平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ドラマのヒロインたちのファションについて

2010年11月19日 | キャラクター
 ドラマの愉しみ方として、登場人物たちの服装を見るというのがある。

 「黄金の豚」の堤芯子(篠原涼子)がアーミージャケットにブーツ。
 ラフに着こなしてカッコイイ!!
 最近はアーミージャケットを着ていない様だが、いかにも<不正>と闘う女という感じだ。
 こういう着こなしが出来る女性って素敵ですね。

 「医龍3」の加藤晶(稲森いずみ)もカッコイイ!!
 白衣の下に黒のピッチリしたセーターにパンツ。
 医者の必須アイテムである白衣を着ながら、しっかり加藤先生らしい自己主張をしている。
 オトコ目線で言うと、今期のドラマでは加藤先生が一番セクシーかな?
 何と言っても白衣。
 そう言えば、「もやしもん」というドラマで加藤夏希さんが演じていた研究生は白衣にSMの黒いボンデージ衣装を身につけていましたね。
 何でボンデージ!?
 あり得ない服装ではあるが、もの凄いインパクトがある。見て絶対に忘れない。
 キャラクター作りにはこういうインパクトも必要。

 ダサい服装といえば「Q10」のQ10(前田敦子)。
 ダブダブの制服の上着、膝が隠れる長いスカート。
 でもインパクトがある。
 Q10が教室の中で異質な存在であるという効果も出しているし、「アイドル前田敦子がああいうダサい格好?」という見事な裏切り方もしている。

 さて、今期のドラマで一番のお薦めのファッションキャラは「SPEC」の当麻(戸田恵梨香)。
 彼女もダサいリクルートスーツに丈の長いスカート。
 おまけに片手を包帯で吊って(←これにはちゃんと理由があった)、何が入っているのかわからないキャリーバッグをゴロゴロ転がしている。
 そして眼帯をしたり、絆創膏を顔に張ったり。
 インパクトとして十分である。
 そんな当麻がぎょうざの大盛りを喰らい、食べながら箸で物理学の本をめくるから「こいつ、一体何者?」という興味が湧く。

 キャラクターを描く上で、服装への配慮って大切なんですね。
 逆に服装に遊びのない作品ってつまらない。
 リアリティを追求して普通の服装をしている登場人物でもどこかひとつ遊びがほしい。


コメント (2)
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