『運命の人』の三木琢也役の原田泰造さんっていいですよね。
妻・三木昭子(真木よう子)を寝取られた病気療養中の元外務官僚。
自分の境遇を嘆いてばかりで、昭子でなくてもいっしょにいて息が詰まりそうな人物。
昭子のことを愛しているのだろうが、幼児性が抜けきれず、愛情表現が嫉妬や独占欲など、すべてが負の形で出てしまう。
そんな屈折した人物を原田さんは見事に演じきっている。
実際、三木琢也という役は難しい。
やり過ぎるとホラー映画の狂気の男になってしまうし、出世コースから外れたプライドの高い官僚の悲哀、支配したいと思っている妻に食べさせてもらっている屈辱、同時に昭子を求める心など、さまざまなことを短いセリフと出番の中で表現しなければならない。
『最後から二番目の恋』の人気脚本家・栗山ハルカを演じている益若つばささんもいい。
ハルカはこんな女性。
生活臭がなく、何を考えているのかわからないあっけらかんとした女の子でありながら、しっかり結婚している。
脚本が書けなくて悩んでいるのかと思いきや、実は他のテレビ局の脚本を書いている。
そんなしたたかさを持ちながら、その脚本を間違って、千明(小泉今日子)の所にメールで送ってしまう軽率さもある。
確か益若さんも結婚されているんですよね。
そんな現実のプライベートもオーバーラップして、ハルカという役は益若さんにピッタリ。
『運命の人』の原田泰造さんといい、『最後から…』の益若さんといい、上手いキャスティングに出会うと拍手したくなる。
バラエティのタレントさん、モデルさんがそのキャスティングに応えて、いい演技をしてくれると嬉しくなる。(原田さんなどは役者としての実績をすでに作られていますが)
その人でなければ出せない雰囲気がある。
その人でなければ出来ない役柄というものがある。
役者さん、タレントさんがそういう役柄に出会えた時は最高の喜びであろう。
妻・三木昭子(真木よう子)を寝取られた病気療養中の元外務官僚。
自分の境遇を嘆いてばかりで、昭子でなくてもいっしょにいて息が詰まりそうな人物。
昭子のことを愛しているのだろうが、幼児性が抜けきれず、愛情表現が嫉妬や独占欲など、すべてが負の形で出てしまう。
そんな屈折した人物を原田さんは見事に演じきっている。
実際、三木琢也という役は難しい。
やり過ぎるとホラー映画の狂気の男になってしまうし、出世コースから外れたプライドの高い官僚の悲哀、支配したいと思っている妻に食べさせてもらっている屈辱、同時に昭子を求める心など、さまざまなことを短いセリフと出番の中で表現しなければならない。
『最後から二番目の恋』の人気脚本家・栗山ハルカを演じている益若つばささんもいい。
ハルカはこんな女性。
生活臭がなく、何を考えているのかわからないあっけらかんとした女の子でありながら、しっかり結婚している。
脚本が書けなくて悩んでいるのかと思いきや、実は他のテレビ局の脚本を書いている。
そんなしたたかさを持ちながら、その脚本を間違って、千明(小泉今日子)の所にメールで送ってしまう軽率さもある。
確か益若さんも結婚されているんですよね。
そんな現実のプライベートもオーバーラップして、ハルカという役は益若さんにピッタリ。
『運命の人』の原田泰造さんといい、『最後から…』の益若さんといい、上手いキャスティングに出会うと拍手したくなる。
バラエティのタレントさん、モデルさんがそのキャスティングに応えて、いい演技をしてくれると嬉しくなる。(原田さんなどは役者としての実績をすでに作られていますが)
その人でなければ出せない雰囲気がある。
その人でなければ出来ない役柄というものがある。
役者さん、タレントさんがそういう役柄に出会えた時は最高の喜びであろう。
両方ともご覧になっていたのですね
私も どちらも見ています
「運命の人」は主人公の人格に問題があり過ぎて リタイア寸前ですが・・・
70年代の亭主ってあんなにも横柄だったのかしら?
浮気だけでも 許されん!!!
横にそれて興奮しましたが
原田泰造さんは 確かに上手いですね
トリモチのようなネチネチ男を演じて 妻がイヤがるような夫像を造り出しています
この人をテレビで見たのはドラマ俳優が先でした
「ボクの就職」という緒形直人さん主演のTBS日曜9時枠でしたよ
その後 ネプチュ-ンの1人だと知りました
脚本家役の益若つばささんは 始めビックリしましたが 『演じ得』してますね
厚かましいやら無礼やら呆れるばかりですが
あれくらいの肝が据わってないと 今の世の中は生きていけないのかもしれないとすら思ってしまいます
>主人公の人格に問題があり過ぎてリタイア寸前ですが・・・70年代の亭主ってあんなにも横柄だったのかしら?
主人公・弓成に関しては、こういう感想なんですね。
確かに、弓成はヒーローの主人公ではありませんよね。
通常、ドラマの主人公って、万人に支持される愛される人物なのに、そういう描かれ方をしていない。
拒絶されるであろう、負の側面もしっかり描いている。
製作側が「あなたは弓成という人間をどう思いますか?」と視聴者に問うている感じもする。
面白い主人公の描かれ方だと思います。
山崎豊子さんの主人公はこういう人が多いですよね。
「白い巨塔」の里見先生は万人に支持されるいい人ですが、一方で財前という人物も出て来る。
益若つばささんのハルカについては
>厚かましいやら無礼やら呆れるばかりですが
あれくらいの肝が据わってないと 今の世の中は生きていけないのかもしれない
という評価ですか。
なかなか手厳しい。
僕は愛すべき人物として、結構、高評価です。
<厚かましいやら無礼やら呆れる>ハルカが、益若さんが演じたことで、<愛すべき人物>になっているような気がします。
敵も多いです
>「白い巨塔」の里見先生は万人に支持されるいい人ですが、一方で財前という人物も出て来る
「白い巨塔」では
財前五郎に強く惹かれていたので
しつこく食い下がる里見先生が鬱陶しくてたまりませんでした
高潔な人柄の里見先生も好きではありましたが・・・
財前の孤独と野心には惹かれて
弓成の尊大さにはゲッソリしてまう
ともに 浮気を働くダメ亭主なのに
変ですよね
誰に共感するかで
ドラマの見方って大きく変わるものでしょうね
※「白い巨塔」は田宮二郎版と韓国版を見ていて唐沢寿明版は見ていません
>しつこく食い下がる里見先生が鬱陶しくてたまりませんでした
これもまた珍しいご意見!
もっとも僕は田宮二郎版と韓国版の里見先生を見ていないので、鬱陶しさの度合いがわからないのですが、唐沢寿明版の江口洋介さんの里見先生はすごくよかったです。
これは今回の記事の趣旨なのですが、演じる役者さんに拠って、役のイメージが違ってくるのかもしれませんね。
三木琢也もハルカ先生も役者さんが違っていたら、別の印象を受けていたかもしれません。
重要ですよね、キャスティングって。