平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

欅坂46、デビュー1周年~欅坂の快進撃の秘密を分析する! 個性豊かなメンバーたち!

2017年04月05日 | アイドル
 明日(4/6)、欅坂46がCDデビュー1周年を迎える。
 現在、欅坂は絶好調だ。
 昨年はデビュー1年目で紅白出場を果たし、本日発売の4thシングル『不協和音』の初日売り上げは456,518枚(前作より10万枚増)。
 先輩である乃木坂46が3~4年かけたことを1年で成し遂げた。
 もちろん、そこには乃木坂姉さんたちが苦労して下地をつくってくれたことがあるが、快進撃と言っていい。
 ……………

 では、欅坂の快進撃の理由とは何だろう?

 ひとつは、アイドル路線とは少し離れたアーティスティックな楽曲。
 2ndの『世界には愛しかない』はタイトルからして恥ずかしいが、1stの『サイレントマジョリティ』、今回の『不協和音』などはメッセージ性が高い。

 ふたつめは、以前も書いたが、アイドルオタクだけでなく、渋谷に遊びに来るような若者層をターゲットにしていること。
 現在の4thシングルでもキャンペーンを渋谷でおこなっているが、欅坂は〝渋谷〟を発信源にして火をつける戦略をとっている。
 AKB48が〝秋葉原〟なら、欅坂は〝渋谷〟というわけだ。
 109なんか、ドルオタとっては入りづらいんですけどね、場合によっては「これは俺たちと違う」と敬遠されかねない。
 でも欅坂の運営スタッフは敢えてそれをした。

 そして三つめは、メンバーのさまざまな個性・キャラクター。
 <てち><もな><だにー><ぽん><さとし><もん><ぺー><むー><ねん>etc
 一般の人には何のことだかわからないだろうが、メンバーの呼び名・ニックネームなのだ!(笑)
 この一年でニックネームがどんどん変化していって、この形になった!
 これは未だかつてない特異な現象だ。
 ファンは、このニックネームの変化を体験しながら、メンバーの個性・キャラクターをどんどん深く知っていく。
 ニックネームの変化は、ファンがメンバーに親しみを持って深みにハマっていく過程なのだ。

 あとは、冠番組『欅って書けない?』(テレビ東京)のMCをやっていただいている土田晃之さん、ハライチ・澤部佑さんのキャラの引き出し方も上手い。
 <お嬢様><軍曹><栗太郎><ザ・クール><ドSの女王><大食い><スナックのママ><ゲラ泉><オダナナ><ブハブハ>etc
 すごいキャラづけだ。
 こんなふうにアイドルの個性を引き出したMCはいないだろう。
 現在の欅坂は、このMCおふたりの貢献が大きい。
 ……………

 最後に。
 欅坂46には、AKBや乃木坂のような選抜メンバーとアンダーメンバーの区別がない。
 全員が選抜でシングルの楽曲に参加する。
 これを選抜総選挙がある48グループのファンは〝ぬるま湯〟と言うかもしれないが、逆にこれでいいんだと思う。

 何か今の時代、<競争><勝ち負け><ライバル>とかいうのは疲れちゃうんだよな~。
 <競争>や<勝ち負け>よりも<個性>。
 <ナンバー1>より<オンリー1>。
 メンバーがそれぞれの個性を発揮してワチャワチャするのを見ていたい。
 その方が時代に合っている気がする。

 この点で、欅坂46は完全に脱AKBだ。
 乃木坂46には選抜とアンダーがあってAKBの影響が残っているが、欅坂にはそれがない。
 競争の原理がなくてもCDは十分に売れている。

 さて、CDデビュー1周年、今後、欅坂46はどんなグループになっていくのだろうか?

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする