平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

佐川氏におくる前川喜平さんの言葉 「本当のこと話したほうがこれからの人生、生きやすいんじゃないかという気がしますけどね」

2018年03月22日 | 事件・出来事
 人の言葉というのは面白い。

 前川・前事務次官の中学校での講演について、文科省に問い合わせをした自民党・赤池まさゆきは映画『ちびまる子ちゃん』にもクレイム。
 映画の『友達に国境はな~い』というキャッチコピーに対して、ブログで、

★ 「友達に国境はな~い!」私は、このポスターを見て、思わず仰け反りそうになりました。
★ 国際社会とは国家間の国益を巡る戦いの場であり、地球市民、世界市民のコスモポリタンでは通用しないと機会あるごとに言ってきたのに・・・
★ 文科省の担当課に確認しました。ちびまる子ちゃんが言う分には目くじら立てる程のことはないと思ったのですが、東宝株式会社からいくつかのキャッチフレーズの提案があり、わざわざこれを文科省の担当課が選んだとか・・・ 誰も異論を挟む人はいなかったとのことでした。
★ たかがキャッチフレーズ。されどキャッチフレーズ。一事が万事で、言葉に思想が表出するものです。国家意識なき教育行政を執行させられたら、日本という国家はなくなってしまいます。
 文科省の担当課には、猛省を促しました。

 おいおい、こじらせてるな(笑)
「友達に国境はな~い!」=コスモポリタニズム という短絡思考!
 この人、平昌オリンピックでの小平奈緒選手と韓国の選手との友情も苦々しく思っていたに違いない。
 もしかして東京オリンピックにも反対?
 おまけに文科省に問い合わせて〝猛省を促してる〟し、またもや政治介入(笑)

 まあ、ひとりの国家主義者がブログであれこれ言うのはいいんですよ。
 でも、この人は自民党の文科部会の部会長。
 暗澹たる気持ちになる。
 自民党はこんなふうに変質してる?
 この国は、こじらせた連中に乗っ取られている?
 ……………

 前川・前事務次官は来週火曜日に証人喚問される佐川前国税長官にこんなアドバイス。

★佐川さんにとってもね。これから20年30年と生きる人生の中で、本当のこと話したほうがこれからの人生、生きやすいんじゃないかという気がしますけどね。

 わかる。
 今後トカゲのしっぽとして、コソコソ逃げまわる生活を送るのか、胸を張って生きるのか?
 自分や家族に自分の仕事を誇れるのか、否か。

 こんなことが問われていると思う。
 おそらくまだ財務省官僚としての呪縛が解けていないんだろうけど、知っていること、思っていることを話した方がきっと自由になれる。
 きっと心から笑える。
 佐川氏が守ろうとしている人たちは下劣で卑怯で、最終的には佐川氏を守らないだろうし。
 でも、佐川氏はこいつらに何か弱みを握られてるんだろうな。
「もし本当のことをしゃべれば、あのことをバラすぞ」
 あるいは、彼らは人を社会的に葬り去る権力を持っているから、
「本当のことをしゃべれば、前川喜平のようになるぞ」って。

 来週の証人喚問はある意味ドラマですね。
 呪縛か解放か?
 良心と矜恃。
 官僚とは何か?
 権力とは何か?
 僕も人間というものを勉強させてもらいます。


※参考
 赤池まさゆき氏のブログはこちら
「友達に国境はな~い!」文部科学省の国家意識

コメント (2)
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