7月18日は四国遠征最終日。勝山町付近のスーパーホテルに宿泊していたが、早朝から道後温泉に朝風呂へ行こうと電停まで行ってみるとまだ電車が動いていない。6時から道後温泉の湯に浸かれるということだったので、朝早く起きたのに電車がないのでは話にならない。仕方ないのでタクシーで…とならないのが私である。とりあえず歩いて道後温泉へ向かう。別にタクシー嫌いではないが、困った時は歩くことが非常に多い。30分近く歩いて道後温泉の駅に到着。ここでとりあえず記念撮影。そして坊ちゃんの湯目指して一目散。早朝6時台と言うのに坊ちゃんの湯は盛況だった。さっとカラスの行水並みに湯に浸かり、疲れをとるもくそもなく、坊ちゃんの湯から出て、早速鉄活動へと戻る。つかの間の観光とはまさにこのことであろう。道後温泉を皮切りに伊予鉄撮り潰しの旅を始める。手始めに環状線を撮り潰す。松山駅前行きに乗車する。車両は最新の低床車2100形である。早朝だけに利用者が少なく、快適に撮り潰しを行える。もっとも後ろ被りだったので、逆光になったのが残念なところだ。松山駅前で乗り換えて環状線の旅を続ける。松山駅前からは単線になり、民家の裏を走り抜ける路線で、江ノ電みたいで面白い。乗った電車が松山市駅前行きだったので、そのまま松山市駅前まで行き、続いて本町線撮り潰しのため、南堀端まで行き、本町線電車に乗り換える。本町線は20分ヘッドのためなかなか電車が来ない。道後温泉方面直通ばかりが運転されているが、間に松山市駅前発なども挟んで10分毎の運転にしてほしいところだ。もっとも需要もそれほどないし、単線なので増発は難しいかもしれない。本町6丁目までほぼ貸切状態で、ここから再び環状線で松山駅前へと向かう。大手町付近で電車線とのコラボを撮りたかったが、時間の都合でこれはパスして、慌ただしい伊予鉄撮りつぶしを終える。坊ちゃん列車など見所はまだまだある伊予鉄だが、それらは以前楽しんでいるので、今回は撮り潰しに限定してそそくさと立ち去ることにした。
四条通ぶらぶら歩き。大宮を過ぎて堀川通との交差点を越えて西院を目指します。河原町、烏丸あたりをぶらぶら歩くのとは桁が違い、駅間距離が長いことを歩いて改めて実感。適当に暑いので、まだマシですけど、真夏だったら途中でグロッキーになっていたかも[E:sun][E:coldsweats02]山陰線との交点も高架複線化されて様変わりした感があります。続いて京福電車が四条通を横切るともうそこは西院。四条通を思いっきり横切る京福ですが、踏切はなく、踏切信号で電車とクルマの交差を制御しているようです。もっとも信号は電車が来ない時も赤になっているようで、先の信号との兼ね合いで渋滞して線路にクルマが立ち止まらぬようにもしているようです。西院と言えば、阪急は“さんいん”ですが、京福は“さい”と読ませる。有名な話だが、駅の方も離れており、連絡駅と言う風情ではない。京福があるのでついでに外から見物。京紫と言われる新塗装車は見られませんでしたが、レトロ車などが休んでいる風景を見ることができて、満足して阪急の“さんいん”へと向かいます。
阪急西院は大宮よりも賑やかな駅前の印象。以前からそういう印象をもっていましたが、乗降客の方もこちらの方が上ということで、大宮の特急通過以降、西院の地位は上がってはいないものの、大宮とは同列扱いになってきています。駅周辺は賑やかな半面手狭な印象は拭えません。この辺りはバスターミナルを構える大宮と比べると見劣りします。ここでぶらぶら歩きは終了。駅へと入ります。レトロな印象を受ける地下駅へと向かう途中もレトロなイメージがあり、新しい地下駅では想像できない小さな迷路構造になっています。もっとも近年の地下駅も大深度地下へと下りていくための巨大迷路構造にはなっていますが…。ホームの方も地上からカーブしながら線路が下りてきて、大阪方は線路もホームもカーブして、四条通の下に入るあたりから直線になる独特の構造。西院を通過する特急を動画にて撮影して、四条通のミニトリップを終了しました。
土曜日は嵯峨野線、トロッコ列車と乗り回して、そのあと京都へ戻り、休憩を挟んで、河原町から西院まで四条通をぶらぶら歩いてみました。目的は大宮と西院の両駅の撮影と言うマニアックな動機でしたが、なかなかぶらぶら歩くのも面白いものです。河原町、烏丸は以前ぶらぶら歩いて撮影済みだったので、さらに西へ足を向けてまずは大宮へ。途中四条通りよりもはるかに広い堀川通りと交差。堀川通りの下には何も走ってませんが、ここにLRTを走らせようという話もあります。確かに通りとしては広いので、LRTが走ってもおかしくはありません。ただ、他線との連絡は少々不便で、そのあたりをうまく解消していけばエコの時代を前面に押していけば実現できるのではないかと思います。
大宮は京福電車との連絡駅で、四条通の南側に京福が立派なターミナルを持ち、それと対峙するかのように阪急大宮があります。京福は立派なターミナルながら電車の姿がないこともあってか、駅の中は少々寂しい感じがしました。最近特急通過など勢い落ちが感じられる大宮ですが、大きなバスターミナルもあり、交通の結節点として復活して欲しいものです。 大宮では駅に入らず駅舎のみ撮影。駅構内も駅舎も以前撮影済みですが、ファイルサイズを誤った変換をしたため撮り直しということで、駅構内はまた後日とします。
