平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ボク、運命の人です 第3話~クラシック、野球のスコアボード。世界は不思議と奇跡であふれている

2017年04月30日 | 恋愛ドラマ
 クラシックの100曲を覚えれば運が開ける。

 <因果応報>という言葉がありますけど、物事には<原因>があって<結果>があるんですよね。
 この作品では、
 メンデレスゾーンの『結婚行進曲』がライバル定岡(満島真之介)のプロポーズを断るきっかけになり、
 ドビュッシーの『月の光』が誠(亀梨和也)と晴子(木村文乃)が心を通わせるきっかけになった。
 
 つまり、人生、何がプラスに働くかわからない。
「こんなことが何の役に立つんだ?」ってことが、思わぬ結果を生むことがある。
 実は物事は人間の考えの及ばないところで動いている。
 それを人は<天の配剤><神の意思>と呼ぶ。
 そんな不思議に、時には身を委ねてみるのもありかもしれません。

 そして一番まずいのは何も行動しないことですかね?
 行動しなければ何も生まれない。
 今回も誠がクラシックの100曲を覚えなければ、晴子と満月を見ることはなかったし、プロポーズの時に『結婚行進曲』が流れず定岡のプロポーズを受け入れていたかもしれない。
 ………………

 世界にはさまざまなメッセージが隠されているというのも、この作品のモチーフで、今回は少年二人との草野球だった。
 そのメッセージとは────
・少年の名前が〝あかい〟と〝いとう〟→赤い糸(笑)
・野球のスコアボードの三回の裏までの点数が、
 090
 334
 誠の携帯番号の始めの部分(笑)
 これで誠は<晴子に携帯番号を伝えろ>というメッセージを読み取り、「九回の裏までのスコアボードの数字が自分の携帯番号になるから、その番号に掛けてみてほしい」と晴子に言った。

 誠は不思議に身を委ねているんですよね。
 晴子もそれを少し信じて掛けてみたら、誠の電話に繋がった。

 目を凝らせば、世界は〝不思議〟と〝奇跡〟であふれているのかもしれません。
 僕たちはそれを見過ごして気づかない。

 AをすればBという結果が生じるという近代の合理主義もな~。
 行き詰まって、息苦しくなっている気がする。
 ………………

 最後は、ちゃんこ屋での食事をOKした晴子のこのせりふ。

「ちゃんこ鍋ならいいですね。
 ゴマだれとかポン酢とかでもめることもなさそうですし」

 いいせりふですね。
 硬い鎧をまとった晴子が、少し心を開いたせりふ。
 誠との距離も少し近づいた?

 いい恋愛ドラマだと思います。

コメント
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