昨日の加計学園問題をめぐる集中審査。
前川・前事務次官は、この件に関するさまざまな問題提起をしていた。
まずは、獣医学部新設の条件である〝石破4条件〟について、
★「文科省はこの4条件を満たしていないと主張していたわけでございますが、それに対して有効な反論がないまま、決定されている。
この点については非常に不合理であり、国民の目からよく見えない所で決定がおこなわれている不明朗さがある」
なるほど、そういう経緯だったのか。
内閣府は、なぜ加計学園が4条件を満たしていると判断したのか、説明するべきであろう。
決定の経緯については、こんな疑義も表明されていた。
★「京都産業大学・京都府が提案していたにもかかわらず、京都産業大学・京都府の提案と今治市の提案との間に、きちんとした比較検討がおこなわれた形跡がない。
こういった所から、不公平・不透明である部分が多い」
内閣府はこの点ついても説明すべきであろう。
加計学園は何の実績もない新設の学校。
一方、京都産業大学は鳥インフルエンザの研究に取り組むなど、ずっと問題意識を持っていた学校。
どちらが国のためになるかと言えば?
前川氏に拠れば、和泉総理補佐官がこの件のキイパーソンであるらしい。
★「和泉補佐官がさまざまな計画の策定に関わっていたのではないか。
和泉補佐官からは昨年の9月上旬でありますけど、
『総理は自分の口から言えないから私が代わりに言う』
と言われました」
キイパーソンは和泉総理補佐官。
なのに和泉補佐官は与党の反対で、昨日の集中審査に呼ばれなかった。
これはますます怪しい。
前川氏の出会い系バー通いについては、
★「私の個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか?
この記事が出た前後で官邸からのアプローチと思われる動きも感じましたし、私は官邸とこの読売新聞の記事とは連動していると主観的に感じ取ったわけです。
これは、この国の国家権力とメディアの関係は非常に問題がある。
もし、それが横行しているとすれば、国民としては看過できない問題であると思う」
確かに。
この件も追及されるべきだ。
天下り問題で、自民党の青山繁晴議員から追及された時は的確に論破。
★「今治市における獣医学部設置の問題と天下り問題と結びつけて議論するのはおかしいと思います。
仮に天下りと結びつけるのであれば、具体的な事例は木曽理事の問題であります。
木曽理事はたしかに私の先輩で、内閣官房参与の身分をもったまま加計学園の理事になっておられまして、そのふたつの肩書きをもった状態で私のもとにおいでになりまして、加計学園の獣医学部新設に向けて働きかけをされたと。
こういうOBによる現役に対する働きかけこそ、いわゆる天下り問題の、弊害のひとつの端的な例だと思っております」
ネットで言われる〝ブーメラン〟が青山氏に返ってきた感じですね。
さて、自民党は昨日の集中審議で幕引きをしたい様子だが、最後に以下の前川氏の言葉を贈ろう。
★「私が知るかぎりの情報からは、わからない部分がたくさんございますし、私が知るかぎりのことを申し上げても、おわかりにならないだろうと思います。
この点につきましては、内閣官房や内閣府、さらには加計学園や今治市の関係者からお話を聞いていただかないとわからない部分が多いと思います」
以上の問題提起に安倍自民党はどう応えるのか?
安倍さんは、「その都度、ていねいに説明していく」と言いましたよね?
前川・前事務次官は、この件に関するさまざまな問題提起をしていた。
まずは、獣医学部新設の条件である〝石破4条件〟について、
★「文科省はこの4条件を満たしていないと主張していたわけでございますが、それに対して有効な反論がないまま、決定されている。
この点については非常に不合理であり、国民の目からよく見えない所で決定がおこなわれている不明朗さがある」
なるほど、そういう経緯だったのか。
内閣府は、なぜ加計学園が4条件を満たしていると判断したのか、説明するべきであろう。
決定の経緯については、こんな疑義も表明されていた。
★「京都産業大学・京都府が提案していたにもかかわらず、京都産業大学・京都府の提案と今治市の提案との間に、きちんとした比較検討がおこなわれた形跡がない。
こういった所から、不公平・不透明である部分が多い」
内閣府はこの点ついても説明すべきであろう。
加計学園は何の実績もない新設の学校。
一方、京都産業大学は鳥インフルエンザの研究に取り組むなど、ずっと問題意識を持っていた学校。
どちらが国のためになるかと言えば?
前川氏に拠れば、和泉総理補佐官がこの件のキイパーソンであるらしい。
★「和泉補佐官がさまざまな計画の策定に関わっていたのではないか。
和泉補佐官からは昨年の9月上旬でありますけど、
『総理は自分の口から言えないから私が代わりに言う』
と言われました」
キイパーソンは和泉総理補佐官。
なのに和泉補佐官は与党の反対で、昨日の集中審査に呼ばれなかった。
これはますます怪しい。
前川氏の出会い系バー通いについては、
★「私の個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか?
この記事が出た前後で官邸からのアプローチと思われる動きも感じましたし、私は官邸とこの読売新聞の記事とは連動していると主観的に感じ取ったわけです。
これは、この国の国家権力とメディアの関係は非常に問題がある。
もし、それが横行しているとすれば、国民としては看過できない問題であると思う」
確かに。
この件も追及されるべきだ。
天下り問題で、自民党の青山繁晴議員から追及された時は的確に論破。
★「今治市における獣医学部設置の問題と天下り問題と結びつけて議論するのはおかしいと思います。
仮に天下りと結びつけるのであれば、具体的な事例は木曽理事の問題であります。
木曽理事はたしかに私の先輩で、内閣官房参与の身分をもったまま加計学園の理事になっておられまして、そのふたつの肩書きをもった状態で私のもとにおいでになりまして、加計学園の獣医学部新設に向けて働きかけをされたと。
こういうOBによる現役に対する働きかけこそ、いわゆる天下り問題の、弊害のひとつの端的な例だと思っております」
ネットで言われる〝ブーメラン〟が青山氏に返ってきた感じですね。
さて、自民党は昨日の集中審議で幕引きをしたい様子だが、最後に以下の前川氏の言葉を贈ろう。
★「私が知るかぎりの情報からは、わからない部分がたくさんございますし、私が知るかぎりのことを申し上げても、おわかりにならないだろうと思います。
この点につきましては、内閣官房や内閣府、さらには加計学園や今治市の関係者からお話を聞いていただかないとわからない部分が多いと思います」
以上の問題提起に安倍自民党はどう応えるのか?
安倍さんは、「その都度、ていねいに説明していく」と言いましたよね?