平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

毒舌VS破天荒!~格付けし合う芸人たち

2011年06月16日 | バラエティ・報道
 破天荒キャラで知られる平成ノブシコブシの吉村さん。
 この吉村さんの面白さをなくすには、どうすればいいかが、6/14の「ロンドンハーツ 格付けしあう芸人たち」で判明した。
 吉村さんの破天荒につき合わなければいいのだ。
 「ロンドンハーツ」での吉村さんと有吉弘行さんとのやりとりはまさにそれだった。
 吉村さんが破天荒にキレる。
 しかし、有吉さんは冷静に返事をする。
 すると、吉村さんの破天荒が空回りをしてスベる。
 吉村さんの破天荒はケンカ状態になってこそ発揮されるのだ。
 ケンカになれば、やりとりがヒートアップして、吉村さんはどんどん破天荒になれる。
 しかし、冷静に対処されると空回り。

 というわけで、吉村さんは番組中に困った顔をしてこんなコメント。
 「ちょっと今日は冷静じゃない!? もっと熱く来るかと思っていたから、そういうふうに用意してきたのに!」
 「今日は俺が思い描いてきた格付けと違う!」
 なるほど。芸人さんは番組の出演メンバーを確認すると、誰と絡んで、どの様に自分を面白く見せるかをプランニングして来るんですね。
 吉村さんは有吉さんと絡んで、言い合いのケンカ状態に持っていき、自分をアピールしようとしていた。
 しかし、今回ははしごをハズされて、「誰か、助けてくれよーーー!」と叫ぶことになってしまった。

 こういう芸人さんのプランニングは面白い。

 一方、吉村さんとは対照的に成功したのは、狩野英孝さんのプランニングだ。
 狩野さんの作戦は<有吉さんの弟子>になること。
 弟子になってしまえば、毒舌をはかれても、「師匠の言うことはもっとも。勉強になるなぁ。でも厳しい言葉の中に愛を感じるなぁ」と交わすことが出来る。
 この作戦は上手い。
 有吉さんの毒を完全に中和してしまっている。
 狩野さんは、有吉さんの自伝『オレは絶対性格悪くない』を持ってきて「これは俺のバイブルだ」と大絶賛しているし。
 これにはさすがの有吉さんもひるんだ様子。

 というわけで、芸人さんがどんな作戦で自分をアピールしてくるかをチェックするのもバラエティ番組の見方のひとつですね。


※追記
 アンタッチャブルの山崎さんの作戦も上手かった。
 『最後においしい所を持っていく作戦』
 前述の有吉さんのやりとりでスベりまくった吉村さんが「今日のギャラはいらない!」と破天荒発言をすると、すかさず山崎さんは「そのギャラ、俺にちょーだい!」と発言。
 おいしい所を完全に持っていってしまった。
 さすがザキヤマさん。


コメント
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