平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

誰かのために~乃木坂46新センターに新人・堀未央奈が大抜擢!

2013年10月07日 | アイドル
乃木坂新センターに研究生の堀未央奈(日刊スポーツ) - goo ニュース

乃木坂46の新のセンターに2期生で研究生の堀未央奈(16)さんが大抜擢。
これが意図する所は<乃木坂46のメンバー全員が真っ白な新人・堀未央奈を盛りたてていく>という物語。

いいと思いますよ。
僕は<競争>や<順位>という48グループの考え方があまり好きでない。
AKB48の曲に『誰かのために』という曲があるが、乃木坂46には<誰かのために>というコンセプトの方が合っている気がする。

乃木坂46には一年前<秋元真夏の大抜擢>という同じような出来事があったが、現在、真夏さんは独自の存在感でイキイキと活躍している。
そして彼女が非難とプレッシャーの中で潰れなかったのは、もちろん本人の努力もあっただろうが、他のメンバーの支えがあったからだ。
乃木坂46のメンバーには、自分のことより誰かのことを思いやる<やさしさ>があると思う。
これは反面<競争心がない><ハングリー精神に欠ける>ということにも通じるが、これが乃木坂46の上品さでもある。

選抜総選挙に代表されるAKB48の影響で<センター>というポジションがやたら注目されるようになったが、別にセンターというポジションに立つ人間が一番すぐれているわけではない。
野球やサッカーのポジションがそうであるように、それぞれの場所が大切で、意味があり、人は自分にふさわしい場所で全力を尽くして輝けばいい。
現実には4番バッターよりも一番バッターが、エースよりもセットアッパーが注目されることがあるのだから。

というわけで、今後は<それぞれのメンバーが自分の与えられた場所でどのように輝くか>という物語とともに、<メンバー全員が真っ白な新人・堀未央奈を盛りたてていく>という物語を、乃木坂46の物語のひとつとして楽しみたい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八重の桜 第40回「妻のはったり」~教育を受ける事はあなたたちの大切な権利です

2013年10月07日 | 大河ドラマ・時代劇
 京都府会の実施。
 議長に覚馬(西島秀俊)が選出され、知事の槇村(高嶋政宏)に物を言える立場に。
 平和な時代って、このように言論で物事が決められていくんですね。決して戦争や暴力といった手段ではない。
 徳富猪一郎(中村蒼)たちが学問をし、ドリームを求めることができたり、ストライキをして自己主張できるのも平和な時代の象徴。
 襄(オダギリジョー)が風呂焚きをし、料理や洗濯が得意なのも平和な時代ゆえなのかもしれない。
 平和な時代は多様な価値観が許容される。

 もっとも、ここで描かれた明治はさまざまな顔の中のひとつであり、一方では<富国強兵>のために大幅な国家予算を使う時代でもあったんですけどね。

 さて、今回は<人間の強さ>について。
 襄は、政府(外務省)、外国人教師、生徒たちから突き上げられ、学校経営の問題にも直面する。
 こういう困難な状況の時に、人の強さって現れるんでしょうね。
 襄はまず自分で責任を取った。
「教師や学校の方針に従わない学生などとんでもない」と言って切り捨てることもできたのに、十分な説明をせずに進めてしまったことを謝った。
 自責の杖を使って。
 今の時代、こういう人って少ないですよね。
 保身に走って言い逃れをし、他人に罪をなすりつけたりする。
 しかし、襄は学生たちを叱ることも忘れない。
 襄は<学ぶ権利>を自ら放棄してしまった学生に怒る。学生にそんな行動をさせてしまった自分にも怒る。
 自責の杖は、前時代的で過激な方法かもしれませんが、こうした教師の姿を見せつけられたら学生は一生忘れないでしょうね。
 どんな書物も教えてくれない生き方の教育。
 そして、これは学生たち対して深い愛情がなければ出来ない行為。
 愛情=強さということでしょうか?

 最後に<権利>について。
 襄は学生たちが学ぶ権利を放棄したことに怒りましたが、権利の放棄ほど愚かしいことはない。
 現在で言えば、憲法で保障されている<人間らしく生きる権利>や労働基準法で認められている長時間労働の禁止といった権利がないがしろにされている。
 選挙にも40~50%の人が行かず、投票の権利を放棄している。
 襄や覚馬が生きていたら、嘆き、怒りまくっていることでしょうね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする