平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

BG 身辺警護人 第2話~木村拓哉さん新境地。体力が衰え、自分の無力さもわかっているヒーロー!

2018年01月26日 | 推理・サスペンスドラマ
 上手いシナリオでしたね。

・裁判官の行永辰夫(田中哲司)の家に放火したのは誰なのか?
 行永の判決を妨害する者の犯行なのか?
・妻の行永亜佐美(大塚寧々)はなぜイライラしているのか?
 「ひとりにしてほしい」と語る彼女の謎の行動は何なのか?

 このふたつの謎がリンクして最後に一気に解決する。
 裁判官の妻である窮屈さと事件がリンクし、最後に夫婦の物語が描かれる。

 実に見事です。
 さすが井上由美子さん。
 ……………

 葛藤もあった。
 クライアントの不都合な秘密を警察に伝えるか否か。
 守秘義務と公共。
 クライアントから秘密にしてほしいと言われているが、話さなければ事件はもっと大きくなるかもしれない。
 この葛藤。

 民間警備会社の島崎章(木村拓哉)が、警察のSPの落合義明(江口洋介)より有能っていうのも面白い。
 島崎が主人公だから当たり前なんだけど、SPの落合はいつも後追い。
 犯人を捕まえた後にノコノコやって来る。
 何か『相棒』の特命係と捜査一課の関係を見ているよう。
 んで落合、犯人を捕まえられなかったくせに、最後にいつも島崎に説教を垂れるんだよな(笑)

 あと、島崎は素直にミスを認める所がいい。
「すみません。奥様からクビだと言われました」
「すみません。奥様を見失いました」
 素直に謝り、誠実に状況を報告する。
 この方が絶対クライアントの信頼を得る。

 島崎が完璧なヒーローでない所もいい。
 あのキムタクが40代のおじさんを演じてる!
 体力が衰え、自分の無力さもわかっているヒーロー。
 昔取った杵柄で何とか犯人を逮捕するが、事件が終わった後はケガだらけ。

 木村拓哉さんの新境地ではないだろうか?


※見逃した方はこちら
 BG 第2話 テレ朝キャッチアップ(2/1 19:00まで配信)


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国会スタート~立憲民主党・... | トップ | ラストアイドル 第2章~ラス... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この2話は見ました! (megumi)
2018-01-26 20:35:12
コウジさん  こんばんは。

劇中で「冴えないおっさん」だと言われている田中哲司さんが
何故か好きなので 見てしまいました。

格好良くないキムタクの方が 断然 好感がもてます。
「あすなろ白書」然り 「ロンバケ」然り・・・。
応援する気になりますよね。
返信する
格好良くない役 (コウジ)
2018-01-27 10:52:23
megumiさん

いつもありがとうございます。

田中哲司さんですか。
megumiさんも守備範囲が広いですね(笑)

「あすなろ白書」も「ロンバケ」も格好良くない役なんですね。
僕は両作品ともしっかり見ていないんですよ。
あの頃はドラマに全然、興味が無かったので。

脚本・井上由美子さんとは13年ぶりのタッグらしいですが、俳優・木村拓哉の転機になる作品を目指しているのかもしれませんね。
返信する
俳優次第で 視聴を決めますよ (megumi)
2018-01-27 19:22:14
こんばんは。

「あすなろ白書」は群像劇ですが 
2~3番手で ヒロインに片想いしている役でした。
「ロンバケ」は ピアノの実力は有るのにイマイチ自信が待てなくて
自己肯定感の低いタイプでした。
木村さんは ブイブイ言わせている役どころよりも
控えめな方が 容姿が派手なので逆にしっくり来ると思います。

NHKの30分ドラマ「4号警備」 ご覧になりましたか?
「BG」に似ていますが 低予算ながら質は「4号警備」が優っているような気がします。
窪田正孝くんと北村一輝がバディを組んでいますしたが
この二人も大好きですよ。
守備範囲 広いでしょう?
返信する
薄味と濃い味 (コウジ)
2018-01-28 10:32:54
megumiさん

「あすなろ白書」「ロンバケ」、DVDを借りて見てみようかな。
自己肯定感のないキムタクを見てみたいです。
おっしゃるとおり、イケメンは控えめなくらいの方が光るんですよね。
普通にしててもカッコいいんですから。

「4号警備」は第1話は見ました。
あまり印象に残っていない……。
演出がちょっと地味なんですよね。
僕はどうも〝濃い味〟が好きで、〝薄味〟を楽しめないんですよね。

守備範囲については、窪田正孝さんは存じ上げていましたが、北村一輝さんまで!
確かに広い(笑)
返信する
それならば こちらも (megumi)
2018-01-28 22:05:37
こんばんは。

たびたび お邪魔します。
木村拓哉さんの初期作品としては 「若者のすべて」がお勧めですよ。
萩原聖人さんが主演です。
木村さんは 格好つけていても貧しいし 精神的にも屈折した役どころです。
これまた 群像劇で画面もセピアがかっていたような工場地帯のような・・・。

今は40代半ばとなった俳優さん女優さんが たくさん出ていますよ。

そして 主題歌が画面に良く合っていました。
ミスチルの「Tomorrow never knows 」です。
レンタルビデオで見ましたが 返却したくないほど好きなドラマでした。

私が 木村さんを好きだったのは「ロンバケ」までです。
その後は たいして評価していません。
あの爆発的にヒットした「Hero」も 
松たか子さんのナイスアシストがあってこそだと思っています。
返信する
GOOD LUCK (コウジ)
2018-01-29 11:25:08
megumiさん

ありがとうございます。
「若者のすべて」ですね。
ミスチルの「Tomorrow never knows 」はよくカラオケで歌っていました。

僕がドラマをふたたび見るようになったのは、今作と同じ井上由美子脚本の「GOOD LUCK!」でした。
その頃の木村さんのイメージを引きずっています。

「HERO」は法廷シーンがほとんどないんですよね。
起訴して終わり。
法廷シーンをしっかり描いているという点で、今、放送されている松本潤さんの「99.9」の方が面白いですね。
返信する

コメントを投稿

推理・サスペンスドラマ」カテゴリの最新記事