第14回「黄金の盟約」
金で敵を釣る。
他の武将たちが異を唱えた様に<義>を世に示す上杉として許されることなのでしょうか?
これでは現実主義者の信長や拝金主義者の秀吉と同じ。
前回の領地と引き替えにした交渉まではまだ許容範囲だった。
しかし今回の対応は?
第12回で「生き残るために強い方につく。金をくれる方につく」という斎京三郎右衛門(高杉亘)の考えを否定したのは他ならぬ兼続(妻夫木聡)。
ところが今回は自らが否定したことをやっている。
これでは斎京三郎右衛門は「言ってることとやってることが違う」と怒るのでは?
ブレまくりの兼続。
もうひとつ、金を使って相手を説得するのでは策がなさ過ぎる。
誰もが思いつかない策を使って事態を打開するのが軍師。
「謙信公は信玄公の窮地にあり、塩をお送りしたことがございまする」と言って黄金と塩をいっしょに論じたのは単なるレトリックの遊び。
謙信の場合は<義>の行為だが、兼続の場合は<買収>。
またまたこの作品で何を描きたいのかわからなくなってきた。
僕は<義>という理念で人が争い、生き死にするのは嫌いだが、この作品で<義>を描きたいのなら、兼続は斎京三郎右衛門の時の様に<義>で闘ってほしかった。
黄金を使うにしても別のレトリックで説得してほしかった。
この辺、原作ではどの様に描かれているんだろう?
ドラマとしては武田との同盟がなった時の景虎(玉山鉄二)側のリアクションを入れてほしかったですね。
景虎、華姫、遠山、それぞれのリアクションが違うはず。
これで自らの運命を覚る景虎。
兼続を恨む華姫。
景虎を見限ろうとする遠山など。
そこがドラマになるはず。
菊姫(比嘉愛未)との婚儀の話はずっと後でも構わない。
さてテキストとしてブレブレのこの作品、どこへ行く?
金で敵を釣る。
他の武将たちが異を唱えた様に<義>を世に示す上杉として許されることなのでしょうか?
これでは現実主義者の信長や拝金主義者の秀吉と同じ。
前回の領地と引き替えにした交渉まではまだ許容範囲だった。
しかし今回の対応は?
第12回で「生き残るために強い方につく。金をくれる方につく」という斎京三郎右衛門(高杉亘)の考えを否定したのは他ならぬ兼続(妻夫木聡)。
ところが今回は自らが否定したことをやっている。
これでは斎京三郎右衛門は「言ってることとやってることが違う」と怒るのでは?
ブレまくりの兼続。
もうひとつ、金を使って相手を説得するのでは策がなさ過ぎる。
誰もが思いつかない策を使って事態を打開するのが軍師。
「謙信公は信玄公の窮地にあり、塩をお送りしたことがございまする」と言って黄金と塩をいっしょに論じたのは単なるレトリックの遊び。
謙信の場合は<義>の行為だが、兼続の場合は<買収>。
またまたこの作品で何を描きたいのかわからなくなってきた。
僕は<義>という理念で人が争い、生き死にするのは嫌いだが、この作品で<義>を描きたいのなら、兼続は斎京三郎右衛門の時の様に<義>で闘ってほしかった。
黄金を使うにしても別のレトリックで説得してほしかった。
この辺、原作ではどの様に描かれているんだろう?
ドラマとしては武田との同盟がなった時の景虎(玉山鉄二)側のリアクションを入れてほしかったですね。
景虎、華姫、遠山、それぞれのリアクションが違うはず。
これで自らの運命を覚る景虎。
兼続を恨む華姫。
景虎を見限ろうとする遠山など。
そこがドラマになるはず。
菊姫(比嘉愛未)との婚儀の話はずっと後でも構わない。
さてテキストとしてブレブレのこの作品、どこへ行く?