平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ミス・パイロット~いいバネになります。きっと飛びます。そして乗せます。

2013年10月16日 | 職業ドラマ
 手塚晴(堀北真希)の良い所。
★正直で自分の気持ちを素直に語れること
 就職の面接試験で作られた型どおりの自己アピールなど一切しない。「夢は何?」と聞かれて「わからない」と言える→自分を偽ってウソを言わないから信頼できる。
★思わず他人が助けたくなってしまうこと
 紙飛行機の折り方がわからなかった晴。就職のライバルにもかかわらず、まわりが助けてくれた。
★切羽詰まった緊張状態でも暗算ができる冷静さ
 家業の居酒屋で鍛えられて、できるようになった。

 就職試験でたくさんの<不合格>の烙印を押された晴ですが、良い所を見て評価してくれる人はいるんですね。
「宮田製作所」の宮田社長(鶴見辰吾)やパイロットの篠崎一豊(岩城滉一)がそう。
 おそらく晴は「宮田製作所」に入社しても、イキイキと仕事をすることが出来ただろう。
 送られて来た最終面接の手紙も手書きだったし。

 人はハマる所にハマる。
 大企業にハマらなくても「宮田製作所」にハマればいい。
 自分を正しく評価してくれる場所や人に出会えれば、それで十分。
 これは企業に限らず、友達でも恋人でもそうじゃないかな?
 世間的な地位とか見た目とかお金とかという価値観で相手を見ていると本当の出会いは訪れないような気がする。

 さて、最後に晴がパイロットに向いている所。
★空を飛ぶことに感激できること。
 試験のフライトシュミュレーターで晴は目の前に広がる大空に涙を流した。
 これは何よりも大切なパイロットの資質だ。
 この感激資質に、小田千里(相武紗季)が語る「他人の命を預かる責任ある仕事であること」と国木田孝之助(斎藤工)が教える技術が加われば、晴はプロフェッショナルになれるだろう。

 ドラマの企画意図としては<『アテンションプリーズ』でCAをやったが、CAではイマイチなのでパイロットにしよう>という所でしょうか?
 『アテンションプリーズ』には相武紗季さんが出演されていましたが、月日の流れを感じます。


コメント
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