平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

共謀罪法の施行~ナチス政権を語ったニーメラー牧師の詩を読んでみる

2017年07月15日 | 事件・出来事
 先日、共謀罪に関する法律が施行された。
 この法律の怖さは権力者が恣意的に運用できることである。
 たとえば、あいつらはテロを企んでいる。よし、調べてやろう、と権力者が決めつければ、いくらでも監視・捜査ができる。
 権力者にとって都合の悪い人たちを葬り去るのに使われるかもしれない。

 そんなことはないと言う人がいるかもしれないが、権力とはそういうものだ。
 権力は腐り、暴走する。
 現に安倍首相は、お友達のために学校設立の優遇をし、それがバレそうになると、権力を使い、あるべき書類がなかったことにして、揉み消そうとしている。
 ………………

 ナチス政権下に生きたニーメラー牧師という方が、こんな詩を書いている。

『ニーメラー牧師の詩』

 ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
 私は共産主義者ではなかったから

 社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
 私は社会民主主義ではなかったから

 彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
 私は労働組合員ではなかったから

 そして、彼らが私を攻撃したとき
 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった


 このニーメラー牧師の詩は歴史の教訓だ。
 手遅れになってからでは、簡単に回復できない。
 さて、この詩にたいして僕たちは何を感じ、何を考えるか?

コメント (4)
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