今回は『カッコ悪くてもぶつかろう』という話。
礼(長澤まさみ)は12年間、健(山下智久)のことを想い続けていた。
それが小学校、転校してきた時に健が消しゴムを貸してくれた時から。
中学の時は告白の手紙を書き、すれ違いで渡せず、ずっと持ち続けていた。
そしてドラマでも描かれた高校での出来事。
12年間の物語がちゃんと設定されているから、人物に深みが出る。
礼がぶつかろうと思った転機は、10代最後だということ。
「10代最後きちんと向き合っておきたい。そうでないと一生後悔する」
健への告白、健の答えは「10代のうちに解いておかなくてはならない答え」。
しかし、このふたりはすれ違う。
健は郵便局に礼がコンペの課題を送りに来ることを待っている。
礼は健のアパートの前で。合コンの伝言も偶然聞いてしまう。
12時過ぎまで。
恋人たちをいかにすれ違わせるかは恋愛ドラマの課題だが、携帯がある現在、すれ違いを描くことはなかなか難しい。それを今回は健の携帯が料金が払えず止められていたという状況を作った。
また可能性として健が大学の校門で待っていたら、ふたりは出会えていたのではないかということもある。郵便局の前で待っていたのは健の無器用さ、思い込みと解釈するのは可能だが、物語の嘘が見えてくるとリアリティがなくなる。
また健が告白してしまえば、この物語は終わりになるわけだが、それをさせない物語の嘘も最近気になりだした。
いずれにしてもすれ違いを描くことはなかなか難しい。
そして今回、もうひとつの礼の転機。
すれ違いで健に会えず、礼は結論を出す。
「答えはありませんでした、ずっと引きずっていたけど、今日やっと終わりました」
礼にしてみれば12年積もった想いの末の告白。
それが空振りに終わった反動なのだろう。
今回描かれたのは、『お互い向き合っているのに通い合わない』という恋愛のひとつの形。それはエリ(榮倉奈々)や鶴見尚(濱田岳)の『相手が受け入れてくれない』という恋愛の形とは違う。
いずれにしても、健たちの恋愛もエリたちの恋愛も哀しい。
礼(長澤まさみ)は12年間、健(山下智久)のことを想い続けていた。
それが小学校、転校してきた時に健が消しゴムを貸してくれた時から。
中学の時は告白の手紙を書き、すれ違いで渡せず、ずっと持ち続けていた。
そしてドラマでも描かれた高校での出来事。
12年間の物語がちゃんと設定されているから、人物に深みが出る。
礼がぶつかろうと思った転機は、10代最後だということ。
「10代最後きちんと向き合っておきたい。そうでないと一生後悔する」
健への告白、健の答えは「10代のうちに解いておかなくてはならない答え」。
しかし、このふたりはすれ違う。
健は郵便局に礼がコンペの課題を送りに来ることを待っている。
礼は健のアパートの前で。合コンの伝言も偶然聞いてしまう。
12時過ぎまで。
恋人たちをいかにすれ違わせるかは恋愛ドラマの課題だが、携帯がある現在、すれ違いを描くことはなかなか難しい。それを今回は健の携帯が料金が払えず止められていたという状況を作った。
また可能性として健が大学の校門で待っていたら、ふたりは出会えていたのではないかということもある。郵便局の前で待っていたのは健の無器用さ、思い込みと解釈するのは可能だが、物語の嘘が見えてくるとリアリティがなくなる。
また健が告白してしまえば、この物語は終わりになるわけだが、それをさせない物語の嘘も最近気になりだした。
いずれにしてもすれ違いを描くことはなかなか難しい。
そして今回、もうひとつの礼の転機。
すれ違いで健に会えず、礼は結論を出す。
「答えはありませんでした、ずっと引きずっていたけど、今日やっと終わりました」
礼にしてみれば12年積もった想いの末の告白。
それが空振りに終わった反動なのだろう。
今回描かれたのは、『お互い向き合っているのに通い合わない』という恋愛のひとつの形。それはエリ(榮倉奈々)や鶴見尚(濱田岳)の『相手が受け入れてくれない』という恋愛の形とは違う。
いずれにしても、健たちの恋愛もエリたちの恋愛も哀しい。