平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

籠池砲炸裂!~「逮捕後公開」を条件に明かした籠池氏のインタビュー記事が公開!

2017年07月31日 | 事件・出来事
 森友学園の籠池氏が逮捕された。
 罪状は、幼稚園児の水増し請求による補助金の不正受給かと思っていたら<校舎建設の不正受給>の方だった。

 これは面白くなって来た。
 幼稚園児の水増しによる不正受給の方は籠池氏に罪があり、何らかの法の裁きを受けなければならないだろうが、校舎の件は違う。
 これを籠池氏に指南した人間がいるからだ。
〝指南した人間〟と〝国交省〟とのやりとりが解明されれば、政治家も絡んだ大きな闇が明らかにされるだろう。

 森友問題を追及し、籠池氏とも親交のある著述家の菅野完氏は早速、こんなツィートをあげている。

『手持ちの資料を全部公開してるのは?=籠池
 手持ちの資料を全部ないというのは?=財務省と国交省
 積算能力をもってないのは?=籠池
 積算能力をもってたのは?=キアラ設計と藤原工業
 国会証人喚問から逃げ隠れしてないのは?=籠池
 ずっと雲隠れしてるのは?=酒井弁護士
 で、籠池逮捕w』

 ほんと、そう。
 世の中は不公平にできてるね~。
 関連書類を破棄した、と国会で答弁していた財務省の佐川理財局長なんて、今や出世して〝国税庁長官〟!
 安倍さんにすり寄る者は美味しい思いができるんだね。
 一方、逆らう者は逮捕。

 って、今回、言いたかったことはこれではない。
 菅野氏のツィートに出てくる<キアラ設計><藤原工業><酒井弁護士>の名前だ。
 彼らが校舎の補助金受給の指南役か?
 その背後にいるのは国交省か?
 …………………

 そして!!!
 籠池氏逮捕を受けて、早速、こんなインタビュー記事が出てきた!

 「逮捕後公開」を条件に籠池氏が明かしたこと(東洋経済オンライン)

 やはり、こういう爆弾を仕込んでいたか。
 逮捕されれば、必ず出て来ると思っていたけど。

 その内容は生々しい。

籠池「3通の契約書について言うと、国土交通省に提出していた「23億8000万円」の契約書に、私自身はかかわっていないんです。あれは(設計会社の)キアラ建築研究所機関がやっていたことで、私は主体的にはかかわっていない。たしかに責任の一端はあるかもわからないけど、主犯じゃないことは確かなんです。」

籠池「打ち合わせ会議の時にいろんな報告は受けていたけど、ふうん、そうなんかと。言われたように印鑑を押しただけ。だって僕には専門知識がないし、わからないんやもん。キアラには国交省が指導していたと思うけど、僕にはその中身もわからなかった。
 ただ、大阪府の私学審議会に提出していた「7億5600万円」は僕が主体的に出したものです。」

籠池「国有地問題の記事が最初に朝日新聞に出たあと、メディア対応の仕方については近畿財務局が「一社ずつ丁寧に応じて下さい」と指南してきた。僕ははじめメディア対応なんか「集団でしたらええのに」と思っていたんだけど「それではいけません。近畿財務局も一社ずつ丁寧にしていますから」ということだった。」
質問者「具体的に、指南していたのは近畿財務局の池田靖統括管理官か。」 
籠池「そう。」

質問者「酒井弁護士を通じて「しばらく身を隠すように」と指示を出してきたのも近畿財務局だった?」
籠池「そう。弁護士を通じて、そう指示をしてきた。」

質問者「昭恵さんが控室で籠池さんに100万円を渡す時、「一人にさせてごめんね」と言ったと籠池さんは証言した。これが事実であれば、名誉校長になるかを逡巡しているような人の発言ではない」
籠池「象徴的な言葉でしょ。これまで私は前面には出てこれなかったけど、いろいろやってくれてありがとう、でもこれからは本当に自分も頑張ってやるからねっていう言葉なんですよ、あれ。実際、それからは2016年6月の土地売買契約まで話がぐんぐんと進展していった。「神風」の効果でしょう。」

 記事はこちら。
 「逮捕後公開」を条件に籠池氏が明かしたこと(東洋経済オンライン)

 …………………

 籠池氏逮捕で、森友問題は再燃する。
 籠池氏だけが補助金で逮捕されて、国有地払い下げがスルーされることなど、あり得ないからだ。
 上記の東洋経済オンラインのような記事が出てきたら、昭恵夫人もオモテに出なくてはならなくなるだろうし。

 先に述べたように、大阪地検が〝園児水増し〟でなく、〝校舎建設費水増し〟で逮捕したのも興味深い。
 地検の意図はどこにあるのだろう?
 どこまでやる気だろう?
 安倍夫妻や政治家まで行けたら、検察の面目躍如だが。

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おんな城主直虎 第30回~綿布、木材、気賀があるのに、井伊家の財政はまだ盤石じゃなかったのか

2017年07月31日 | 大河ドラマ・時代劇
 井伊の財政は徳政令が出れば破綻してしまうほど、まだ盤石じゃなかったのか……。
 <綿布の商い>
 <木材の商い>
 <気賀>
 財政的には、結構、潤っている感じだったんだけど。
 直虎(柴咲コウ)の経済政策は道半ばだったってことなのか?

 利で動く者は利で転ぶんですね。
 瀬戸方久(ムロツヨシ)のことだ。
 まあ、NOと言えば殺されてしまうかもしれない状況だったので、仕方ないと言えば仕方ないのだが。
 だけど、氏真(尾上松也)にはYESと言っておいて、直虎には「実は……」と打ち明けてほしかった。

 一方、〝利〟で動かなかったのは領民たちだ。
「徳政令は望まんに!」「徳政令は望まんに!」
 蹴られても小突かれても、この言葉を叫び続ける。
 直虎と領民たちは〝信頼〟で結ばれている。

 〝信頼〟で結ばれていると言えば、政次(高橋一生)もそう。
「俺を信じろ、おとわ」
 政次が「おとわ」と呼ぶときは、彼の本音が表れる時。

 直虎と政次の囲碁は毎回の定番。
「井伊が潰れれば、民たちは今川の兵になる」
「戦う相手は武田、いや徳川」
「だが井伊はその徳川とは通じておる。ならば……」
「敢えて井伊を潰して今川の懐に入る」
「そして関口の首を上げる」
「それを徳川に差し出せば」
「井伊は……」
「井伊はよみがえる」

 彼らは将棋の藤井聡太四段のように何手も先を読む。
 しかし、これは定石ではない、かなりリスキーな手。
 些細なミスで崩れてしまう。
 同時に、読みどおりに行かないのが人の世でもある。
 実際、領民たちが「徳政令は望まんに!」をやってしまった。

 これから話が暗くなっていきそうだな~。
 直虎の真価が試される時でもあるんだけど。

 さて、「俺を信じろ、おとわ」と言った政次にはどんな策があるのか?

コメント (2)
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