5月1日にわかやま電鉄を訪問しました。同電鉄開業以来2度目の訪問で、南海時代を含めると3度目になります。前回は06年の開業初年度の6月頃に雨の中訪問しましたが、まだ開業したところで、電車は南海のままでヘッドマークが付くだけ。貴志駅に名物駅長の姿もなしということで、南海時代と何ら変わりない姿だったという印象が残っています。それに比して今回の訪問は変化があったので、それを見に行くという目的があったので、明らかに南海時代からの変化を訪問する前から感じておりました。早速和歌山駅に赴くと白を基調にした鮮やかな塗装のいちご電車と初対面。06年時には改造予定を知らされていたものの姿はまだ見えず、いちご電車のヘッドマークが付いていたのみでしたが、今回は本物のいちご電車を見て乗ることができました。室内は明るい木目調で、外装のいちごの絵ほど内装についてはいちごいちごしていないイメージでした。まぁ改造車なので走りなどは2200系そのもので、特に大きな変わりはなかったです。利用動向は平日昼間にしては和歌山発車時点でそこそこの利用がありましたが、GWの谷間とはいえ、休みの人も多いとあってか観光客らしき人も少しはいました。しかし、ほとんどの利用者が沿線住民の方のようで、大半が伊太祁曽までの各駅で降りていきました。終点の貴志へは明らかにマニアという人と観光客という感じの人ばかりで、終点まで乗る沿線住民の方は少なかったように思います。以前乗った時も同様のことが言え、おそらく掲示板に伊太祁曽以遠はやばいというようなことを書いた記憶があります。確かにパッと見ですが、現状でも伊太祁曽以遠は利用が落ち込むようです。しかし、以前と違い貴志にはお猫様の力があります。マスコミに散々取り上げられ、貴志駅のスターとして和歌山電鉄からも売り込まれているスーパー駅長たまのおかげで貴志まで利用する観光客が増えています。ネコフィーバーは衰えることなく、今春には駅長室まで完成。まさに招き猫の役割を果たすスーパー駅長にも今回初対面となりました。
昼下がりでご飯を食べてうたた寝という時間なのか、スーパー駅長は駅長室でごろ寝。他のネコたちも商店玄関のゲージ内でごろ寝ということで寝姿しか見られませんでした。ノラか飼い猫かわからぬ人懐っこいネコが1匹走り回るだけで、主役たちは裕福になって毎日極楽の生活をしているのかなとも思えます。ネコにとって環境が良いのかどうかはネコの専門家ではないのでわかりませんが、少なくとも駅長室暮らしのたまには少々ストレスを感じることもあるのではないかと思います。なんせ休みの日にはかなりの観光客が訪れているようですからね。観光客も電車に乗って訪れる人ならまだしも、ネコ目当てに車で立ち寄る人もいますから、招き猫の効果もその分半減してしまいます。グッズなどの売り上げでカバーということになるんでしょうが、ネコの寿命を縮めてはそれこそ大損害に成りかねません。損得勘定だけで行くところではありませんが、極端なことを言えばネコを大事にすることがわかやま電鉄の今後の使命なのかもしれません。ある意味伊太祁曽以遠の命運を握っているのはネコたちなのかもしれません。
貴志でネコ見物を終えて、1本見送って次の電車で大池遊園へ。以前も同駅で降りて雨の中撮影を試みていますが、思ったアングルで撮れなかったので再チャレンジ。雑誌などで出てくる貴志行き電車が鉄橋を渡るシーンが撮りたかったのですが、それが撮れるような場所がいつも見当たらない…というか草むらそのものなので行きつけないので、今回も理想とは違うアングルでおもちゃ電車の行き帰りを撮影。まぁ前回よりかはこましな写真になりましたが、次回訪問するときにはぜひとも桜をバックにした画を撮りたいと思います。大池遊園も昔の観光名所という感じで同駅で降りる人はいませんでしたし、大池遊園へ行楽を楽しんでいる人もほとんどいませんでした。桜の時期などには賑わうのでしょうが、招き猫効果をこの辺りにも波及させて、行楽輸送で稼いでいかないと伊太祁曽以遠は厳しいということには変わりありません。引き続き2匹目のネコを狙った施策を考えて欲しいところです。和歌山に戻って、一日乗車券を駅員に見せて、ICACAの簡易改札でタッチしてJRホームへ入場してJRで帰りました(このときの裏話は掲示板に書きました)。そこでふと思いましたが、わかやま電鉄の親会社の両備グループではスルッとKANSAIに加盟し、PITAPAを導入している。岡山電気軌道ではICOCAも相互利用できるようになっているが、わかやま電鉄でもPITAPAを導入できないだろうか?各駅に簡易改札を設けるのは難しいだろうから、電車内にICカードの読み取り機を設置して導入すればよいのではなかろうか。PITAPAを採用する南海とは接続がなく、ICOCAのJR西日本とのつながりが深いが、当然ながらICOCAでも利用できるようにすればメリットは大きいと思われる。喫茶エクスプレス掲示板でも書いたように紀勢支線でもICOCAを導入すれば南海ともつながるし、将来的には同線も含めたLRT路線にすることも検討すればいい。その時には和歌山市内に新規でLRT路線を上下分離方式で造り、車であふれかえる和歌山市内の交通を改善していけばいい。和歌山電鉄や両備グループにこれぐらいのことをやってのけるだけの勢いがあるかどうかはわからないが、少なくとも招き猫頼みだけでは今後は厳しくなると思われる。招き猫を利用してさらに発展していくにはネコを大事にするのはもちろんのこと、次の一手も十二分に考えて打っていく必要があるのではないかと思う。
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メインターミナル