平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

あなたへ~人生は旅。旅の途中で誰かに出会い、「さようなら」と言って去っていく

2014年09月30日 | 邦画
 人は誰もが何かを背負って生きている。
 杉野輝夫(ビートたけし)、田宮裕司(草剛)、南原慎一(佐藤浩市)、濱崎奈緒子(綾瀬はるか)……

 そんな人たちが、偶然出会い、わずかな時間、心を通わせ合う。
 飲んで食べて、話をして、しんみりして、助け合って、去っていく。
 これが生きるということなのだろう。

 それは倉島英二(高倉健)の妻・洋子(田中裕子)も同じだ。
 洋子も、わずかな時間、倉島と関わり合って、去っていった。

 「さようなら」は<これからはあなたの時間を生きなさい>というメッセージ。
 では「さようなら」を言われた時はどうするか?
 倉島が写真館の前でしたように「ありがとう」と言って感謝する。
 そして、またひとりで歩き始める。

 人生は旅。
 最期の日までのひとり旅。
 旅の途中で同行者に出会い、「さようなら」「ありがとう」と言ってふたたび自分の旅に戻っていく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする