平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

リーガルハイ 第2話~今では一般人が批評家気取り! 今回はブロガーをメッタ斬り! 

2013年10月17日 | 職業ドラマ
 古美門先生(堺雅人)いはく
「今では一般人が批評家気取り! ネットの中なら何をしゃべってもいいと思っている!」
 まずい……、僕らのことを言われてますよ(笑)

 ブロガー・イノセントボーイ氏はこんなことを。
「モラルが低下した現代にブログで問題提起しているだけだ!」
 こんなイノセントボーイ氏を評して古美門先生は「ニートのヘイトスピーカー」。
 まずい……
 僕もブログで、原発問題とか右傾化とかを問題提起していますが、こんなにイタいヤツだったんだ……!

 というわけで脚本の古沢良太さん、毒吐きまくりですな~。
 前回はアイドルヲタクを斬りまくりましたし。

 しかし、一方で古美門は元コスモス・ゲート社長・鮎川光(佐藤隆太)にこんなことも言っている。
「表現の自由は民主主義の根幹をなすものです。不満があるなら自由に物も言えない言論統制された独裁国家に行きなさい!」

 古美門先生には一定の思想とか価値観はないんですね。
 ある時は「ネットの中なら何をしゃべっていいと思っている」と表現することを否定し、ある時は「表現の自由は民主主義の根幹をなすものです」と語れる。
 状況によってカメレオンのように姿を変えられる。
 その根底にあるのは、現代では何が正義で、何が悪かなんか決められないという思想。
 古美門先生はまさに価値観多様化のヒーローと言えましょう。
 正義を声高に叫んだ半沢直樹とは大きな違い。
脚本の古沢さん、『半沢直樹』をかなり意識しているのかな?
 玉川たま(谷村美月)のマンガにも、鼻水を垂らすシーンとかあったし。

 最後に鮎川光のモデルって、ホリ●モン?
 遊びまくってますな~。
 ホリ●モンに名誉毀損で訴えられなければいいけど。
 玉川たま役の谷村美月さんの眼鏡の漫画家役も萌えますね。
 谷村さんは地味キャラがよく似合う←すみません!
 それからグサリと来たのが、安藤貴和(小雪)が古美門先生に言い放ったひと言。
「前半は要求が多いけど、最後は勝手に早く終わっちゃうタイプ」(笑)
 まずい……
 これも僕のことを言われているようでした……!


コメント (2)
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相棒 「ビリーバー」~新世代革命軍、甲斐次長を拉致監禁!

2013年10月17日 | 推理・サスペンスドラマ
「人は信じたいことを信じる」
 火の玉大王(忍成修吾)が言っていたセリフですが、まさにそのとおりですね。
 甲斐警察庁次長(石坂浩二)の<拉致監禁>だって「甲斐次長が国家から抹殺されるのを防ぐため」と信じれば<正義の戦い>になってしまう。

 このことを現実に当てはめれば、オウム真理教の事件がまさにそう。
 教祖の言うことを信じて、「自分たちはアメリカや政府に監視されている」と思い込み、「サリンを撒いてポア(殺害)することが、人々を幸せにする」と考え、実行してしまう。

 現在は情報過多で、玉石混淆の情報が行き交う時代。
 こんな中で、どう情報を取捨選択し、自分のものにするかは非常に難しい。
 間違った情報を信じたら、とんでもない方向に行ってしまう。
 たとえば、「原発は安全で安価なエネルギー」という言葉を信じたために、東電は杜撰な安全対策しか取らず、福島の事故が起きてしまった。
 IOC総会で安倍首相は「福島原発の汚染水問題は完全にコントロールされている」と演説したが、これを信じてしまった方が安心だし、何も考えなくて済むけど、果たしてそれでいいのか、とも思ってしまう。

 というわけで今回のエピソードは情報社会(とりわけネットの)とそれに触れる人間がテーマでした。
 情報によって、人はいろいろに振りまわされ、いくらでも変わりうる。
 甲斐次長を監禁したのだって、凶悪なテロリストではなく、ごく普通のちょっと現実逃避気味の若者たちでしたし。

 最後に享(成宮寛貴)。
 享はどんどん事件に入り込み、真相に迫っていくタイプのようですね。
 右京(水谷豊)はほとんどフォローにまわっている感じ。
「はい? そうかもしれませんね」
 という言い方も右京さんそっくりになって来ましたし(笑)

 そして三浦さん(大谷亮介)の退場。
 伊丹(川原和久)のように目立つことはありませんでしたが、渋くて妙な存在感がありました。


コメント (1)
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