AKB48選抜総選挙、前田敦子、大島優子の対決。
今回は前田さんの勝利で終わったが、壮絶なライバル同士のドラマ。
スポーツなどでは<ライバル対決>はあったが、芸能の世界で今まで見られることはなかった。しかもファン参加型。
この点が斬新だ。
<ファン人気投票>でなく、<総選挙>としたネーミングもお見事。
しかも今回は新たに<神7><神の7人>なる言葉もメディアに登場して、話題を加速させた。
実に上手い。<神7><神の7人>なんて、すごくアニメ的ですし。
この<神7>はファンが作った言葉ですよね、プロデュース側が仕掛けた言葉ではない。
こんな形で言葉の拾い方も上手い。
さて、前田・大島対決。
2位の大島優子さんは語る。
「第三者はいろいろなことを言います。何千枚もCDを買うのはおかしいとか、選挙は1人1票じゃないか、とか。でも私たちにとって票数は愛なんです」
総選挙を批判するオトナたちへのアンサー・メッセージ。
大島さんは、そうしたオトナたちとも闘っていた。そして、このメッセージを送った。
これは高橋みなみさんと違った形の、AKBを守ろうとするリーダーの言葉。
大島さんは今回終始、理性的だった。
一方、前田敦子さん。
すごいプレッシャーだったんでしょうね、過呼吸で言葉をしぼり出してコメント。
でも、心の底からしぼり出した言葉は伝わる。
前田さんの中では、様々なものが渦巻いていたのだろう。
「こんなに支えてくださっている皆さんがいるのに、どこか孤独を感じていました」
「私のことを嫌いな方もいると思います」
「優子には、この1年間、1年間とはいわず、ずーっと、ずーっと、みんなを引っ張ってくれたのは私じゃなくて優子だと思っています。優子には、今も勝てたところがあるとは思っていません」
<孤独><自分は嫌われている?><劣等感>
これらは、誰もが多かれ少なかれ日常生活で感じていること。意識はしていなくても人間が心の奥底に抱えていること。
それがあの様な形でしぼり出された。
すごい言葉だ。どんな作家にも書けないせりふ。
誰もが抱えている想いだからこそ、前田さんの口から発せられた時、すべての人が共感する。
これがライブ、演劇の力でもある。
演劇を研究している方はぜひ今回のことを分析していただきたい。
そして、前田さんは自分の中に渦巻いていたものを吐き出して、こう結論づける。
「1つだけお願いがあります。私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください」
「(大島さんに)これからも変わらずAKB48を一緒に支えてくれたらうれしいです」
ここで前田さんは内に向いていた言葉が外に向かう。
外と繋がろうとする。
外と繋がることで、孤独から抜け出ることが出来る。
これに対する大島さんのコメントもすごい。
「あっちゃんがAKBの顔です。一緒に前を向いていきましょう」
前田さんは、自分の様に先頭をきってグループを引っ張っていくタイプではないが、<AKBの顔>という役割がある。自分なりの方法でAKBを守ってくれればいい。「私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください」と語った様に、グループへの愛は、前田さんに十分過ぎるくらいあるのだから。
大島さんは前田さんからの問いかけにこう答えている。
「あっちゃんがAKBの顔です。一緒に前を向いていきましょう」はシンプルな言葉だが、実に奥が深い。
これらのすごい言葉を言えてしまえる所が、前田敦子さん、大島優子さんがAKB48のツートップである所以であろう。
今回は前田さんの勝利で終わったが、壮絶なライバル同士のドラマ。
スポーツなどでは<ライバル対決>はあったが、芸能の世界で今まで見られることはなかった。しかもファン参加型。
この点が斬新だ。
<ファン人気投票>でなく、<総選挙>としたネーミングもお見事。
しかも今回は新たに<神7><神の7人>なる言葉もメディアに登場して、話題を加速させた。
実に上手い。<神7><神の7人>なんて、すごくアニメ的ですし。
この<神7>はファンが作った言葉ですよね、プロデュース側が仕掛けた言葉ではない。
こんな形で言葉の拾い方も上手い。
さて、前田・大島対決。
2位の大島優子さんは語る。
「第三者はいろいろなことを言います。何千枚もCDを買うのはおかしいとか、選挙は1人1票じゃないか、とか。でも私たちにとって票数は愛なんです」
総選挙を批判するオトナたちへのアンサー・メッセージ。
大島さんは、そうしたオトナたちとも闘っていた。そして、このメッセージを送った。
これは高橋みなみさんと違った形の、AKBを守ろうとするリーダーの言葉。
大島さんは今回終始、理性的だった。
一方、前田敦子さん。
すごいプレッシャーだったんでしょうね、過呼吸で言葉をしぼり出してコメント。
でも、心の底からしぼり出した言葉は伝わる。
前田さんの中では、様々なものが渦巻いていたのだろう。
「こんなに支えてくださっている皆さんがいるのに、どこか孤独を感じていました」
「私のことを嫌いな方もいると思います」
「優子には、この1年間、1年間とはいわず、ずーっと、ずーっと、みんなを引っ張ってくれたのは私じゃなくて優子だと思っています。優子には、今も勝てたところがあるとは思っていません」
<孤独><自分は嫌われている?><劣等感>
これらは、誰もが多かれ少なかれ日常生活で感じていること。意識はしていなくても人間が心の奥底に抱えていること。
それがあの様な形でしぼり出された。
すごい言葉だ。どんな作家にも書けないせりふ。
誰もが抱えている想いだからこそ、前田さんの口から発せられた時、すべての人が共感する。
これがライブ、演劇の力でもある。
演劇を研究している方はぜひ今回のことを分析していただきたい。
そして、前田さんは自分の中に渦巻いていたものを吐き出して、こう結論づける。
「1つだけお願いがあります。私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください」
「(大島さんに)これからも変わらずAKB48を一緒に支えてくれたらうれしいです」
ここで前田さんは内に向いていた言葉が外に向かう。
外と繋がろうとする。
外と繋がることで、孤独から抜け出ることが出来る。
これに対する大島さんのコメントもすごい。
「あっちゃんがAKBの顔です。一緒に前を向いていきましょう」
前田さんは、自分の様に先頭をきってグループを引っ張っていくタイプではないが、<AKBの顔>という役割がある。自分なりの方法でAKBを守ってくれればいい。「私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください」と語った様に、グループへの愛は、前田さんに十分過ぎるくらいあるのだから。
大島さんは前田さんからの問いかけにこう答えている。
「あっちゃんがAKBの顔です。一緒に前を向いていきましょう」はシンプルな言葉だが、実に奥が深い。
これらのすごい言葉を言えてしまえる所が、前田敦子さん、大島優子さんがAKB48のツートップである所以であろう。