平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

おんな城主直虎 第25話~「俺の手は冷たかろう」 絆でしっかりと結ばれている直虎と政次

2017年06月26日 | 大河ドラマ・時代劇
 面白かった。
 理由は、直虎(柴咲コウ)が成長し、聡明になって物語をまわしているから。
 いつまでも猪突猛進な主人公ではつまらない。

 直虎の聡明さはこんな感じだ。

 今川の無理難題に中野直之(矢野悠馬)たちが憤る中、直虎はひとり冷静で、
「案ずるな、道は必ずある、必ず」
 この時の直虎、いい顔してる。

 そして、碁を打ちながら考えた対応策。
①材木を買い戻す。
②それがダメなら、材木を買い集める。
③それがダメなら、龍雲丸(柳楽優弥)に取り戻させる。
 しっかり二の矢、三の矢、四の矢を用意している。
 今までの直虎だったら、策はひとつくらいで、失敗して困り果てていただろう。
 しかも、毒を飲んで病気になって時を稼ぐという荒技も。

 今川氏真(尾上松也)に直親(三浦春馬)のことを持ち出された時は、怒りに震えて拳を握りしめた。
 直親は今川に殺されたのだから怒って当然。
 だが、必死にこらえて、自分が今川のためにいかに尽くして来たかを説いて、
「かようなやり方は真に忠義なる者を失うことと思いませぬか!」

 ひとりでも味方がほしい氏真にとって、この言葉は心を動かされるものであっただろう。
 作劇も〝龍雲丸が間に合うか〟というタイムサスペンス付き。
 間に合うのはわかっているのに、引き込まれた。
 ………………

 政次(高橋一生)との関係は〝信頼〟ですね。

 碁を打ちながら策を考える直虎。
 その姿はひとりだが、心の中では政次と会話している。

 政次も碁を打ちながら直虎と会話。
 なつ(山口紗弥加)とのやりとりでは、
「大丈夫、殿は落ち着いておられた。きっと切り抜けられる。大事ない」
 と全幅の信頼。

 ふたりは理解し合っているんですね。
 目に見えない絆で、しっかりと結ばれている。
 何というか、素敵な関係。
 それはこんな所にも。
「もし、うまくいかなかった時は井伊を頼む」
 直虎はすべての策が上手くいかなくて殺されても、政次がいれば井伊は大丈夫だと考えている。

 そして、究極はこのせりふ。
 熱で苦しむ直虎に手をあてて、
「俺の手は冷たかろう」!!!!!!!!!!

 上手いせりふですね。
 冷酷、非情を装いながら、直虎を気づかっている政次の心情が的確に表現されている。
 直虎もこれを受けて、
「血も涙もない鬼目付じゃからの」


 先週あたりから、この作品、充実してきましたね。
 今まで仕込んできたものが熟して、果実になった感じ。

 直之の家臣団。
 龍潭寺の僧兵。
 龍雲丸の別働隊。
 瀬戸方久(ムロツヨシ)らの経済力。
 井伊家は結構、強いですよね。
 直政も順調に成長しているようです。

コメント (2)
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