平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

下村博文・元文科大臣、加計学園から違法献金! 加計学園問題は平成の大疑獄に発展しそうだ。

2017年06月29日 | 事件・出来事
 自民党・下村元文科大臣に加計学園から200万円の違法献金。

 これを今週、発売の週刊文春が報じた。

 文春に拠れば、加計学園は下村氏の政治資金団体・博友会のパーティ券を、
<2013年100万円>
<2014年100万円>を購入。

 しかし、博友会の収支報告書には、加計学園からのこの200万円の寄付は記載されていなかった。
 しかも、この他に収支報告書に記載されていない加計学園を含む、複数の事業者からの献金が1000万円もあった。

 何だ、こりゃ!?
 つまり下村博文は1000万の裏金をつくったってことか?
 ………………

 話が混乱するので、加計学園からの200万の話にしぼると、
 下村博文はなぜ加計学園からの献金を政治資金収支報告書に記載しなかったのか?

 これがあまりオモテに出したくない〝やましいカネ〟だったからだろう。

 つまり加計学園から当時文科大臣だった下村博文への〝口利き依頼〟。
 実際、文春が入手した、下村事務所の榮友里子文科大臣秘書官(当時)の「日報」には、加計学園が学部新設を巡り文科省が対応するよう下村氏に口利きを依頼したことなどが記されていたらしい。

 以下は、文春が公開したその「日報」の一部。

 

 うわっ、この先には何が書かれているんだろう?

 ここに名前のある山本順三氏は、〝愛媛県・今治市生まれ〟で〝愛媛県選出〟の自民党の参議院議員。
 現在は〝文教科学委員会委員〟を務めている。
 愛媛県・今治市と言えば、言わずと知れた〝加計学園・獣医学部〟が建設されている場所。
 これに文科大臣だった下村博文が加われば………!!
 当然、加計学園・獣医学部建設の謀議がなされたと言っていいだろう。
 同時に口利きを疑われても仕方がない。

 だから下村博文は政治資金収支報告書に200万円の献金を記載しなかった。
 何とわかりやすい。
 下村は、まさか文書が流出するなんて思ってもいなかっただろうな。
 ………………

 ストーリーとしてはこんな感じかな?

①2014年4月 加計学園・山中室長、山本順三議員、下村博文が獣医学部開設について相談。
②構造改革特区では何度も断られているので、〝国家戦略特区〟として開設することを思いつく。
 ここに総理大臣・安倍晋三が関与か?
 あるいは、加計学園の理事長は安倍晋三の〝腹心の友〟だから、その前段階から関与?
③2016年 反対する文科省を『総理の意向』『官邸のトップレベルが言っていること』と恫喝して、新設を認めさせる(=今回の一連の騒動)。
④2016年12月 安倍晋三、自らが議長を務める国家戦略特区の委員会で、国家戦略特区の今治市で加計学園獣医学部開設を発表。

 これで、すべてが繋がった。
 まあ、安倍一味は、辻褄の合っていない別の言い訳、別のストーリーを用意してくるだろうけど。
 ちなみに下村博文は、彼の妻が加計学園の広島加計の教育審議委員を務めるなど、加計学園と深いつながりを持っている。

 さて、これに対して、安倍一味はどんな対応をしてくるか?
 200万円の献金については、いつものように記載漏れで政治資金収支報告書の訂正かね?

 もう、これだけ証拠が出ているのだから、いい加減、検察は動けよ。
 加計学園の理事長・加計孝太郎はオモテに出てきて説明しろ!!

 ほんと、今の安倍自民党は腐ってるよな。
 公共工事で限界が来たから、今度は学校建設でカネ集めをしようとしている。
 しかもお友達優遇。

 オリンピック&国土強靱化200兆円→自民党・公明党利権。
 大阪万博&カジノ→自民党・日本維新の会利権。
 こんな感じだろう。

 安倍晋三は権力を長く持ちすぎた。



※追記
 下村博文は記者会見を開き、こう言い訳した。
「加計学園から政治寄付も政治資金パーティー券の購入をしてもらったこともない」
「25、26年のパーティー券購入は加計学園の人間が、11の個人と法人から集めたものを持ってきただけで、いずれも20万円以下だった」

 つまり、政治資金規正法では20万円以下の献金は記載していなくていいから記載しなかった、というわけか(笑)
 さすがに「この文書は偽物だ」とは言い切れなかったわけね。
 うーん、きついな、すごくきつい言い訳(笑)
 これで国民が納得すると思うのか?

 ならば、その11の個人と法人を明らかにせよ。
 個人は難しいかもしれないが、少なくとも法人の名くらいは明かせるだろう?


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする