21年10月、江差町と紋別市にある両学院で15~20年度にパワハラが延べ53件あり、加害教員が計11人いたと認定。道は昨年3月、10人の教員を懲戒処分としたが、自殺した男子学生については第三者委の調査対象に含まれておらず、新たな第三者委を設置して調査していた。【真貝恒平】
 
感想
教育目的
人間についての理解を深め、生命の尊厳を基盤として倫理観を培い、自己を見つめ 
 る力と相手の心を思いやる豊かな感性を養います。
  • 人々の健康にかかわるさまざまな現象の本質をみきわめ、学んだ知識と技術を統合し、科学的根拠に基づいた看護が実践できる能力を養います。
  • 社会の情勢や科学技術の発達に関心を持ち、自分を取り巻く地域社会の変化に柔軟に対応できる能力を養います。
  • 看護の担うべき役割を認識し、保健・医療・福祉領域の人々と連携できる能力を養います。
  • 看護の専門職としての誇りと自覚をもち、主体的に学習を継続し、自己成長ができる基盤を養います。
⇒教員が先ずは教育を受ける必要があるようです。
 1分遅れたので受け取らない。「バカか!」と言いたくなります。教員としての資格以前に人として問題です。

須田弁護士は記者会見で「教員個人の資質ではなく学院の構造的な問題で、道にも監督責任がある」と述べた。
⇒教員個人の資質の問題もあるのではないでしょうか?

江差町と紋別市にある両学院で15~20年度にパワハラが延べ53件あり、加害教員が計11人いたと認定。
⇒自浄能力もなく、北海道も放置していたのです。鈴木知事の責任も大きいです。
北海道立なので、公的な学校です。
第三者委員会立ちあげないと自分の問題点も気付かないようです。
学院もそうですが、北海道も自浄能力の欠如です。

複数の教員の関与が認定されている北海道立江差高等看護学院のパワーハラスメント問題で、ハラスメントの中心人物である品川由美子副学院長が本年度いっぱいで退職することがわかった。
 ◇   ◇   ◇
 後任の教務担当副学院長には、閉校が決まった網走看護学院の教務主幹の名が上がっている。江差でハラスメント認定された教員は現副学院長を含めて7人おり、大半が道内の保健所などに異動する方向だが、一部については引き続き学院に残ることになる見込みだ。
 
ハラスメントに関与した教員7人のうち5人は現在、配置換えにより道立江差保健所に勤務中。品川氏もこれに含まれ、その後の新体制で学院には新たに「事務担当副学院長」が着任したが、従来の「教務担当副学院長」は同氏が引き続き務め続けることとなった。今回辞職することがわかっているのは現時点で同氏のみで、残る4人は道内の保健所など看護教育と関わらない職場に異動することになる。
 
ハラスメント認定を受けながらも学院に残り続けている教員は2人おり、うち1人は品川氏と同じく年度末で退職する意向。ただ、同教員は次年度からも「インストラクター」として実習などにかかわり、現場で学生らと接触し続けることになる。残る1人は教員の立場のまま残留する見込みだ。
 
現場では3月上旬時点で当事者の教員らになんらかの内示があったことがわかっているが、これが異動に関するものか処分に関するものかはあきらかでない。道の担当課は17日の時点で、いずれについても「何も把握していない」としており、正式発表の時期は不明。ハラスメント被害者らの求める謝罪が年度内に実現しなかった場合、品川副学院長は一度も頭を下げることなく現場を去る可能性がある。
 
道の看護政策を知る関係者の1人は「品川氏については『停職処分を経て自己都合退職』という路線が昨年の時点でほぼ固まっていた」と証言しており、事実ならば退職は氏自身の意向ということになるが、前述の通り各教員の処分については17日時点で確認できていない。
 
一連のハラスメント問題をめぐっては18日、道の担当課が学生の自殺事案などに関わる公文書を「再開示」する動きがあった。文書は昨年4月に筆者が開示請求したもので、道は当初いわゆる「のり弁」状態で文書を開示してきたが、これに筆者が審査請求(不服申し立て)したところ、審査会の答申を待たずに異例の「自庁取り消し」を経て開示のやり直しに至った。これらの経緯については、稿を改めて報告したい。
小笠原 淳 (おがさわら・じゅん)】
ライター。1968年11月生まれ。99年「札幌タイムス」記者。2005年から月刊誌「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に、地元・北海道警察の未発表不祥事を掘り起こした『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』(リーダーズノート出版)がある。札幌市在住。

三浦瑠麗氏 SNSの発言を巡った裁判で敗訴が確定…訴えた元テレ朝アナが困惑した「三浦氏のクセ」 ”三浦瑠麗氏を使うTVにも問題があるのでは?”

2023-03-25 00:00:05 | 社会
コメンテーターとしてさまざまなテレビ番組に出演していた国際政治学者の三浦瑠麗氏。彼女のSNSでの発言が不法行為にあたるとして、300万円の損害賠償(慰謝料)支払いを求めた裁判に関する上告が棄却され、原告である元テレビ朝日アナウンサーの西脇享輔氏の勝訴が3月22日に確定した。三浦氏には30万円の損害賠償支払いが命じられた。 
 この裁判は、‘19年の週刊誌によるテレビ朝日記者で西脇さんの元妻である村上祐子さんの婚姻関係・異性関係に関する記事と、同記事を受けて村上さんの「朝まで生テレビ!」MC出演を見合わせたテレビ朝日の対応を批判する三浦氏のツイートに対してのもの。
 当時、三浦氏は以下のようなツイートをしていた。 
〈そもそも何年も別居し離婚調停後、離婚訴訟係争中の人を不倫疑惑とするほうが間違い。〉 
〈週刊ポストは村上さんの相手が破綻事由でないことも、離婚訴訟中であることも知ってて敢えて隠して不貞行為のように書いたでしょ。〉 
 裁判はこのつぶやきが不正確である上に、西脇さん夫婦のプライバシーを侵害したとして、300万円の損害賠償(慰謝料)支払いを求めたもの。一昨年の11月15日に第一審で三浦氏に30万円と謝罪広告の掲載を命じられていた。そして今月22日に判決が確定したというわけだ。 
 原告である西脇氏に今回の裁判について話を聞いた。
 「彼女は有識者・学者という立場で、人の権利を侵害する発言を繰り返していました。そのような発言は、識者として公に発言することの責任を感じていれば、してはいけないとわかるはず。今後、テレビなどのメディアに出るなとは言いませんが、自分の立場をきちんと理解して発言するようにしてほしいですね」 
 裁判中、西脇氏は三浦氏の”あるクセ”によって苦労したという。西脇氏が続ける。 「裁判で用意してくる書類の文章がやたら難しく書かれているうえに、その中で使われている熟語の意味が文章と一致していないんです。それに加えて、今回の裁判はプライバシーの侵害が争点になっているのですが、男女同権の話が出てくるなど、何を主張しようとしているのかよくわからないことが多かったです」 3月7日には4億3000万円の業務上横領容疑で夫である投資会社トライベイキャピタル代表の三浦清志氏(43)が逮捕された。今回の敗訴はまさに”泣き面に蜂”という状況になった。

感想
 三浦氏は頭は良いと思うのですが、賢さの頭の良さではないような気がしました。
独自の世界での判断で、その独自の世界は、世間の一般的な考え方と合っていないのでないでしょうか。

 事実に基づかずに、ご自分の思い込みで発言する。その発言が人権に影響するかどうかも判断できない。

 事実でないつぶやきで、間違えて受け取った人も多かったのではないでしょうか。