平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

Mr.サンデー~SNH48特集! アイデア・コンセプトを売るという新しいビジネス!

2013年10月21日 | アイドル
 昨日のMr.サンデーで、中国・上海の<SNH48>の特集をやっていた。
 秋元康氏が狙うAKB48のコンセプトの海外輸出だ。
 ちなみに、AKB48のコンセプトとは、
 多人数で、劇場公演、握手会などで<会いに行けるアイドル>だ。

 特集によると、このコンセプトは中国・上海でも受け入れられている様子。
 中国人の若者が、日本と同じように、サイリュームを振り、声援とMIXで応援している。
「タイガー、ファイアー、サイバー、ファイバー、ダイバー、バイバー、ジャ-ジャー!」も英語発音ではなく、日本語発音でなくてはならないんだって!←こだわり過ぎ!

 いずれにしても、こうした文化・カルチャーの輸出は素晴らしい。
 これまでの日本の文化輸出はアニメ・コミック、カラオケ、寿司などの日本食だったが、アイドルもそうなりそう。
 きゃりーぱにゅぱみゅさんなんかはヨーロッパでウケてるらしいし。
 また、このSNH48のような<コンセプト>の輸出というのも斬新だ。
 具体的な商品ではなく、多人数の劇場型アイドルを作り、CDを売るという<アイデア><ビジネスモデル>を売るという新しいスタイル。
 今回の場合は、AKB48を成功させてきたノウハウがあるから、イチから立ち上げるよりは楽で、出資者も募りやすい。
 中国の人口は日本の10倍だから、AKBで100万枚売れてるってことはSNH48の場合は1,000万枚?
 そう簡単に上手くはいかないだろうが、夢はある。

 それからこの特集でも描かれていたとおり、文化・カルチャーは人と人とを結びつける。
 どんなに国と国が対立していても、文化に国境はない。
 別の見方をすれば、国って人と人を結びつける障害でしかない。

 人が<国>なんかを意識せず、<文化>で繋がり合える時代が来ればいいなと思います。

コメント (2)
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八重の桜 第42回「襄と行く会津」~みね、幸せに暮らしているのか?

2013年10月21日 | 大河ドラマ・時代劇
「私、嫁に行ったんだ」
 みね(三根梓)がこう言った時、母親のうら(長谷川京子)の顔が一気に変わる。
 今までの他人を拒絶するこわばった顔から、喜びと涙の顔へ。
 そして
「よがった、よがった。みね、きれいになって……。幸せに暮らしているのか?」
 山本家から離れて別の人生を歩んでいても、うらは、常に「みねの成長と幸せ」を考えていたんですね。
 親にとっては子供の幸せが何より大切なこと。
 不覚にも涙を流してしまいました。

 そこに至るまでの盛り上げ方は以下のような感じ。
・会津に戻ってくる八重(綾瀬はるか)→ここで気持ちが高まる。
・すっかり変わり果てた城下だが、角場の名残を見つけて、喜びも哀しみもあった昔を思い出す→さらに気持ちが高まる。
・お吉たちとの再会→風景や事物から人間との出会いへ。
・うらとの再会→お吉などより深い関係の人間との出会い。
 出会う事物のレベルを少しずつ上げていき、最後にうらを登場させてピークに持っていく。
 手法としては、ベタで定石どおりなんですけど、上手く乗せられた。

 そして最後は、「余計なことをしたのではないか」と悩む八重に語った襄(オダギリジョー)の言葉に拠るまとめ。
「(うらさんは)重荷を下ろしたのではないですか? みねさんの幸せを見届けて」
 そうですね、人はそれぞれ何らかの重荷を背負って生きている。
 忘れて記憶の外に置いてしまえば楽になれるのでしょうが、なかなか捨てることが出来ない重荷。
 襄の言うとおり、今回の再会でうらの重荷はかなり軽くなったのではないでしょうか?
 いずれにしても、苦しみ、悩んで重荷を背負って生きてきた人は崇高で美しい。
 そして<傷ついた人が息をつき、荷物を下ろせる場所>があると、少しは穏やかな気持ちになれる。
 襄はそんな場所として<教会>を作ることを考えた。
 やはり生きていく上で、宗教や哲学といった精神的なものは大切だと思います。

 一方、山川捨松(水原希子)。
 あるいは徳富猪一郎(中村蒼)。
 彼らは若く、これから荷物を背負っていく存在。
 若いってことは、これなんですね。
 夢と希望に溢れ、実に軽やか。
 ラストに軽やかな捨松を登場させたのは、重荷を背負って生きてきたうらとの対照なのかもしれません。
 時代は<若者の時代>になりつつあるようです。

コメント (8)
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