平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

森友事件~太田理財局長、感情をあらわにして、「それはいくらなんでも、それはいくらなんでもご容赦ください」

2018年03月20日 | 事件・出来事
 昨日の森友事件の国会集中審議。

 ロボットのような太田理財局長が感情をあらわにする瞬間があった。
 自民党のネトウヨ議員・和田政宗に
「太田理財局長は民主党政権時代に野田首相の秘書官だった。増税派だからアベノミクスをつぶすためにそういうおかしな答弁をしているのか?」
 と問われて、
「それはいくらなんでも、それはいくらなんでもご容赦ください」
 と憤慨したのだ。

 そりゃあ、怒るよね。
 太田理財局長にしてみれば、安倍晋三や自民党を守るために泥をかぶっているのに、この言われよう。
 太田氏がアベノミクスをつぶすために答弁しているのなら、とっくに本当のことを暴露してるよ。
 それがわからない和田政宗って。
 和田の前に質問した青山繁晴もそうだが、和田や青山は自分のパフォーマンスのために質問している。
 太田氏が抱えている葛藤・苦悩を少しも理解していない。
 こういう共感力のなさは安倍晋三と同じだな。

 太田理財局長は、こんな本音もポロリ。
 共産党の小池晃議員に
「安倍昭恵さんは国会議員ではない。どうして国会議員でもない、安倍昭恵さんの動向が決裁文書に掲載されてる?」
 と問われて、
「それは、総理夫人だからです」

 そうなんだよね。
 いろいろ詭弁を弄しているけど、実は答えはシンプル。
〝総理夫人だから8億円の値引きをし、ウソの答弁をし、前代未聞の公文書改ざんまでおこなった〟

 こんなこと、ほとんどの国民がわかっているのに、認めようとしない安倍晋三や行政府。
 橋下徹・前大阪市長も言ってるけど、少なくとも政府は〝忖度〟を認めろよ。
 官僚の忖度で土地が値引きされた。
 これを認めることで次のステップに移れる。
 次のステップとは、安倍晋三夫婦が土地取引に関与したか否かだ。
 ………………

 安倍晋三は相変わらずの低レベルな答弁。
 
「妻が『言っていない』と言っているのだから妻は関与していない」
 ←単なる夫婦の会話だろーー!ww
「私は文書など見ていないのだから私は関与していない」
 ←見ていなくても報告を聞いて「改ざんしろ」って命令できるだろーーー!ww
「書き換え前の文書を見ても私や妻が関わっていることは書かれていない」
 ←文章には裏の意味があることを理解していないのか? 安倍昭恵の名前があれば官僚は忖度するんだよ!

 今回のことで、つくづく思ったけど、
 安倍晋三って〝論理的思考〟ができないよね。
 ひとつの結論を導き出すには、いくつもの論理の積み重ねが必要なのに、「妻が言っていない」→「妻は関わっていない」だもんなあ。

 以下の言葉も安倍晋三の常套句。
 安倍政権になってから、この言葉を何度聞いたことだろう。

「行政府の長として責任を痛切に感じております」

 で、一度でも責任をとったことがあるの?

コメント
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