7月20日土曜日。まだ梅雨が明けきっていなかったこの時期すっきりしない天気ながら、雨は降らずに済みました。きのくに線乗り歩きの序章を紀伊田辺以北で終えて、いよいよきのくに線南部へと足を踏み入れました。紀伊田辺で113系から105系に乗り換えです。待ち時間があったので、新装なった紀伊田辺駅舎も見物し、駅の売店で駅弁を調達して兵糧攻めに備えました。
駅舎は完成してましたが、まだ完全にオープンしてませんでした。セブイレモ開店準備が行われていたので、駅舎が新装開業した後は、件の駅弁を購入した売店もセブイレに置き換えとなるのでしょうか。
紀伊田辺から乗車した105系は3扉タイプの105系で、和歌山線で活躍している103系改造の4扉タイプとは異なる仕様です。これに乗って一路新宮方面へと向かいます。途中白浜でバカ停があったので、白浜駅を見物しました。さすがに観光地だけあって駅員はアロハシャツを着用しており、赤ちゃんパンダで人気のアドベンチャーワールドがあるため、パンダの絵やぬいぐるみがあちこちで見られました。
この後は途中バカ停もなく、行き違い待ちを利用してみる予定だった湯川では数分の遅延のため駅舎を見物できませんでした。このため、一気に目的地の紀伊天満まで向かうことになりました。
紀伊天満は1面1線の小さな無人駅で、比較的新しい駅でした。周辺は駅間距離も短いので、近年設置された駅かと調べてみると開業は1912年12月4日と古くからある駅でした。ここでやっと折り返すことになり、紀伊田辺駅から乗り続けてきた105系とはお別れです。
当然ながら折り返し乗る列車も105系でこちらは和歌山線などで活躍している4扉車でした。紀伊天満から古座まで移動しました。
途中下里での行き違い待ちの間に下里駅を見物。289系くろしおと行違いました。
古座で下車して折り返します。1時間に1本あるかどうかといったところの運転本数なので折り返し乗車にも注意が必要です。古座は特急停車駅ですが、特急も運転本数が少ないので、特急を見送ることもなかったですね。
古座は駅前を車が結構行き交っていましたが、それでものんびりしたものでした。駅に観光案内所も併設されていましたが、駅は人が少なく利用者は非常に少ない感じでした。
この後、那智まで移動しました。今度は紀勢線仕様の105系がやって来ました。あまりにも蒸し暑く湿度が高かったため、車内と外の寒暖の差が大きかったようで、デジカメが湿気ってくもってしまいました。
那智駅では小1時間ほど待ち時間があったので、駅前の温泉にでも入ろうかと駅前をウロチョロしているとバス停を発見しました。結構な頻度でバスが運転されており、これを利用すれば、効率よく駅を見て回れそうだったので、バスを活用して紀伊勝浦まで移動しました。
バスに乗って予定よりも早く紀伊勝浦駅までやって来ました。おかげで紀伊勝浦駅周辺を色々見ることができました。バスの活用もありですね。
ちょうど18時02分の和歌山、新大阪方面への最終の特急くろしお36号がやってきたので、駅外の踏切付近で撮影しました。
特急くろしおは日本人にはなかなか利用が減って大変そうですが、熊野古道などの観光でインバウンドの利用はなかなかあるようですね。
紀伊勝浦駅には近くにSLが静態保存されていました。駅外ではたどりつけなかったのですが、1番線からSLの姿を見ることができました。
紀伊勝浦からは当駅始発の普通に乗って宿を取っていた新宮まで移動しました。1番線発着の普通はこの電車だけみたいで、他は特急南紀の折り返しに使われているようです。